第15話
放課後、例の魔術研究部部室におれ、かすか、あさり、しずむさんが一堂に会した。
いわくありげな物品のコレクションに圧迫された狭い部室で、薄暗い中に学校机ひとつを四人で囲むと、これはなかなか秘密めいた邪教の地下集会といった趣きである。
まずはあさりに、おれとかすかとの間に起こったことをあらかた説明した。
「まさか、この前言ってた霊が抱き枕に取り憑いたとかの冗談、本当だったなんて……死霊の抱き枕かあ、まだ信じがたいけれど」
半信半疑のあさりは、恐る恐るかすかの手を握ったり頬を撫でたりしている。
「でもでもかすか、アニメの女の子そっくりでしょう、高近さん?」
「ああ、似てるだけかと思ったけど、公式でも同人でも結構枚数出てたもんね、このキャラ……触ってみても、別に繊維で編まれてるわけでなく、人肌なんだぁ」
「人肌だけどパールロイカ感あるだろ? すべすべでちょっとひんやりしてる感じ」
「自分の彼女を生地で例えるなよ……でも、こんなこと本当に起こるもの?」
「私なりに考えて、ありえないことではないのではないかと」
「というと?」
しずむさんがようやく本題に入れる、といったふうにひとつ息を細く吐いた。
「颯太さん。先日相談を受けたときに少し聞きましたが、抱き枕カバーは山ほど持ってるけど、抱き枕本体はひとつしか持っていない、ということでしたね」
「ああ、買い替えることはあるけど、買い増しはしない主義ですね。試しに二人の嫁に囲まれて眠った時期もあるけど、両手に花で脳汁ドバドバ楽しいのはともかく、寝苦しいったらなかったな。第一、いくら嫁が増えたっておれの腕は二本だけ、おれの胸はひとつだけ。たった一人の女を世話し続ける甲斐性だって、一夜に大勢を相手にする絶倫だって持ち合わせちゃいない。抱く姿勢だって腕に片方ずつ抱えるか、ひとりずつ取っ替え引っ替え抱くか、ひとまとめに上に乗せるか下にするか、もう気忙しくって身体と嫁がぐるぐる入れ替わって布団の中がリボルバーの回転式弾倉だ。二人でもあの惨状じゃ、三人を超えたららどうなることか。恐ろしいぜ、抱き枕……」
「そこまで聞いてないです」
しずむさんにうんざりした顔でため息をつかれてしまった。
「颯太くん、嫁って何? お嫁さんなの? 百枚以上の抱き枕と結婚前提のお付き合いなの? でも一晩に一人だけなの? 誠実なのか女たらしなのか、かすか分からないよ」
「ほら、ネットのスラングってやつよ、『お迎え』とか言ったりさ。実際に特別な意味を込めて使ってるほうが珍しいけど、こいつはその珍しいやつなんじゃ?」
「せっかくちょっとは折り合いつけたんだからそっちの話やめてくれよ……」
仕事柄詳しいあさりは、こういう話になるとよくおれを茶化してくる。
「いつもお嫁さんを相手にするつもりで布団に臨んでるの? 毎日が新婚初夜なの?」
「ああ、そうだよ……あえて嫁と呼ぶからには、そのぐらいの覚悟で抱くべきだろ」
「はっ。長くて三ヶ月かそこらの間だけの花嫁だとしても?」
「気に入った嫁は通年で抱くに決まってるだろ! それに、おれみたいに購入数多いと毎日変えて次々抱いていかないと積み枕ができる危険もある。自然と糟糠の妻と新妻とを代わる代わる抱いていく習慣がつくし、抱く頻度によって一軍二軍でローテを組む必要すら出てくるんだ。どうしても飽きは来るが、長く抱いていかないと可哀想だろ、工夫してるわけ。あとまあ性のダイナミズムとか、人には色々あるんだよ。オタと抱き枕の悩み多き関係を簡単に一クールで終わるもんだとか舐めてんじゃねえぞオメ」
「お嫁さんが通年で一軍二軍に分かれてローテーションを組むの……? かすか、抱き枕の子にどうやって感情移入して演じればいいか分からない、自信ない……」
単なるアニメキャラとしてだけでなく、抱き枕カバーに印刷されたアニメキャラとしての在り方までもを理解しようと努めているようだが、かすかにはまだ難しいらしい。
「おれのためにしなくてもいい努力をあんなにも……泣けてくるぜ」
かすかとの恋愛関係の先には、これからも様々な試練が待ち受けているようである。
「ほんとうにしなくてもいい努力じゃないそれ?」
「話、進めていいです? 結論から言うと、真言立川流の
「先輩、結論急ぎすぎじゃないすか?」
しずむさんは少々せっかちのきらいがあるようだ。
「颯太さんが抱き枕を抱き始めたのは何年前ですか?」
