第4話 第二の試験『二年間による旅』

私とアルはこうなったのも自分達のせいだと思い試験を中止にした馬鹿共の両親に言って入る許可を貰って薬を渡した。

その途端、その両親達は直ぐに僕とリアの目の前で言った。

「気を失う薬や元気になる薬は作ったのならくれ、そもそも今回悪いのはお前達が行ったから悪い!」

「そんな事はどうでもいいので、後にして貰えませんか?今はこのような事態をどうするかと言う事が重要ではないのですか?」

「アルの言うとおりだ。そして最初にくじを引いたのも参加させたのは、あの子達のご両親じゃねーか!アル達のせいにするのはよせ!」

「この醜いエルフが来たから、俺達の子共に不幸が‥‥。」

「今、なんて言った?」

「だから、この醜いエルフが来たからと発言したんだ!」

「風と雷と氷よ来たれ 黒き漆黒雷となりて 大いなる風と共に 何もかも貫く氷の槍となれ 黒風雷氷槍『ロストライストームジャベリン』」

「何で俺達が、殺されなきゃいけないんだ!」

「それを塗れ、一発で治るが後遺症と殺気が残るからそれともう一回でも先程の言葉を言ってみろ。次はエグッテみようかな、子供たちの目の前でな。」

「以上解散。」

「リアとリアの家族は醜く無い。むしろ英雄の家じゃないかな、元勇者のルギウス・ミトリアさんとグリーンエルフの魔術師である、エレイン・ミトリア様では無いですか?」

何で、昔の俺達の職業を知っているんだ、彼奴は!

「試験は一応リアとアルだけ合格とする。この森から一度離れ一~三年経ってから戻ってこい!その時には最終試験をする。その間、アルを貴方方に託します。」

こうして、僕はリアと一緒に街へ行くことになった。

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