機体:リナリア・ヘラクレス
リナリア・ヘラクレス...Linaria_Hercules
頭頂高:14.5m
全高:15.5m
重量:67.5t
装甲材質:霊力充填型装甲
動力源:霊力
機体
世代:第7.5世代
概要
セルデラス・アルマ・ウェーバー専用リナリア。乗員1名。
カラーリングは紫。
外見は「顔部分だけ」リナリアだが、全体的に大型化している。
更に重装甲化されており、並の攻撃を完全に受け付けない(障壁が無い状態での話である)。
こちらはリナリア・ルメールと違い、冗談抜きで大型化かつ重装甲である。
外見は「巨大化したリナリアに、王冠状の飾り(“頭髪”または“ライオンのたてがみ”を模している)」を付けたものである。
ロック機構により、「セルデラス・アルマ・ウェーバー本人」または「彼の血を引く者」でなくては扱えない。
カスタマイズの過程で、ノイベルトにより異常強化された筋肉や靭帯を用いている為、単純な膂力や瞬発力はリナリア・シュヴァルツリッター以上。霊力蓄積型反応炉は専用のものを4基搭載している。出力は、リナリア・ゼスティアーゼ5.5機に相当する。
ただしこれでもなお、リナリア・バーンスタインには格闘能力で劣る。“コンペイトウ”を投擲しても、精々鋼鉄人形を十数機貫通するのが限界(それでも十分規格外だが)。
動力源となる霊力は、パイロットの霊力量に依存する。
霊力は本体装甲や盾に纏わせて防御力を底上げしたり、近接武器に纏わせて攻撃力を底上げするのにも用いられる。
加えて、霊力によるテレポート能力も健在。後述の装備と併用し、一瞬で空中に移行することもまた然り。
視界は外部カメラ(ツインアイスタイル。ただしカメラアイが細長く、鋭い眼光となっている)による「全天周モニター」方式、または「網膜投影」方式を行う。
「全天周モニター」方式は、『広域的に戦況を確保出来る』代わりに、『視界が集中しない(必要の無いものまで目に入ってしまう)』欠点がある。
「網膜投影」方式は、『敵機に視界を集中出来る』代わりに、『見失ったときに探すのが困難になる』・『メインカメラを破壊されると(サブカメラの視界に切り替えるまでの)タイムラグが生じる』・『機体の首が連動して動き、敵に視線を悟られてしまう(デフォルト設定。調節すれば解除可能)』という欠点がある。
上記二つは、パイロットが必要に応じて切り替える。
なお、コクピットは球体状で、機体の姿勢に関わらずパイロットの体勢が一定になる構造である(パイロットの足元に重量増加の物質があり、更にコクピット自体が回転する構造であるため)。
表面には、純銀製の厚みのある層が張り巡らされている(落雷に代表される電撃から、パイロットを守るため)。
機体のところどころに発光部位があり、赤い光を放射している。
格闘戦を主体とする機体。
圧倒的な大出力にものを言わせ、敵機を押し潰すタイプだが、意外にも密集戦や乱戦への適応率は高め。
武装・装備
(標準装備)
・巨大ハルバード×1
リナリア・ヘラクレスを象徴する武装。
全長20m、槍部分5m、斧部分(刃の長さ)3.25m、かぎづめ部分(穂から飛び出した長さ)1.25mとなっている。
桁違いの膂力でもって敵機を破壊する、正攻法的な武装。
なお、槍の根本から霊力のビームを発射可能。
威力も連射速度も高く、弾幕だけで敵中隊を一掃しかねない性能を有する。
本機デフォルトの
●シュルター・シルト×2
肩部に搭載されたシールド。全長6m。
内蔵機構で位置を調節可能。
一見すると、マント(後述)を固定するパーツ兼肩のプロテクターにしか見えない。ちなみに正式な固定具は、本武装の下に存在する。
本武装の真価は、内蔵機構を限界まで稼働させた後、本機の
本機の
この巨大な手でもって、前述のハルバードを操るのである。
また、本武装による巨大な手は自由自在に展開可能。
この為、
・「敵機に突き刺してから展開し、内側から機体を引き裂く」
・「敵機を直接握り潰す」
・「敵機を殴り飛ばす、または打撃で陥没させる」
といった、「見せしめ」のような攻撃も可能である(ただし搭乗者であるセルデラスの性格から、恐らくほぼ実行されない攻撃パターンである。この残虐な攻撃方法
