おもてなし
10連休、義理の弟が奥さんと共に妻の実家に来てるというので、妻の家族とともにお食事会。
といっても、どこかで食べてくるのではなく、いつも実家で晩御飯を食べお酒を飲むくらいですが。
そんなとき、妻が
「このまえ畑に活けてあったジャガイモあるから、サラダでも作って行こうかな?」
と、珍しい発言。
どうして、ポテトサラダなんか作ろうと思ったか聞くと、いつも近くのスーパーで買ったお寿司とかだから、たまには別のものを思ったらしいです。
ちょうどお食事会の当日の午前中、僕は友達に誘われ今年2回目の山菜採りに行ってきていて、行者ニンニク(北海道ではアイヌネギといいます)が大量に採れたので、卵とじでも作ろうかと提案しましたが、作って持って行くようなものでもないし、妻の実家とはいえ妻自身も実家の台所の勝手がわからないから辞めた方がいいよと言われました。
そうなると、朝とってきたアイヌネギを醤油漬けにしたとしても、味が染みるのに2~3日は掛かることから
「すぐ出来るとなると、おひたしかな?」
となり、醤油くらいはあるだろうし、途中で酢味噌でも買って行けば良いかとなりました。まぁ酢味噌くらい自分で作れるんですが、たまたま味噌を切らしてたので、時間を掛けずに出来ると言うことで。
「こんなことなら、醤油漬け事前に作っておけば良かったね?」
「うん、でもアイヌネギとか癖があるから、食べるとは思ってなかったんだよね」
「まぁ、今回は仕方がないから、来年はたくさん用意しておこう」
「あっ!そういえば、このまえの山菜採りのときに作った餃子持って行こうか?」
この1週間前にも同じ山に山菜採りに行って、200個のアイヌネギ入り餃子を2人で100個づつ作って冷凍にしておいたものがありました。
ひき肉とアイヌネギだけのシンプルなものですが、アイヌネギの味と香りが美味しい餃子です。
「それ、いいかも!2人ともビール好きだし合いそうだね」
「うん、まだたくさんあるから持って行って向こうで焼こう!」
「ちょっとまて!」
「ん?」
「そういや、2人が今住んでいるところは・・・」
「あ・・・宇都宮の人に餃子を食べさせることになるね・・・」
「うむ、まぁ酒のアテと言うことで、無いよりはいいだろう」
そんなわけで、いつもは宇都宮から餃子を送ってもらっているにも関わらず、手作り餃子を持って行くことになりました(笑)
さっそく台所を借りて餃子を焼いて
「餃子の町の人に餃子出すってどうかと思ったんだけど、アイヌネギ入り餃子なんで食べてみて」
結果から言うと、40個ほど持って行った餃子があっという間になくなり、もっと持ってくれば良かったと後悔することに。
それと、結構な量を作っていた妻のポテトサラダも綺麗に売り切れ。
北海道っぽい料理を食べてもらうことが出来て、僕も妻もちょっと嬉しい食事会となりました。
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