第7話 宴の後


で、夜になった・・・

お年寄りは朝が早いのか、夜は早く寝る。


完全に酔いつぶれていて、熟睡している。

米田さんの、祖父母もいる。


米田さんの祖父母の家は、すぐ近所だが、さすがに女の子をひとりで帰せない。

場所も覚えている。(引っ越してなければだが)

というわけで、僕が送ることになるのだが、

「頼りない」

そう片づけられた。

(そこまで言うか・・・)


で、残る選択肢はひとつなのだが、布団は僕用にしか、用意されていなかった。

(用意しておけよ、じいさん、ばあさん)

心の中で悪態をつく・・・


で、米田さんに布団を貸すことになるのだが、

「何もしないでね」と、言われた。

「しねーよ」と言い返したが、

・・・って、さっきのと矛盾してないか?


で、僕は座布団をマクラに寝ることとなる。


じいちゃんと、ばあちゃんには、

それぞれの布団をもってきて、かけておいた・・・


米田さんの、祖父母には?

あっ、布団がなかった・・・


仕方ないので、それぞれの夫婦仲良く、一枚の布団で寝てもらうことにした。


せっかくなので、後かたずけをしておくことにした。

鍋の中身は?なかった・・・

だしもなかった・・・


具在もなかった・・・


初めて見たよ、こういうの。


鍋を洗って。食器だが、食器洗い洗浄機があった。

さすがに、少しは楽したいように見える。

使わせてもらう事にした。


うちのと同じなので、すぐにわかった。

わかったのだが・・・

「スーザンの使い方」

この食器洗い機の名前か?


キャサリンとか、リンダとか、マイケルもいるのか?


疲れたのか、米田さんは、とっくに夢の中・・・


今日は僕も寝よう・・・

マクラが変わっても眠れる。


僕の特技だ!


では、お休み・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る