第3話 試験直後、驚きの出会いと試験失敗
「あのハーフエルフじゃなくて、綺麗で可愛いし全然醜くいエルフじゃない。」
「そう思っているのは、今日はあいつ等しかいないからそう怯えなくてもいいからね。」
「分かったわ、でも綺麗で可愛いは余計な言葉。」
「えっそうなんだ。本当に心から思っている事を述べたつもりなんだけど。」
「!…もう知らない。」
彼女は思った。私はこの人だけ信じていいんだ。
まず、最初の試験は風と華の魔法を完成させ試験監督に見せる事。なんだが、その魔法をどうやって開発するかが大切だ。
「えーと、君の名前は?僕はアル、アル・フィーザ。」
「私はリア・ミトリア。うん、アル覚えた。」
彼女の名前はリア・ミトリア、彼女の名前は理解したがその後の事が面倒だと思い彼女には悪いけど知識王の目で鑑定した。結果が驚いた。
「名前」 リア・ミトリア
「レベル」 10
「種族」 ハーフエルフ/転生者[前世:水弦梓]
「称号」 不老長寿の民/森林の民/森林の自由人/魔眼
「魔法適正」 雷系統/火系統/炎系統/水系統/闇系統/風系統
「魔法銃適性」 煙系統/爆炎系統
「武器一覧」
・剣術・ レベル1
・槍術・ レベル1
・魔術・ MAX
・銃術・ レベル5
・弓術・ MAX
「所持スキル」
・知識女神の目[自分の領域に何がいるか調べる事が出来る。]
・鑑定 [他人のステータスを見る事が出来る。消費MP10]
・錬成 [1/10000の魔力で良い。銃やアイテムを素材無しで錬成することが可能。]
・料理スキル [異世界料理ブック所持]
・インターネット[入金額:¥500.0000円]
・アイテムボックスEX 容量∞
・レシピ本 [勝手に記載される。]
だった。そっか、梓も車に轢かれたんだ。苦しい思いをしたね、この世界を管理している女神様に感謝しなきゃね。
「アル、大丈夫?ぼーとしていたけど。」
「うん、大丈夫だよ。また会ったね、梓。」
「へ、何で私の前世の名前を知っているの?もしかして城ケ崎君?」
「そうだよ。あの後自分も車に…」
「そうなんだ、あの時昇は私を盾にして私は死んだ。だけど、昇は光に包まれてどこかに行った。その場にはいなかった。女神様に聞いても答えてくれなかった。でも私はいつか昇を殺す。」
「それは許さないけど、この試験が終わったらリアと一緒に冒険したいな。」
「それは、試験が終わってからね。アル!」
「で、私は何の魔法を使えばいいの?風系統の新しい魔法覚えて欲しい!」
「分かったわ。詠唱お願いします。」
僕はリアに教えた風の魔法である新しい魔法を練習する為、試験監督から離れた場所で試した。
「リア、やるよ!」
「分かったわ。」
『風と華よ来たれ ここのつぼみ達よ 今咲きほこれ ウィンブロッサム』
その詠唱魔法を使った時、声が聞こえた。
「この礼はいつかする、エルフの子達よありがとう。」
風と共に消えた。試験監督の場へ急いだがいくら待っても、もう一組が来なかった。
「君達はここにいて…?何をしている、魔力が大きくなっている。」
「そんなことより、あの男子達を探した方がいいです。試験よりも探す方を優先してください!私達は試験よりも‥‥ってもういいよ。」
「俺に出来る事は無いか?」
「だったら、村の人達に言って捜索してって!」
「リア、あのバカ共を探すから雷系統の探知魔法使って探して!」
「分かったわ。アルはどうするの?」
「僕は風の声を聴いて道案内するよ。試験監督殿を!リアここは任せるよ。」
「うん、任された!」
私はアルに頼まれた雷系統の一種である魔法を使ってあいつ等を探す。
母は言っていた、魔法はイメージが大切よで魔法陣もイメージが大切でそのイメージを描くように思えば良いと確かに言っていた。
