それじゃ妻はなに(rya

 このエッセイ(と呼べるのか?単なるブログのような感じだけど)を読んでる人は、すべての炊事を旦那がやってると思われるかも知れませんが、そんなことはありません。

 ひとつ前の話にも書いたように、茶碗洗いは妻がやったくれます。

 それ以外にも、お米を研いでご飯を炊くとか、流し台やガス台を綺麗にしてくれたり、減った調味料を大きな容器から足してくれたりします。


 料理だってするものがあるんですよ!


 豚汁は妻が作ります。

 理由は良く分かりませんが、たぶん自分が食べたいからだと思います。

 そうそう、北海道ではこの豚汁の芋論争があって、ジャガイモorサツマイモのどちらを入れるかは家庭によって二分します。


 妻の家では、ずっとジャガイモオンリーだったそうで、元々味噌汁がそんなに好きじゃなかった上、ジャガイモも味噌汁には合わないと感じていたらしく、妻が炊事をしていたとき、豚汁も出てくることはありませんでした。

 ある日二人で買い物途中にサツマイモの安売りが目に入り


「たまには豚汁とか良いよね」

「私そんなに得意じゃないけど、食べたいなら作ったら?」

「それじゃ、この安売りのサツマイモも買って、と・・・」

「え?なんで?豚汁にサツマイモ?」

「うん、うちは子供のころから豚汁にはサツマイモの家だったから」


 帰宅後、さっそく豚汁づくり。

 ゴボウの皮を包丁乗せで軽くそぎ落としににし、蒟蒻は手で千切り、サツマイモは一口大の乱切り、、、まぁ普通の手順で作り上げる。

 こだわりは完成した豚汁に、長ネギの輪切りを大量に入れるくらいかなぁ。


 甘いサツマイモが入った豚汁を、恐る恐るすする妻。


「え?サツマイモ美味しい!昔からサツマイモだったら食べれたのに」


 そんなわけで、なぜかそれ以降豚汁は妻が作るようになりました。

 かぼちゃの味噌汁が好きだから、感覚的には同じなのかな?


 あ、あと、年末だけに作る「うま煮」も、から出汁をとって、妻が半日かかって作り上げますよ。


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