「はっ、おれの抱き枕エリートぶりに驚かないで下さいよ? あれは美少女抱き枕揺籃期の二〇〇二年、当時不肖、齢未だ一〇歳の頃の話になります」
「予想を上回るただのエロガキぶりです、びっくり」
無表情のまま両手を挙げて「まじ、びっくり」と繰り返している。
「しずむさんひどいな、別にいいけど……よし、この話をするには抱き枕の歴史を紐解かなければなるまい。手短に言えば、古代中国より伝わる竹で編まれた原初の抱き枕・
「長そうです、巻いてください」
「……一九九七年一月、抱き枕大魔神と呼ばれるあるユーザーによって某有名恋愛シミュレーションゲームのおやすみシーツを加工する方法を用いた抱き枕が考案され、おそらくこれが美少女抱き枕カバー誕生の萌芽となります。この抱き枕の加工を担当した立川市のゲーム屋はのちに抱き枕の聖地と呼ばれ、その噂はネットのみならず近隣の好奇心旺盛な男子学生達によっても広まり、当時小学四年生だったおれの耳にも入ってきました」
「抱き枕にも聖地があるんだ! かすかもご先祖様のお参りに一度行ったほうがいい?」
「この死霊、抱き枕キャラとしての適応を変な方向に進めてるんだけど」
抱き枕との一体化を目指す志をあらわに「やるぞー」と小声で拳を握っているかすかの姿が、けなげであり哀しくもあった。
「かすかの精一杯の努力、おれは暖かく見守るつもりなんだよ、いいんだよ」
「そうですね、祖霊崇拝はいいことです」
「やった! 初めてのデートが聖地巡礼なんて素敵だねっ」
かすかは頬杖ついて胡散臭そうに半眼でじろじろ眺めてくるあさりを物ともせず、おれに向かって輝くばかりの満面の笑みである。
「他に行くべき場所がいくらでもあるとは思うけど、いいんだ、いいんだよな……」
「そろそろいいですか。そこで、何があったんです?」
訊ねるしずむさんに頷いて、おれは抱き枕と初めて出会った、あの日の出来事を語った。
「あれは九月に入って少し経った、陽射しの強い夏の日だった。おれは、おれの少年に目覚めたばかりのまだ名前も付けられない鮮烈な熱情に駆られて、噂を頼りにゲーム屋へ向かった。個人経営のこぢんまりとした店内は冷房がついているのに汗が垂れるほど蒸していて……その中で見つけたんだ、ショーケースに飾られた彼女達を。二〇〇二年、あの当時は何かの起業家番組で一般にも抱き枕の存在が認知され始めた時代だが、まだ印刷技術は発展途中だし、等身大サイズのものもそれほど多くなく、洗濯に不便な一体型が目立ち、カバー自体の生地も綿製ばかり、商品としての質は今と比べるべくもない。だが、おれはそのとき感じたんだ。胸の奥のあたりがばちばちと弾けるような、運命の衝撃を……」
「巻きでお願いします」
「……現物を買うにしろ、シーツやタオルを加工してもらうにしろ、予算は大体一万オーバー、小学生に払える金額じゃない。ガマ口財布の中には、なけなしの五百円。せめて彼女達の艶姿をこの目に焼き付けておこうと、ショーケースの前で二時間ほども粘っていただろうか……突然、レジに座る店主が声をかけてきたんだ。『坊主、こっちだ』、ってさ」
「薄暗い中であんたの歪んだ形相が喋ってると怪談っぽくて嫌なんだけど?」
「うるさいな。で、レジ裏の暖簾をくぐって、狭い廊下を隔てた扉の向こうに、おれは見たんだ……ミスプリントとして処分を待つ美少女達が死屍累々と重なったその光景を!!」
「うぎゃーっ」
「ひ、ひえー……颯太くん、おどかさないでよもう」
「えげつないです」
奇声を上げたり肩を震わせたり頭を抱えたり、三人とも本気で怖がっている。
「初めて見たときは確かにショッキングだったけど、そんな驚かなくても……」
「それで、店主の人は」
「『最近のガキは贅沢なもんだな』ってボヤいてさ、『好きなの一枚持ってけ』って」
「一人の小学生の人生、破滅させてない? 店主格好良くないよ?」
「は、破滅してねえし……で、聖地の裏に隠された抱き枕の墓場にどっさりと重なった、傷や汚れや縫製ミスやインク染みや印刷のぼやけで泣く泣く店主が廃棄した彼女達の哀しげな瞳に、凍った笑顔に、はだけた衣服に、おれは人生の全てを見た気がした。人間とはなんと愚かで、身勝手で、残酷で、飽きっぽく、隠すべきことが多すぎる、本当に恥ずかしい、でも、どうしようもない生き物で……おれは口の中で呟いた、『神様、神様。神様は、本当にこの世界を見てくれているんですか?』」