を想定しているのは、ドクター・ノイベルト)。
加えて、計12基(5本の指+手甲部分の6箇所が2つ存在する為)の霊力発射機構から、霊力をビーム状に射出する。速度と威力はハルバードのものと同様。
更に奥の手として、指10本を分離可能。“撃ちっ放しミサイル”式の誘導で敵に飛翔させ、命中させる。ただし炸裂はしない。
ちなみに、指が残っていようが分離済みであろうが、単に盾(兼打撃武器)としての使用も可能である。
・真紅の外套×1
表裏両面ともに真紅のマント。伸縮自在で、機体全体を覆うことが可能。また再生能力を有する為、破れても短時間で元に戻る。
各種武装の隠匿にも用いる。
実は霊力・電波の吸収能力を有しており、飛翔によって消費した霊力の一部を還元出来る。同時に、敵機に対する電子的ステルス効果も期待出来る。
・障壁
機体全体を包み込むように発生する、霊力の障壁。
リナリア・ヘラクレスには「霊力を纏わせて防御力を底上げする」という機能が付いているが、搭乗者(セルデラス)防衛の目的で追加された機能。
あらゆる距離の攻撃を無効化するが、霊力か耐久度が限界を迎えると使用不可になる。
しかし搭乗者の霊力は膨大であるため、そう簡単には突破不可能である。
・翼型ブースター×1
背面に装備するブースター。リナリア・シュヴァルツリッター同様、「翼状のプレートに、やや小さめのブースターが4つ」という構造。
翼部分には、追加装備を固定するマウントが2つ存在する。なお、こちらの翼は積層構造やハニカム構造を採用しているので、耐久性が強化されている。
結果、口径が127mmまでの火砲であるならば、翼に固定したまま砲撃を可能とする。
飛翔時には白く輝く噴射炎が出る。
最大速度はマッハ4.5(5,508km/時)だが、意外にも小回りが効く。
・腰部円盤型武装固定マウント×1
臀部に存在する、「巨大ハルバード」固定用の装備。使用しない時には、この装備に固定する。
こちらは、180度だけ(地面と垂直な方向から、左右にそれぞれ90度ずつ)回転する。
(追加装備)※この中から2門選択する。
・30mmサブマシンガン
(弾数300発、弾種
・76.2mm速射砲
(弾数35発、弾種
・120mm滑腔砲
(弾数10発、弾種
・47mm速射砲
(弾数25発、弾種
・120㎜ロケットランチャ―
(弾数9発、弾種
・12.7㎜連装機銃(デフォルトでは右肩内部への内蔵兵器。取り外し可能)
(弾数500発×2、弾種
・47mm胸部速射砲(デフォルトでは内蔵兵器。取り外し可能)
(弾数25発、弾種自由)
・12.7mm肩部機関銃(デフォルトでは内蔵兵器。取り外し可能)
(弾数500発×2、弾種自由)
ノイベルトの独り言
セルデラス殿下直々の申し出とは恐れ入る。
だが、要望には応えた。巨大化、重装甲化、そして大出力などでもって敵を圧倒する性能……応えてみせた。
まさにヘラクレスなる存在に相応しい性能であろう。
フハハハハハ……!
メタ視点
さて、巨大化と桁違いの出力(膂力)により、まさにヘラクレスに相応しい性能に致しました。
機体のカラーリングも、知る人なら知っている配色に致しました。
まさに「化け物」でしょう。ただ、リナリア・バーンスタインのインパクトが強すぎて、本機が霞みかねませんが。
ちなみに、追加装備の弾数を増加しております。
その他諸々のパワーアップにより、帝国内ではアルマガルムを除いて最重量の機体と化しました。
本機は総司令機としてよりも、図体と凶悪な面構えでの威圧を目的としておりますから、どちらかと言えば前線指揮官向けなのですが……まあ、そこはドクター・ノイベルトのこだわりという事で、ここは一つ。
では、次こそ「リナリア改」……もとい近代化改修済み機体の、「リナリア・ウェーバー」と行きましょう!
ちなみに、R18方面に振り切った機能を一つ持たせております。え、どういう意味かって? そうですね、それについてのヒントは……
「リナリア・シュヴァルツリッターの存在する世界では、ネーゼは違った結末を迎えております」
となりますね。
では、今回はここまで!
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