第2話 転生後の第一試験
「これから二度目の人生となりますが、よろしいですか。」
「もう大丈夫です。チートスキルをありがとうございました。」
「では、行ってらっしゃい!」
と言って周りが光に満ちた、その数分後俺は森林の街「カミュールスの大樹」という大樹街のエルフとして生まれた。家族は父と兄とそして僕だった、母は僕を産んで死んだ。僕にとっては大切な思い出が出来た。母といられた10年間という楽しい時間の思い出を、母は死ぬ前に僕に言った。
「大切な思い出をくれてありがと。」と言って息を引き取った。
僕は一人前のエルフになる試験を受けようとしていた。それは父と兄が一度は止めたが同じだった、何故なら父と兄は同じ経験を受けていた。僕はその前日に勉強をしながら魔法詠唱の特訓と新しい魔法詠唱と魔法詠唱陣を開発したかったので、兄に頼んで一緒に行ったら兄が言った。
「ハーフエルフがいるぞ、醜いエルフだな。」
「ハーフエルフ?とは何ですか、兄様。」
「ハーフエルフはな、人間とエルフと出来た種族。俺達は凛々しいエルフだ。」
「何か、意味が解らないです。」
「へぇーアルはそんな生意気な言い方をしていると教えてやらないぞ!」
「ローグ兄さんに教えて貰うとは思ってないから大丈夫だよ。」
なっ生意気だな。何か俺の弟は生意気になったし、兄である俺に対しての態度がこの所酷くなったな。これはちゃんとした教育が必要だな。
「母なる風よ 風を打ち出し 魔物を八つ裂きにしろ 八風斬砲[ウィルザーグ]」
「アル、それは新しい風爪魔法の一種か?」
「うん、使い終わったら攻撃力が上昇するが、防御力が弱くなるけど。」
「じゃあ、俺にも教えろよ。」
僕は兄に教えて兄と別れた後、一人で魔法を詠唱勉強していた。次は光系統を練習しようと思い魔法陣と同時に魔法詠唱をした。
「光よ 雨となりて全てを貫く 槍とかせ シャニース」
「闇よ 我を援護し すべて滅ぼす力を持つ 武器となれ アビスアーツ」
レベルが上がる音が鳴ったのでステータスを開いた。魔力の流れを読むと戦闘態勢の時では開けるのが凄い事だった。
「名前」 アル・フィーザ
「レベル」 ?→10
「称号 」 転生者[城ケ崎]/森の民/
「種族 」 不老長寿の民[エルフ]
「魔法適性」 雷系統/炎系統/水系統/風系統/光系統/闇系統/花系統
「 HP 」 10000/10000→10500/10500
「 MP 」 20000/20000→20500/20500
「 AP 」 武器錬成1/1000の魔力で良い。
「攻撃力」 500
「防御力」 500
「魔防壁」 2000
「魔攻撃」 3000
「武器スキル」
・銃撃・ MAX ・アーツ・ レベル5
・弓術・ MAX ・槍 術・ レベル5
・剣術・ MAX
・魔術・ MAX
「料理熟練度」
・異世界の知識
「薬剤スキル/薬剤調合/薬剤小瓶生産」
・薬剤の箱
「鑑定スキル」
・知識王の目[鑑定/料理知識]
・真眼
・魔眼
・聖眼
・死眼
・神眼
「錬成スキル」
・錬成王の錬成陣[1/1000の魔力で充分。]
「作成/生産スキル」
・創世生産王の作成/生産ボックス[これに入れとけば何個でもいつの間にか生産状態になる。]
「視覚スキル」
・視覚共通 [従魔が何を見ているのか解る。]
「異世界スキル」
・インターネット[∞ネットワーク]
・アイテムボックスEX 容量∞
・玄関設置EX 設置数∞
だった。確認終了と思って森を出た、そして村へ帰る途中なんか狩ろうと思い知識王の目を使った。
