第5話 紅茶とカクテル

 以前に、ある宴会にてカクテルを作っていた時の事。「紅茶でカクテルを作れないか?」と所望されましたので、今回は色々なアイデアや既存のレシピを紐解いて行こうと思います。


 意外と、紅茶とお酒の取り合わせは、相性が良いのですよ。では、上げられるだけのカクテルの種類を上げて行きます。






●ダージリンにカルヴァドス

 ド定番な取り合わせになりますね。ダージリンのフルーティーな香りに合わせて、リンゴのブランデーである『カルヴァドス』を入れるのは、紅茶好きならご存じかと。ナイトキャップにもよく飲まれますしね。

 レシピは、ダージリンを普通に淹れてカップに注ぎ、そこにティースプーン1杯のカルヴァドスを垂らす、というもの。香りが引き立ちます。


●ラプサンスーチョンにスコッチウイスキー

 こちらはあまり知られていないかも。正露丸のような燻製香を持つ紅茶『ラプサンスーチョン』に、ピートや樽の香りを持つスモーキーな『スコッチウイスキー』を合わせる、というもの。どちらも煙い香りなので、相性は良いかと。

 レシピは、ラプサンスーチョンを普通に淹れてカップに注ぎ、ティースプーン1杯のスコッチウイスキーを垂らす、というもの。香りがキツイので、好みが別れるかも。

 

●レモンティーにコアントロー

 こちらも定番。『ドライベンガルタイガー』や『ロイヤルベンガルタイガー』などのカクテルとして、知っている人は知っているものになります。

 レシピは、ニルギリやキャンディなどの渋みの少ない紅茶をアイスティーに仕立て、レモンの銀杏切りを数枚と氷をたっぷりとグラスに入れ、コアントローを10ccほど入れてアイスティーでフルアップする、というもの。甘さはお好みでシロップを追加。

 レモンの爽やかな酸っぱさと紅茶の風味、コアントローの柑橘系の香りが相まって、大人のレモンティーになります。

 

●アイスティーに少しずつのジュースを混ぜて、シンデレラ風に

 カクテル『シンデレラ』のように、三種類ほどのジュースをシェーカーでしっかり混ぜ合わせ、グラスに注いだらアイスティーでフルアップ。使うアイスティーは、ニルギリやキャンディ・ディンブラでも良いですね。

 ジュースは、定番のオレンジ・レモン・パイナップルでも良いですが、リンゴやココナッツも良いかと。かなりバリエーションの幅の広いカクテルになります。


●紅茶アレクサンダー

 紅茶はアッサムなどの渋みの強い紅茶を使用し、かなり濃い目に淹れます。そこにミルクとカカオリキュールを加えてシェイク。

 出来上がるのは、カカオの香りのするアイスミルクティーになります。ミルクを生クリームに変えても良いですが、少し少な目にした方が良いかも。

 レシピは、紅茶1/2に、ミルク1/4とカカオリキュール1/4、という配分でしょうか。そこはお好みで。





 他にも色々とカクテルレシピはあるとは思いますが、まずはここまでで。


 こちらの紅茶カクテルは、また別の機会にご提供しようと思います。もし同席される方がおられましたら、是非お召し上がりを。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る