第15話 これも日常
ちろちゃんのお姉さんの麻衣さんだが、出すとまぎわらしくなるので、
会話の中にだけで、留めておく・・・
ちなみに英語で一人称の、I,My,Meから取ったようだ
名は体を表す通り、優しい人だが、少しわがままだった
でも、悪意はないので、許されていた
世渡り上手な人だと思う・・・
麻衣さんの話は、この辺にしておいて
3人ともラーメンは好きだが、スープの好みはそれぞれ違った。
僕はとんこつ、米田さんはみそ、ちろちゃんはしょうゆだ
全員チャーシュー麺にした
そういや、豚を神とあがめている諸外国、イスラム教徒の方たちは、
宗教上の理由で、豚自体はもちろん、関係するものを食せないが、
他の国に行けば、何かと大変らしい・・・
出前が届いた
ちろちゃんが、飲み物を用意してくれたが、僕はウーロン茶だった。
僕が、炭酸やココアが苦手なことを、覚えてくれていたようだ。
まあ、後の二人もウーロン茶だったので、関係ないかな?
「ふたりとも、今日もゆっくりしていけるんでしょ?」
「うん」
「大丈夫よ」
こうして、会話をしていると、昔にタイムスリップしたようだ
男女問わず、こうして仲良くお話ができることを、嬉しく思う。
「ちろちゃんは、彼氏はいるの?」
米田さんが、訊いてきた。
「今はいないよ。巫女は恋愛禁止だもの・・・」
米田さんは、つまらなそうだった
女って言うのは、恋愛話が好きなようだ
僕がいるのに話すということは、男として見られていないのか、
警戒心がないのか・・・
「まほえちゃんはいるの?」
「私もいないよ。今は、そんな余裕はなくて・・・」
「そうなんだ・・・」
ちろちゃんは、嬉しそうだ
理由は、言うまい・・・
「真二くんは、彼女いるの?」
「いたら、連れてくる」
「即答だね」
「まあね」
その後も楽しく過ごした。
ちろちゃんは、泊まっていくように勧めたが、
さすがに、男が泊まるのはまずいだろう。
米田さんだけが、泊まることになった。
電話を入れるだろうが、一応米田さんの祖父母である、
栄林さんのところに行って、伝えておいた・・・
「女同士、仲良くね」
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