（暗黒星雲様のファンによる作品）とあるマッドサイエンティストにインタビューした結果

機体：ゼクシウス

ゼクシウス...Zexius

　頭頂高：11.0m

　　全高：12.9m

　　重量：39.5t

装甲材質：霊力充填型装甲

　動力源：霊力

　機体型（タイプ）：戦闘型・少数生産機

　　世代：第7.5世代

　概要

　黄金の機体。数十機程度生産の予定（皇帝警護親衛隊の人員次第）。乗員１名。

　ゼスティアーゼの改修機であるが、皇帝警護親衛隊用に特別に調整されている。その結果、ゼスティアーゼどころかゼルギルディアすら上回る性能と化した。

　霊力蓄積型反応炉の搭載量は２基。当然、ゼルギルディアの２倍の出力を有する。

　また、機体ごとに認証機構を備えている為、皇帝警護親衛隊の隊員しか起動不可能である（ただし誰がどの機体に搭乗しても、正しく認証してくれる。くれるのだが、隊員ごとの操縦のクセは機体に残る為、実質１機１機が専用機同然である）。

　素の腕力や膂力はゼスティアーゼに依存する為、非常に高い。加えて、霊力によるテレポート能力も健在。後述の装備と併用し、一瞬で空中に移行することもまた然り。

　動力源となる霊力は、パイロットの霊力量に依存する。

　霊力は本体装甲や盾に纏わせて防御力を底上げしたり、近接武器に纏わせて攻撃力を底上げするのにも用いられる。

　視界は外部カメラ（ツインアイに細めのバイザーを被せたスタイル）による「全天周モニター」方式、または「網膜投影」方式を行う。

　「全天周モニター」方式は、『広域的に戦況を確保出来る』代わりに、『視界が集中しない（必要の無いものまで目に入ってしまう）』欠点がある。

　「網膜投影」方式は、『敵機に視界を集中出来る』代わりに、『見失ったときに探すのが困難になる』・『メインカメラを破壊されると（サブカメラの視界に切り替えるまでの）タイムラグが生じる』・『機体の首が連動して動き、敵に視線を悟られてしまう（デフォルト設定。調節すれば解除可能）』という欠点がある。

　上記二つは、パイロットが必要に応じて切り替える。

　なお、コクピットは球体状で、機体の姿勢に関わらずパイロットの体勢が一定になる構造である（パイロットの足元に重量増加の物質があり、更にコクピット自体が回転する構造であるため）。単座ではあるが、やや広めのスペースになっている。

　表面には、純銀製の厚みのある層が張り巡らされている（落雷に代表される電撃から、パイロットを守るため）。

　機体のところどころに発光部位があり、青い光を放射している。

　主兵装は大剣と大盾のみだが、剣先から発するビームや、霊力の拡散による広範囲攻撃を持つ。

　霊力の持続時間が長く（ただし操縦士（ドールマスター）に要求される、霊力の下限はある。一定値を下回ると搭乗不可）、単独での継戦能力が高い。

　遠近共に隙の無いスペックであり、機動力も圧倒的に高い。

　戦闘スタイルは搭乗者の戦い方に準じるが、機体は接近戦主体。

武装・装備

（標準装備）

・大剣×1

　無骨な外見の大剣。全長10.0m、刃渡り8.05mである。

　刀身が肉厚なため、攻撃だけでなく防御にも使用可能である。

　更に剣先からビームを発することが出来るため、ランチャーとしても使用可能である。連射速度は遅いが、一発の威力は高め。

　リナリア・シュヴァルツリッターの大剣のダウングレード版である。

・可変式大盾×1

　全高11.0m、装甲厚275mmのひし形の盾。

　この盾の真価は変形機構にある。

　手持ち部分を柄に、その他の部分が刃になり、ジャマダハル（インドの武器。グリップと刀剣が一体化した形状）のような武装（籠手と刀身が一体化した武器）と化すのである。変形時の外見は、冥王星の惑星記号（２つ存在するが、記号“♀”に近い側）に類似している。

　斬撃にも刺突にも特化している。

　射撃機能は有している。連射速度は速いが、一発の威力は低め。

　リナリア・シュヴァルツリッターの大盾のダウングレード版である。

・障壁

　機体全体を包み込むように発生する、霊力の障壁。

　ゼクシウスには「霊力を纏わせて防御力を底上げする」という機能が付いているが、搭乗者防衛の目的で追加された機能。

　あらゆる距離の攻撃を無効化するが、霊力か耐久度が限界を迎えると使用不可になる。

　しかし搭乗者の霊力は膨大であるため、そう簡単には突破不可能である。

・翼型ブースター×1

　背面に装備するブースター。リナリア・シュヴァルツリッターのものと違い、こちらは「巨大なブースターが２つ」付いている構造である。

　ちなみに翼部分は、追加装備を固定するマウントが２つ存在する。

　飛翔時には白く輝く噴射炎が出る。

　最大速度はマッハ4.0（4,896km/時）だが、意外にも小回りが効く。

・腰部円盤型武装固定マウント×2

　臀部に存在する、「大剣」「可変式大盾」固定用の装備。使用しない時には、この装備に固定する。

　360度回転する。

（追加装備）※この中から２門選択する。なお、本機は固定兵装を装備していない。

・76.2mm速射砲

（弾数25発、弾種HESH（粘着榴弾））

・120mm滑腔砲

（弾数7発、弾種APFSDS（装弾筒付翼安定徹甲弾））

・47mm速射砲

（弾数15発、弾種AP（徹甲弾））

・120㎜ロケットランチャ―

（弾数6発、弾種HEAT（成型炸薬弾））

　ノイベルトの独り言

　ゼスティアーゼでも足らんとは、皇帝警護親衛隊の連中は我がままであるな。

　しかし、間接的とはいえ皇室からの要望とあらば、動かぬ訳にもいくまい。

　何しろこれに成功したら、国家をパトロンとして、武装の新規研究がいくらでも出来るのだからな！

　さあ助手ども、やるぞ！

　目玉が飛び出る性能の機体を完成させてやる！

　目標はゼスティアーゼとのキルレシオ１：１０だ！

　メタ視点

　ゼスティアーゼを更に改良した機体です。

　ノイベルトの宣言通り、ゼスティアーゼとのキルレシオは１：１０を想定しております。

　これでもリナリア・シュヴァルツリッター（＆リナリア・ゼスティアーゼ）には劣ります。

　ところで。

　まだリナリアのカスタマイズ機は存在しますよ？

　そう。ララ・アルマ・バーンスタイン様専用のカスタマイズ機が、ね。