ご安心下さい、この作品はどんなに悲しいお話でも最後には「幸せ」への希望がみえます。
そして、その希望は連鎖して行きます。
それぞれに事情を抱えた女性たちが、社長からはじまった「幸せ」への手がかりを次の人へと繫げて行く。
そのなかで自分もまた「幸せ」をかえしてもらう。
この世界では不幸な人、悲しみ、苦しみを抱えた人が沢山いることでしょう。
幸運にも社長に出会えた人はほんのわずかかもしれません。
でも希望が連鎖していけば、この物語で語られた人々以外にも「幸せ」が訪れるのではないか。
そう思わせる小説です。