第5話 荷馬車改造で褒められた
街へ行く事になった僕は前日に必要な物をアイテムボックスに入れていたら、リアと両親が来た。
「私の家族で旅をしよ。」
「いいんですか?僕も行って!」
「貴方は私達の娘を救って頂いたし、あの事を喋らない様に見張る必要がありますしね。」
「了解しました、弟のアルをよろしくお願いします。」
僕はリアと共にリアの両親と荷馬車に必要な物を入れ準備させた。旅に必要な薬草を採取したいと思い、森を出たらステータスメールに『薬草採取ルートを開始します。』と出た。
薬草を採取していたら、カキンカキンと言う音が聞こえてきた。その方角に見えるのは冒険者?その冒険者を知識王の目で鑑定してみたら驚く結果が出たし戦っている魔物を調べてみたらヤバかった。
…冒険者一覧…
「名前」 ルア
「レベル」 5
「称号」 難民/アルグの弟/冒険ギルドランクG-
「魔法適性」攻撃系/無し サポート系/有り
「武器術」 剣術
「名前」 アルグ
「レベル」 10
「称号」 ルアの兄/難民/冒険ギルドランクG-
「魔法適正」攻撃系/有り サポート系/有り
「武器術」 カード使い
「名前」 エルダ
「レベル」 50
「称号」 ルアとアルグの父/冒険ギルドランクS
「魔法適正」 爆水魔法/風雷魔法
「武器術」 銃
…魔物…
「名前」 ファイアウルフ
「レベル」 10
「弱点」 銃/狙撃/雷氷魔法
「状態」 回復中
「吸収」 爆水魔法
「効果不能」 風雷魔法
「名前」 ファイアスライム
「レベル」 10
「弱点」 銃/狙撃/即死撃/雷氷魔法
「状態」 回復中
「吸収」 魔法全て
「効果不能」 魔法全て
何という世界の魔物なんだろう、一瞬呆れた。
銃で撃ってEXP=経験値だけ貰って帰ろうと思って伏せてホーミングミサイルM12D(オリジナル)をアイテムボックスから取り出し標準を合わせて詠唱した。
「雷と氷よ 古の力と共に再びこの地に 降り注げ 古雷氷射撃『ライザリックエリオン』」
と何発か射撃した。ステータスメールに『経験値1050獲得し、レベル15になりました。スキルポイントが増えました。』と書かれてあったがスキルポイントは何だろうなと思った。
ステータスを開いて、右に→が有った事に気が付いた。もしかしてレベルが上がって今まで無かったスペースを新しくして貰ったとか…。でもやって貰ったのは全部女神様だよね。本当にありがとう…ん?何もかもして貰っているのは可笑しいから、嗚呼そうだお返ししよう。
「女神様、聞こえます?」
「ええ、聞こえますよ。何ですか、何か用事かな。それよりもステータスを見ましたか?」
「見ました、ありがとうございます。それで女神様にお願いしたい事が有ります、『創作スキル』を貰ってもいいですか?」
「ええ、ステータスに入れといたからね。後欲しいのは無い?」
「女神様の住所を聞きたいです。それを…まぁいいわ、教えといてあげるわ。」
えーと何だっけ、『神世界神皇女神町女1-524』だと言う事が分かった。僕は早速『創作スキル』使い、新たなスキルを作ったその名は『女神宅急便』。
『女神宅急便』‥‥女神様に恩返しをしたいと思い作ったスキルで宛先を書けばどんな物でも送れる。
『森の宅急便』‥‥故郷の森へ贈り物したい時に使う。
『宅急便』 ‥‥どんな物でも配達する宛先を書けばいいだけだがね。
『乾燥[ドライ]』…‥どんな薬草や食物でも乾燥させる。
『洗濯乾燥[ウォッシュドライ]』‥‥どんな衣類も洗って乾燥させる事が出来る。
『魔法開発書[マジックキャンパス]』‥‥新しい魔法を開発して本に描く事が出来る。
6つのスキルをステータスに加えた僕は村の結界を潜り村へ帰ったら荷馬車に準備を済ませたリアとリアの両親が心配になっていた。何故かと言うと僕が何にも書置きのない状態で森を出て行った為心配になったという、そして村の皆が探しに行っていた。しかし薬草を乾燥させて薬にしてから旅に出たいと思い自分に光魔法をかけた。
「光よ来たれ 我を隠せ クラース」
クラース…人物を消す隠蔽/隠密魔法の一つ。
だが、すぐに元勇者一行の魔術師であるエレインに捕まった僕は素直に魔法を解いた。
「おばさんのくせに…」
「何ですって?」
「ごめんなさい、許してください!265歳のおばはん。」
「ま、待ちなさーい」
「良し、逃げ切れた。」
しかしまた元勇者とリアに捕まって理由を話す前に謝罪した。その後、自分の部屋で薬を作った。
まず、『乾燥』をさせて其れを煎じて、森で採取したクレル[蜜柑みたいな甘酸っぱい果実]を絞っていれた。出来たのが『クレルポーション[蜜柑味]』さらにポップキャンディーまで作ってみた。
『クレルポーション』売価銀貨3枚/買価銅貨2枚
クレル味のポーションで露店よりも美味しいし、効果もある。効果は超回復。どんな傷や状態でも直ぐに治す。
HP 1000 回復
MP 800 回復
製作者 アル・フィーザ
『ポップクレル』 売価金貨10枚/買価銀貨3枚
