自主企画『王道ファンタジーを読みあい隊！！』にご参加いただきありがとうございます！！
　四宮マナと申します。
　企画のコンセプトなので意見を書かせていただきます。
　この作品は、主人公の女の子が魔法に振り回される日常系ファンタジーのように思われます。

　独特な世界観を舞台にしているのは良かったです。ですが、3点ほど気になる点があったので書かせていただきます。

　独特な世界観故にもう少し設定を書いたほうが良いと思われます。『暗い森』で主人公は『先生』のことを『私たちの学校の……？』と、知っているかのような表現しているにもかかわらず、『先生とドラゴン』では初めて校長先生を見たかのような反応をしています。この『先生』についてもっと言及したほうがよかったです。

　2つ目に、描写すべきだな、逆に描写すべきじゃないな、と感じたところがいくつかありました。例えば、主人公・真莉、杏奈、吹雪の口調はそれぞれ違いがあって分かりやすいのですが、見た目をあまり描写せず、主人公を『美少女』の一言で片づけるのはモッタイナカッタト思います。また、三人称で物語が進むので、『跳び箱を飛ぶ！？』で真莉と杏奈の（）で表現した心情を同時に描くのは違和感がありました。三人称で物語が進む場合も、誰か一人の心情だけを取り上げたほうが読者も読みやすいです。

　最後ですが、日常ファンタジーが物語のジャンルだと思われます（間違っていたら申し訳ありません）。なので、登場人物たちの魔法を用いたギャグコメディーを主体にするのか、事件が起きたりとするストーリー重視にするか、登場キャラの葛藤を描くヒューマンドラマにするかを絞ったほうが良い、と思います。ギャグコメディー、ストーリー、ヒューマンドラマが中途半端に盛り込まれていたので、物語のちぐはぐさを感じました。
　
　ちなみに、3つ目は物語の内容そのものに口出ししてしまっているので、無視してくださってかまいません。

　以上の3つが感じたことです。自分がこんなコメントされたら傷ついてしまいそうですが、上記の3つに気を付ければ独特な物語で面白そうだったので、書いてしまいました。
　誠に申し訳ございません……