今年も作付け完了・・・

 北海道もようやく野菜の作付けが出来る時期になってきました。

 そして、今年も需要と供給を崩す、あいつが・・・


 前に家庭菜園について需要と供給のことを書きましたが、供給バランスを一気に崩す一番の強者があります。

 

 それは、驚異の成長力!”ズッキーニ”です。


 そもそもは、僕が作ってみたらと言い出したんです。

 なぜズッキーニ推ししたかというと、トマトもナスもジャガイモもあるんだから、あとはズッキーニでもあれば、すぐにラタトゥイユ作れるという食材としての必要性。

 だって、ズッキーニって買うと結構高いですからね。


 そんなわけで、失敗することも考えて、ふた株分苗を買って作ってみたのが始まり。

 野菜作りの師匠は妻の父で、大概の野菜は作ったことがある、まさに師匠。

 そんな義父を


『なんだこれ?』


と言わしめる、西洋野菜です。


 みなさん(誰に向かって言ってる?)ズッキーニって南瓜かぼちゃの仲間だって知ってましたか?

 見た目からすると、キュウリの仲間のようにも見えますが、その葉や花を見ると南瓜ソックリなんですよ。

 そんなズッキーニですが、うちの畑と相性が良いのか、そもそも育てやすいのか、毎年たくさんの実を付けてくれます。


 そう、ほんとうにたくさんの・・・


 普通の野菜と同じで、花が付きその下の部分が膨らんで、あのズッキーニとなるわけですが、そうですねぇ、一般的に映えたりお店に並んでたりするズッキーニの実は、だいたい20cm前後のものが多いと思います。

 流石に10cmくらいだと、もう少し大きくなってから収穫しようと思うのは、南瓜のような可愛らしい黄色い花が、まだ実の先に付いてるからなのかもしれません。

 あっ、そういえば、ズッキーニの花は食べれるんですよ!(食べたこと無いですが)

 もう少し大きくなってから収穫しようと思うと、共働きで平日畑に行けない夫婦としては、次の週の週末まで様子を見れない訳ですが、次の週に行くと


『うぉっ!』


と声が出るほど超巨大になってたりします(ほんと!)


 そうですね、大きさを例えるなら大きくて太い大根くらいか、それ以上か・・・


 さて、一般サイズのズッキーニですが、切ると分かると思いますが、中にはタネも無くパッと見芋のような感じですが、この超巨大サイズになるとシッカリ種と綿の部分が存在します。やはり南瓜の仲間なんですねー。

 そこまで大きくなると、煮物にした場合実が柔らかすぎて溶けたり、べちゃべちゃな感じになってしまい、カレーやラタトゥイユだといまいちズッキーニの食感を楽しめなくなります。

 かといって、そのまま収穫せずに土に戻すのは勿体ない。

 それに何と言っても、次々と実を付けて行くので一所懸命食べなくては破綻します(笑)

 この巨大ズッキーニを食べるために、去年から導入した料理が、”エビとズッキーニのニンニクバター炒め”です。


 巨大化したズッキーニは、皮が厚く実が柔らかいため、余計に皮の食感が目立つので、ピーラーでストライプ上に半分ほど皮を剥きます。

 縦に真っ二つに切ったら、カレースプーンで綿の部分を取ります。

 あとは1cmくらいの厚さで一口大の大きさに切り、プライパンにバターと粗みじんにしたニンニク(大量に入れた方が美味しいです)、殻を取ったエビ(なんでも良いと思いますが、バナメイエビか大きさも値段も手ごろなのでよく使ってます。

 炒めながら塩コショウで味を調えたら完成です。

 あっという間にできるので、去年はやたら作りましたねぇ。


 今年も夏には、ズッキーニの成長と消費の戦いが繰り広げられるのは間違いないでしょう。

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