一人の詩

 此処に居る私は

 確立した個人なんかじゃなくて

 集団の中の一人ですら無くて

 社会? 世界? 地球?

 ううん たぶんもっと大きなものの

 ほんの一欠片に過ぎない

 居なくなったところで

 誰かが困るわけじゃない

 髪の毛が一本抜けたことに

 気が付く人なんて居ない

 

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