困った時の野菜スープ

 妻に変わり炊事担当になって20余年。

 僕だって、献立考えるの面倒になるときだってあります。

 そんなとき、良く使う手が『野菜スープ』です。


 カレーやシチューと余り変わらないんじゃないかと思う人も居るかも知れませんが、2人とも歳なんですって。

 カレーもとろみを付けるたためにFPで野菜をみじん切りにしたりしてるのは、たくさん食べると”胸焼け”するからです、はい。


 それに比べると野菜スープはとっても優しいので、朝からでも気にしないで食べれるわけです。

 ただし、妻はこの野菜スープにはご飯ではなくパンが良いそうで、事前にパンを用意しておく必要があるわけですが・・・。


 僕はダイエットしてることもあり、この野菜スープにオートミールを入れ、リゾットのようにして食べるるのが、最近のお気に入りです。

 ちなみに、オートミールとは燕麦の加工品のことで、決して『自動的なオート食事ミール』ではないですよ(笑)

 このオートミールって、基本素材の味が無いんで、乾燥から戻っていくときに取り込む水分、この場合はスープの味に染まります。

 腹持ちも良くて、お通じも良くなり、さらには低カロリーという、ダイエットにはもってこいの食品ですが、そのまま食べることが出来ない(出来なくもないけど味が無いし、顎が疲れます)訳でも無いのですが、やはり何らかの手を加えることが必要なので、あまり人気が無いのかも知れません。


 そんな僕が作る野菜スープの作り方は凄く簡単です。

 材料は、ジャガイモ・玉ねぎ・ニンジン・キャベツ・ウインナー・ニンニク・塩・コショウ・コンソメで、野菜とウインナーは適当な大きさに切り、ニンニクは2~3カケ丸ごと入れます。

 あとは材料を全部圧力鍋にいれ水を被るくらい入れたら、高圧20分+圧力が下がるまで放置で完成です。

 この料理で一番面倒なのが、ジャガイモの皮むきくらいの超簡単料理です。

 材料を多めに入れることによって、スープだけでもお腹の足しになる感じで作ります。

 塩は薄かったら後からでも足せば調整は効くので、気持ち薄味にしておくと良いですね。

 味付けは塩コショウ、それとコンソメだけですが、野菜とウインナーからも出汁がたくさん出るので、圧力鍋の圧力が上がってくると、台所に凄く良い匂いが漂って来ます。

 妻ですから


『あっ!野菜スープの匂いがする!お腹が減ってくる』


って言うくらいですから。


 あ、高圧で煮込むことになるので、ジャガイモはかなり煮崩れしますし、キャベツ・玉ねぎもすぐに崩れるくらい柔らかくなり、ニンニクも鍋をかき回してるうちに、キャベツや玉ねぎの崩れたものと、見分けがつかなくなります。

 ウインナーは安いもので十分で、うちの定番はニチロのお徳用650g入りを良く使います。

 ウインナーは、1本を3つくらいに切って入れますが、どのような形で入れたにせよ、圧力により爆破されます。

 爆破と言っても、”ボン”とか音は出ませんが、皮が弾けてひっくり返るというか、うーん・・・表現が難しいなぁ。食べたこと無いけど、ハモ(魚のね)を骨切りしてお湯に入れると、クルンってなる感じかな。

 ウインナのお肉の部分が爆破されるようにひっくり返ることにより、ウインナーの旨味がスープに広がるので、見た目を気にしたら負けですよ。


 このスープは季節に合わせて具材を変えることで、色んなバリエーションが作れるのも良いところです。

 畑に夏野菜が出来てきたときには、トマトやズッキーニ・ナス・ピーマンなどなど。

 でもピーマンは色味が変わっちゃうんで、見た目気にする人は入れない方がいいかも知れませんね。


 おっ!なんか男の料理エッセイみたいな感じになったような気がする(笑)

 

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