相容れないもの

 僕は基本的にピータンと以外は苦手なものは無いです。

 苦手と言っても食べれない訳じゃなくて、好んで食べようとはしない程度ですが。

 妻は前にも書いたように、柔らかい鶏の皮ほか魚の皮、レバーが苦手です。


 でも、女性って鉄分が不足してる人が多いし妻も例外では無いため、何とか食事で鉄分を捕ってもらいたいんだけど、なかなか難しい・・・

 レバーは鉄分豊富だけど、あの苦みとか臭いが気になる人が多いみたいなので、僕が子供のころから食べているレバー料理を作ってみました。


 使うレバーは鶏のレバー。

 牛や豚のものより癖が一番無いと思っているし、そもそもこの料理は鶏レバーで食べていたので丁度良いと思いました。


 材料は鶏レバーのほか玉ねぎだけ、調味料も塩・コショウ・カレー粉のみと簡単なので、料理苦手な人でも簡単に出来ると思います。

 まずは熱したプライパンに軽く油を引き、鶏レバーと炒めます。

 鶏レバーはお店にもよりますが、左右のレバーがくっついてることもあるので、1つづつにばらします。

 鶏レバー自体は大きくないし、だいたい一口サイズなのでレバー自体に包丁を入れることはありません。

 レバーに火が通ってきたら、繊維に沿って5mm程度に薄切りにした玉ねぎも入れ炒めます。

 玉ねぎが透き通ってきたら、塩・コショウで味を調えます。

 最後にカレー粉を小さじ1杯ほどふりかけ、全体的にカレー粉がなじめば完成です。

 ご飯にもパンにも合いますし、ビール好きの方にも良いおつまみになると思います。

 が・・・それでも妻は食べれません。


「体には良いこと分かってるんだけど・・・どうしても無理」


 ま、苦手なものを無理やり食べても楽しく無いだろうから、こちらも無理には食べさせません。


 そんな妻がたまに食べるもので、僕が受け入れなられないものに、があります。

 炊いてから冷蔵庫に2日ほどおかれた、少し固くなったご飯に牛乳を掛けるだけのシンプルなものですが、最初見たときはオートミールでも食べてるのかと思いました。

 あ、いや、牛乳は好きですよ、もちろんご飯もね。

 ただ、この2つをダイレクトに組み合わせるという発想が無かったというか・・・


 妻はこの牛乳かけご飯を初めて見たときに僕の表情から、それ以降僕に見られないように食べているようです。

 まぁ炭水化物と一緒にカルシウムとタンパク質、脂質もとれる訳だから、あるいみパーフェクトな食べ物かもしれませんが・・・

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