普通は、描かれない一人一人の大名、武将、豪族。寺社、商人、公卿の事まで、細かく描かれていて、日本の歴史に大変興味を持ちました。読み直し三回目です。(聴いてるけど)
前世における自身の行動を検証評価した上で現世に活かす手法を取っています。織田家重臣としての立場を確立していますが家庭に入れば入り婿状態(嫡男なので血縁者ですが)。仕事における有能ぶりと家庭におけるやられっぷりの対比が何とも言えない面白さを出しています。
池田さんのニャー語は勿論、一部の武将がTSされてたり、劇中チョークスリーパーが炸裂したりと……随所に散りばめられたコメディも面白いのですが、その実、思い切った歴史改変や、味方からさえ【えげつない】連呼される池田さんの策略、戦略こそが見物だったりします。織田信長や秀吉が主人公、せっかく逆行転生したのに、大筋では史実トレース……みたいな作品を読み飽きた方には、特にオススメです。