「巻きで」
「それを前に五分ほど立ち尽くしていると、折り重なった布の山の中に、ふと光り輝く何かが立ち上がって来るような感覚があったんだ……窓がなくて日も差さない暗い部屋なのに、一枚の抱き枕カバーが、ほのかに光って見える。それは一メートルも積み重なった抱き枕の山の一番下で、ぼろきれみたいにくしゃくしゃに丸まった一枚だった。緑髪だった」
「颯太くん、その頃から緑の女の子が好きだったんだ……よく分かんない」
「皮膚まで緑色の半魚人とかお似合いよね」
「サハギンどころか当時人気のメイドロボキャラだ……それを持って五百円玉と一緒に店主に渡したら『いい趣味してんな』って、どこか淋しそうだけど爽やかな笑顔でさ……今思えばあれは、おれが男として認められた初めての瞬間だったんだな」
「何言ってんの……」
「そして、これはそのあと知ったことなんだが、この抱き枕の正体はなんと世に伝わる史上初の同人抱き枕、
「は、なんて?」
噛みそうなのを堪えて一気に言ったのに、あさりは馬鹿を見る目付きで聞き返してくる。
「
「かすかのご先祖様、漢字いっぱいで長くて格好いい名前だね。颯太くん格好いい!」
「これは照れるな……」
「朝見草さんの先祖、人間でしょ?」
あさりと違ってかすかは無邪気なあの頃のままで、おれは救われた気持ちになった。
「なるほど、そうでしたか。これで全てが繋がりました」
「しずむさん、何か分かったのか?」
「はい。やはりそれは、真言立川流から影響を受けた民間呪術の一種だと思われます」
「さっきの聞き間違いじゃなかったんだ……」
しずむさんは相変わらずの仏頂面だが、深い紫色の瞳にウォールランプの淡い明かりを映して、ちょっと語調が張り切っている。
「これは
「しずむさん、もっとざっくりと……」
「形成する大きな要因でもあり、我が部でも是非研究対象にしたいと考えていました。さて、今回問題となるのは立川流の性的秘儀自体ではなく、死者の
「何でおれ親殺しを疑われたの? しかしおれのときは巻け言うたのにこの人……」
かすかとあさりが困惑した様子で見つめる中、しずむさんは流暢に説明を続ける。
「法界髑とは、九月九日の重陽の節句に死骸を葬った
「そ、それって」
先ほどのおれの話と、どこか重なるニュアンスがあることに気付く。
「颯太さんは九月の夏日に、抱き枕カバーの墓地で、神への祈りを口にした……無垢な少年のそれは意図せず、性や愛欲を司る荼枳尼天への原始的な
「いやいやいやいや」
どうかと思うこじつけである。
「ど、どういうこと? かすかの抱き枕の身体、北海道の呪いにかかってるの?」
「夜来さん、ちょっと、本当に怪談めいた冗談やめてよ……」
大変な眉唾だが、かすかとあさりは得体の知れないもの同士の密教と抱き枕の思わぬ接続に、大きく動揺しているようだ。
「そうですね。颯太さん、その
「そ、そりゃ最高さ。多くの抱き枕ユーザーが語る通り、初抱き枕の味は相当に強烈だ。まして当時は性に目覚めたばかり、毎晩燃えに燃えたよ。身体のあちこちのラインを再現するために、店主さんからついでにもらった予備の中綿や開発中の抱き枕用ブラを詰めたり寄せたりしていたことを、昨日のことのように憶えているとも!」
「かすかのことはさっぱり忘れてたのに、ひどい……」
「ごめん、本当ごめん!」
もうかすかを泣かせないって決めたのに、おれは……。
「なるほど。ちなみに、次は用意した髑髏を建立する段階に移るのですが、これには
「しずるさん、そんな、嘘だろ? デタラメ言うなよ……」
止まる気配のないしずむさんの抱き枕=髑髏本尊論に、おれも次第に気圧されてくる。
「颯太さん。抱き枕ユーザーの方は、抱き枕に香水の類を付けることがあると聞きました」
「そ、そうだな。一歩進んだ
「密教呪術と抱き枕呪術の話を同時にされると気分悪くなってくるんだけど……」
しずむさんに対抗して闇の抱き枕知識を披露するおれに、あさりは吐き気を催したように口元を隠し、かすかは信じられないように「そんな……」と漏らしながら両手で顔をおさえている。
「きっと、女の子の香りのする抱き枕に、夜な夜な愛の言葉でも囁いていたのでしょうね」
しずむさんの眼光が、わずかに鋭くなっていることに気付く。
