船艇:レーヴェンツァーン級戦闘艇

レーヴェンツァーン級戦闘艇...'Löwenzahn'class_Fighting_Boat


全長(奥行き):25m

     全幅:17.5m

     全高:20m

     重量:1,875t(満載排水量)

   装甲材質:霊力充填型装甲(積層構造)

    動力源:霊力 / 法術

   推進機関:法術式推進装置

     船タイプ:戦闘型・輸送型



 概要


 レーベ級輸送船の亜種。

 灰色に白と水色の迷彩塗装。

 目的は輸送用ではなく、戦闘型。レーベ級輸送船以上の速度と搭載した鋼鉄人形により、近距離での攻撃を想定している。

 ただし装甲と搭載能力が犠牲となった。また、攻撃力は鋼鉄人形の武器に依存する。


 法術による推進能力を有するが、霊力蓄積型反応炉を2基(ゼスティアーゼと同じもの)を内部に有している為、ある程度の自立行動が可能である。加えて、搭載する鋼鉄人形の霊力によって稼働するシステムである(その為、4機搭載しての運用が前提)。

 これらの事情により、搭乗員一名当たりの霊力消費が分散される。

 最低1名の法術士が必要ではあるものの、あまり高い霊力を要求されない。


 鋼鉄人形の搭載可能数は4機。搭載用スペースは、リナリア・シュヴァルツリッターなどの「新型機」を想定している(ただし搭載可能な人形は、種別を問わない。が、戦闘機のように運用するのを想定している以上、搭載される人形は必然的に「新型機」となる)。


 装備としては、解放式格納スペースを搭載している。

 解放式格納スペースは、鋼鉄人形を「半固定砲台」とする為の装備(格納した人形達から、携行装備で攻撃してもらう)。



 武装・装備


・30mmCIWS(実弾)×3


 近接防空システム。

 左舷、右舷に1基ずつ、船首に1基配置されている。

 連射速度は4,000発/分。


・ミサイルポッド×20


 近接防空システム。

 ポッド1つにつき、搭載しているミサイルは1つ。

 左舷、右舷にそれぞれ10のポッドが配置されている。


・1.5inch(38.1mm)連装砲×1


 主砲。2連装。

 敵の船艇(艦艇)を直接攻撃するのに用いる。


・法術式推進装置(改良型)×2


 法術を用いた推進装置。

 生み出される最高速度は、マッハ0.8(979.2km/時)と、遅め……と表記したいが、アルマグレイズ級輸送船と比較すると効率が上昇している。


・解放式格納スペース×4


 鋼鉄人形を格納するブロック。

「解放式」とあるのは、舷側装甲がシャッター状に展開し、直接外部と接続するシステム故である。

 鋼鉄人形の搭載する火砲により、支援砲撃をしてもらう為の機構。

 なお、緊急時を除き、投下は想定していない(鋼鉄人形すら、動力源として組み込む運用を想定されている為)。


・脱出用小型艇×1


 乗員が脱出する為の小型艇。

 乗員は1艘につき50名。

 ちなみに、この船の乗組員は最大50名。



 ノイベルトの独り言


 さて、船艇の技術も発展しつつあるな。


 こいつは省エネかつ高機動力であるのを想定したシロモノだ。

 それでいて、推進装置はレーベ級輸送船と同等である。


 つまり、「軽量化によって相対的に速度が上昇した」という要素も、幾分か含まれる結果となった。


 今は訓練のみで用いられているが……実用化の暁には、相応の戦果を出すだろうな。

 ただ、装甲が薄いのがネックだ。

 頼むから、ベテランが扱ってくれよ……。



 メタ視点


 はい。

「簡易量産型のカスタムモデル」という枠組みのシロモノが出来上がりました。


 え、「レーベ級よりもたかが125t軽くなっただけで、マッハ0.8って速度が上がり過ぎだろ」って?

 チッチッチッ(指を振る)。霊力搭載量と出力が増加した故の結果ですよ、これは。


 何しろ、鋼鉄人形はのですから。

 文字通りの「一体化」ですね。


 これによって、船艇に用いる霊力が増えているのですよ。

 でなければ、いいとこマッハ0.6(734.4km/時)でしょうね。


 長くなる前に打ち切りましょう。

 今回はここまで!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る