「風の聖霊よ この森にいる聖霊達に聞きたい エルフの男の子は知らないか?もし知っているのら答えて欲しい クルスセトラ」
「・・・・・。」
「・・・・・。」
「・・・西にいるよ。」
西か西は確か、父と兄が入っては行けない立ち入り禁止エリアになっていたと思う。西には西の主[風狼]や西の洞窟には[風雷龍]がいたはず、もしあの場所に近づけば命がいくつあっても足りないし本や長老の話を聞いていた僕は知っていた。昔は西の村と「カミュールスの大樹」は一つの村だった、だが一度西の村の民が数名程死んだ。その死んだ理由は旧カミュールス村にあると決めつけた西の村の長老はエリア別にした。西長老[西の村の長老]は一度決めた約束を破ったこの旧カミュールス村にはもう来ることは無いのでここに入った者は皆殺しにすると言う条件を出したが真っ先に約束した長老の妹さんが入って来たので妹であるイライザは殺された。その殺された妹の首は西の村城門の前に転がっていた。それを見た瞬間、何者かに憑依されてしまったかという様に別人になってしまった。これが西と旧カミュールス村の歴史です。女神様から聞いた話によると西の村のハイエルフは千歳を超えてもまだ生きていると言う事が分かった。憑依されているせいかそれは解らない、だが気を付けてと言う事だった。
「雷よ 天空から降り注げ 地脈共に 花を咲かせ ライトニングブロッサム」
これで分かったはずだけど…あれ?制御出来ない大きい奴がアルの向かった先に行ってしまった。
「…まぁいいや」
もしかして、初めての魔法は制御出来ない事をアルは知っていたの?知っていたのに私には話さなかったと言う事は喧嘩売っている?それとも前世の大学でお菓子を作っていた時に、出来立てプルプルなプリンを食べた事を根に持っている事なのかな。まぁどっちにしてもこの赤マークは敵と言う事が分かったから、それにヒットすればいい事。
その頃‥‥僕は樹林にいて馬鹿共を見つけたのはいいが、襲われるよりはマシか。
まずは、イメージだろ。母親と女神様が教えた魔法の言葉はイメージが大切なのよ。と言われたがそれは誰でも知っているが転生者にとってはありがたいと思ったので母と挨拶を交わした後何度も何度もありがとうと言った。
今は集中‥‥集中しなくてはならないが、まぁほっといてもいいか。しかし探すって試験監督殿に発言してしまったなら面倒事だが救護しなきゃいけないな。
お灸を据える感じに最後は殴るのは両親達にやって貰うとして僕がやる事と言ったら“マジックシューティング”=魔法狙撃銃/魔法散弾銃のどちらかだな。散弾銃であれば…辞めた味方まで殺してしまう。狙撃銃であれば撃てば隙の時間だけ逃げれるがその時間は惜しいか。ちょっと話すか、仕方がないしな。
「協和と協送を選択する、『リア』に繋げ!」
「アクセス完了しました。」
「リア、聞こえる?」
「うん、聞こえるよ。何?薬の事なら完成したよ。」
「それは、ありがとう。それは置いといてリアのアイテムボックスに『グレネードランチャー』を送った。から探知した場所に撃って!」
「了解!。」
アルに言われた通りに一発では足りないと思い三~五発ぐらい撃ってみた。そしたら衝撃音が凄すぎてびっくりした。魔物に命中しましたというメールが来たので私はガッツポーズをした。
誰もいないのに何かガサガサと言う音が聞こえたが無視をした。
「おい、離れたほうがいいよ。そっちは駄目エリアだ!試験は失格だ、お前らのせいでな。」
「リア、聞こえる?そこから村に戻って!」
「了解!」
私はアルに言われたので立ち上がって村に戻った。一番早く村に着いたリアが説明して事件は無事に終了したが一人前になる試験は終わった。
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