クレル味のポーションを飴状にした物。何処の地方に行っても売ってない品物、おやつに持ってこいな品物でおやつに食べるといいが、戦闘には丁度いい。薬草やポーションの持ち場が無い時これを舐めていれば体力回復する。
HP 全回復
MP 全回復
製作者 アル・フィーザ
こんだけあればいいと思ったので準備を済ませたので荷馬車に準備をした物を持ち込もうと思ったけど馬の気持ちを考えてしまった。やっぱり『拡張』と『異空間部屋』にした方がいいのかと思った。そうと思ったらやってしまった。
まずは荷馬車を錬成させて構造を考えて頭の中で作った。
『錬成』『玄関設置』『異空間』最初のスキルは三つが必要だと思い素材を用意し完成させた。
玄関を開けて入ると外からは普通の荷馬車に見えるけど中は広い間になっているが、その間には五つの部屋があり、一つは馬達の部屋。馬も休めればいい空間があればと思って作った。そしてもう四つの部屋は馬側の部屋には勇者の部屋で隣には魔術師の部屋そして全ての荷物はミニアイテムボックスを付与した箱に入れた。それを仕掛け本棚の所に隠しその横の部屋にはリアと僕の二部屋がある。台所も雨の時用に中にも台所を付けたいと思ったが馬達の気持ちを考えると辞めたが、床はフカフカの絨毯を敷いた。更にリアと僕の間にはもう一つの部屋があり、それは一番大切なお風呂だ。お風呂を用意したし、たぶん質問してくると思うが『お風呂のお水はどうするんだ?』と言った時何もないと怒るだろうと思うので作った。風呂の水を固めて野原に放置する魔法を開発したので大丈夫です。その名は「ディース」と唱えたら水は短時間だけブロック状態になるのでその時間を使って投げるそして野原に放置以上。
其れだけで簡単です。
「何もしてないよな?アル。」
「それは、どういう意味ですか?」
「いたずらとかしてない?」
「してませんよ。これからよろしくお願いします。」
「嗚呼、よろしく頼むぞ。」
「梓、あの時前世で約束した事覚えてる?その約束を今度はこの世界で果たすから!」
「うん、アル。ありがとう、私も君の背中は守るよ。」
旅の出発の前日、村の送別会が行われた。その時兄と父の姿は無かった、何故いないのか聞いてみても知らないと言わんばかりだった。それに知り合いだった友人もいた、なのに家にもいなかった。これは絶対に何かあると思い調べた。でもこれが村の掟だと言う事が直ぐに分かった。小さい頃友達だった子が村の入口から送るという約束はしたけど、兄が行かしてくれなくて『クラース』と言う魔法をかけられてお別れの挨拶が出来なかった事今でも…。
「そうか、やっと分かった。これがこの森の掟なんだね。ちゃんと約束は守るからさ!」
「誰に言っているんだ?」
「勇者様に言っても解らないと思うよ。」
「何だ?その生意気な言葉は。」
「兄さん、出て来てくれないかな。渡したい物があるんだ!そして、長老もお願い!」
「掟は絶対なのに!うぉっ!」
「十年間、ありがとうございました。そして立派なエルフになって戻ってくるから!それまで元気でいてね。兄さんと長老や村の皆にはこれを渡すね。傷回復のポーションや薬草箱と塗り薬も入っている箱を村の家ごとにどうぞ!」
「ああ、ありがとう。頑張れよ!」
旅立ち当日の朝になり、荷馬車を探すリアとリアの両親は心配になっていた。荷馬車が無きゃ徒歩で行くしかないし困っていた。
「あの、よろしくお願いします。」
「それはいいんだけど、肝心の荷馬車は何処にあるんだ?」
「荷馬車?荷馬車ね、ちょっと改造と異空間設置したけどいいよね?」
「よくわからないが、まぁ入ってみて可笑しい所があれば別だが!」
そこの玄関開けて勇者と魔術師が入って出て来て喜んだし褒めてくれた、それは良かったけど後で魔術師であるエレインおば…エレインさんに教えた。『改造』と『異空間』のスキルについてそして何故改造したのかのを聞かれたので話してみると大いに喜んでこう言った。
「やっぱり、貴方を選んでよかったわ。」
「エレイン…先生にお願いがあります。先生の武器を作りたいと思いますがよろしいですか?」
「私に武器?どんな武器なの?すごく興味があるわ、それは荷馬車の中で話し合いましょう。」
僕達は荷馬車に乗り、故郷の森を離れ冒険の旅を始めた。だが荷馬車の中では説明行われていた。僕は荷馬車の施設を紹介した。まずは荷馬車を引いてくれる馬達がどこにいるのかを説明した。
馬達を世話とか出来る小屋とか、勇者と魔術師の個人部屋があるなんて信じられなかったぽいから嬉しかったみたい。勇者や魔術師が凄く驚いたのがお風呂がある事、王都では貴族が毎日入っているが平民である僕達は入るのに銀貨十一枚いると言う事が分かった。其れに王都では荷馬車強盗が多くて村人達は困っているみたいなので、玄関にある事を付与してみた。それは顔認証システムを付けてみた。
更に顔認証を付けた事を教えてみたのですが、梓…リアは驚かなく逆に勇者と魔術師であるリアの両親は驚いて声も出なかったみたいなので、ちゃんと使い方を教えた。
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