第4話
お母さんに手紙を書きました。
今までお世話になったこと。みんなが出ていった理由。
思いきって渡した手紙を見てお母さんは言いました。
「お姉さんが来てから、お店も大きくなって裕福な暮らしが出来るようになったわ。あなたは好きにしたらいいわ。」
マリは絶望し、荷物をまとめました。
とぼとぼと歩いていると、蓮池のほとりで1人の老婆に出会いました。
「マリ、言葉が話せるようになりたいかい?私はあんたの行いをずっと天から見てたんだよ。」
マリは首を振りました。
「そうかい。あんたならそう言うと思ったよ。あんたのお母さんが連れて来たのは悪魔なのさ。お母さんは悪魔の毒気にやられてるんだよ。」
マリは急いで持っていた紙にペンを走らせ、老婆に渡しました。
「悪魔をお母さんから遠ざけて欲しい。」と。
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