第13話 茶缶の隅に残った砕けた茶葉
ある友人からの質問で、紅茶を茶葉で淹れるようになると、入っていた缶の隅に『砕けた茶葉』が残ってしまい、それをどうにか利用できないか? と質問されました。今回はこれについてお話しようと思います。
一応の注意書きとして、「紅茶を茶葉から淹れる人向き」のお話です。もちろんティーバッグで淹れる方々にも読んで得になる事も明記して行きますので、宜しくお願い致します。
まず『茶缶の底に残った砕けた茶葉』についてですが、淹れて飲むには不向きです。茶葉が砕けると、その分の表面積が増えますので、余計な渋味・苦味が出てしまいます。また茶葉の大きさが不揃いなため、各茶葉の紅茶成分の出方が違ってきます。なので、ちゃんとした味わいにならない事が多々あります。
ですので、思いきって捨ててしまう事も考慮に入れておいて下さい。
「他に使い道は無いの?」と問われれば、「クッキーなどの焼き菓子の生地に混ぜる」という方法もあります。紅茶の有効成分を美味しく摂取したい場合は、この方法がオススメかと。
しかし、ある程度の量が必要になりますので、それならばティーバッグの袋を切って中身の砕けた茶葉を出して、それを使った方が早くて安価ではあります。こういったスイーツに利用するのに、ティーバッグの中身が重宝される事も多々あります。
それとお話は少し変わってしまいますが、関連するお話をひとつ。
紅茶を購入する際に、手持ち無沙汰で、袋に入った紅茶を指で揉んだり、缶に入った紅茶を乱暴に揺さぶったり、そうされる方々をたまに見かけます。
こういった事をなさると、大きい茶葉の場合は茶葉が砕けてしまい、不揃いになって味が均一でなくなってしまいます。そうなると、美味しく淹れるのが難しくなってしまいますね。
是非大切に扱ってあげて下さい。
そんな感じですので、思いきって捨ててしまうか、蒸らし時間1分ほどでサッと薄めに抽出するか、焼き菓子の生地に混ぜるか。そんな所くらいしか使い道はありませんね。
勿体無いとは思いますが、美味しい紅茶のためと割りきって、廃棄or使用をお願い致します。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます