第3話
たくさんお金が入り、だんだんお店は大きくなりました。
新しい従業員を雇いました。
お母さんは毎日忙しく、マリのことは見向きもしません。
マリは考えました。
私はお母さんには必要ないのではないか?と。
涙が一筋こぼれました。
大好きで大好きだったお母さん。私の何がいけなかったというのでしょう?
何もしない、お姉さんを連れて来た。
そのお姉さんがみんなを追い出してしまった。
それでも、大好きなお母さんの帰りを待ち続けた。
笑うことも、話すことも出来なくなっても。
マリは決意しました。この店を出ていこうと。
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