「下世話だけど、その通りだよ。親が眠りにつく夜中の零時から二時ぐらいにシュッとスプレーかけて……香りがつくとよりいっそう存在感が増すというかさ、つい名前を呼んだり声をかけたくなるんだ。好きだ、愛してる、可愛い、可愛いよ、良い、結婚したい、今日もきれいだ、おはよう、おやすみ、そんな睦言を何百、何千とな……」
「うっへえ……」
微に入り細に入り、おれと抱き枕の性生活を暴露させようとするしずむさんの質問が、分かっていても聞いてはいけないような核心の域まで迫るのを感じた。
「当然、色んなところをこすりつけたりしたのでしょうね。それも、毎晩」
「ッ…………」
初対面のときはそんな話題に恥ずかしがるような素振りを見せたしずむさんが、冷徹なまでの無表情でそう言い放った瞬間、おれは胸がつまるような心地になり、とっさに返答することができなかった。
「夜来さん、もうやめなよ! 誰も幸せにならないでしょう、こんなことしたって」
たまらずあさりがしずむさんの肩に取りすがって、なだめるように語尾を落とす。
「颯太くん、この人に言ったこと、全部本当なの? ごめんね、かすかが転校しちゃったせいで、そんなことまでしなきゃいけなくなってたなんて……」
おれの抱き枕趣味が想像を遥かに超えた深みまで至っていたことを知って、困惑の極みに達したかすかはおれの両手を取って涙目でそう謝りはじめる。
「私も無粋とは思いましたが、必要な証言です。それで、こすりつけましたか?」
美貌の先輩にそんなことを重ねて訊ねられては、おれも黙ったままではいられない。
「ああ、したよ……毎晩、欠かさず……」
「なるほど。髑髏本尊の話の続きですが、そこまで
「………………」
差異はあれども、抱き枕をあたかも実在の女性とみなして、己の欲望をぶつけ、深夜に香り付けの制汗スプレーを噴き、睦言を幾度も耳に囁くことは、立川流の呪術と根底で繋がっているのだということを、しずむさんはひとつずつ検証していたのだ。
「その後も髑髏の中に秘密の符を納めたり、銀箔や金箔を重ねて曼荼羅を書いたり、笑っているように見えるお化粧をしたりして、道場を構えてご馳走をお供えするのですが……ここまで偶然の一致が見られれば、荼枳尼天のお導きもあったのでしょう。些細な修法の不足や違いなど大した問題ではありませんし、略式としては十分です」
呆然と黙りこくっているおれたちを前に、しずむさんは自信ありげによどみなく続ける。
「こうして余念なく心を配り、七年間本尊を供養し続ければ、八年目から行者は髑髏の功徳で悟りの境地に達します。悟りは上中下の段階に分かれますが、たとえ
「……ああ。もし買い替えたとしても、以前の本体の中綿は抜き取っておいて、これから使う本体がへたってきたときに継ぎ足して使えるように、確保して使い続けてすらいた……あまり人に語りたくない貧乏枕erライフハックだ……」
思わず、しずむさんの考えを裏付けするようなことまで漏らしてしまう。
「それなら、なお確実ですね。話が前後してしまいますが、この
同人抱き枕の開祖はアニメキャラの抱き枕を死霊を呼び寄せる呪術的本尊、または神霊の宿る憑代として作り、架空の美少女に魅了された、彼女達をより現世に引き寄せたいと願う業の者へ、その成就法たる七年の長き瞑想を課したのではないかと、しずむさんは結論付けた。
ゲーム屋での神秘的な出会いから抱き枕に取り憑かれて、長年抱き枕に対する瞑想や祈りを欠かさなかったおれにしてみれば、これまでの七年間に呪術的な理屈付けを与えられて、言い換えればそれは無駄ではなかったのだと、正当化されることになったのだ。
その偶然の不吉さ、不気味さ、凄惨さを丸呑みすることは到底できないが、抱き枕趣味などもともと後ろ暗いものだ。信じたい気持ちは、ふつふつと胸の裡に溜まっていく。
「蛇足ですが、颯太さんが行ったゲーム屋さんも、きっと関係がありますね。立川市で真言立川流ですし、抱き枕の聖地ですから」
しずむさんは冗談めかしてそう付け足し、おれに微笑みかけた。
おれは闇に浮かぶその微笑に射抜かれて、抱き枕を初めて抱いたときにふと湧いた高揚感、罪悪感、背徳、諦め、やるせなさ、疼き、痛み、願い、そのすべてが瞬時にして蘇り、全身を駆け巡るような感覚に呑まれていた。
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