そしたら、薬草とか食べれるキノコの豊富だった。でもあまり採ると森の主が怒るので辞めといた。半分だけ採取し、薬草はその場で煎じ塗り薬として小瓶に入れた。その小瓶を知識王の目で調べると結果がこうなった。そしてキノコは煎じた薬草と一緒に浸してウサギ肉と焼いた。其れも調べた。
・薬瓶…エルフ調合の薬、傷口に塗るとすぐに治る。[対象:傷]
・キノコ串…アル特製、最初の料理。薬で生肉を安全な肉に変えキノコと一緒に浸し、串に刺し。火魔法で焼いた。[体力:500回復][対象:全体回復{傷・眩暈・幻覚}][空腹→満腹]
薬草の効果で食べても塗っても効果ありなんて素晴らしい世界だ、女神様ありがとうございます。早速、レシピ本に記載する事にした。そして子供でも料理する事が可能なレシピ本も作り村に帰る途中に何か倒れているドワーフ達に遭遇した。
「どうしたんですか?そんな所で倒れていたら、敵の的ですよ。」
「ああ、分かっているが腹が減って倒れていた。」
「では、食材をちょっと拝借して何か作りましょうか?」
この食材で足りないのでインターネットで何か注文して作ることにした。
インターネットの金額口座に前世の世界で使っていたお金がそのまま口座額になっていた。
[¥500.0000円を入金しますか?]という選択が出てきたので選んだ。そしたら入金額が五百万円入りました。インターネットのお惣菜コーナーの男爵コロッケとから揚げや缶ビール箱1ケースを注文したら段ボールで来た。中を見たら板が剥がれていたり崩れていた所もあったので食事を作った際に直しておいた。さらに段ボールを売る事にした。
「あの、食事がご用意出来ました。コロッケと鶏肉のから揚げとエールをどうぞ!」
「おお、俺はこの仲間達と馬車で旅をしている行商人のアレンだ。よろしくな坊主。」
「アレンさん達は、お酒とか飲む派ですかそれとも飲まない派?」
「いや、この年だから飲むよ。何か良い物あるのか?」
「このエール、美味しいですよね。」
「ああ、美味い。このエールを何本でも飲みたい!」
「今なら、2ケースで金貨1枚で買う?」
「ああ、買うぜ。この箱と一緒にいいのか?」
「はい、どうぞ。缶の開けかたを紙に書いて置くのでどうぞ!」
「はい、金貨1枚とクーラボックス2個渡しておきますね。水魔法のウォーターとロックアイスをこのクラーボックスに入れて、缶ビールを入れて置くとキンキンに冷えたエールになるよ。」
「ありがてぇ、大事に使わせて貰うよ。この箱も丈夫そうだから次いで貰っておくよ。」
「アレンさん、そして皆さん。お元気でー」
手を振ってサヨナラを交わし村に帰った。
「いい坊主だったな。美味いご馳走に遭遇してラッキ~だったな。」
「あれはエルフだったな。ん?あれはさっきの坊主だったな。」
何かに追われているんだが、まさか夜行性のダークウルフだったら…ヤバイよな。
夜行性は急に背を向けると襲われる可能性が100%。だとしたら子供だと襲われるよな…助けるか。でも何か聞こえるようなあの坊主からか、まさか詠唱しているのか?
声が聞こえる、あれは女の子?
「アル、今から貴方に歌をあげるわ。私と一緒に歌うのよ」
「終焉の歌よ 雨の地に 地に降り注げ 楽譜の様につなげ エンディーソング」
あのダークウルフの群れを沈殺したのか、そしてそのウルフをアイテムボックスだと⁉その間々入れたのか。
「あそこにいるのって先程の行商人のおっちゃんか、まぁいいや大丈夫だね。」
何故なら先程挨拶した後、知識王の目で見たところ全員のレベルを見てしまった。合計でもレベル80~120まであったので凄いなとは思った。こんな世界にね…こんな世界って失礼か。女神様、今の発言お許しください。
「ええ、許すわ。貴方が先程、終焉禁忌魔法を使った事についてね。」
「終焉禁忌魔法?」
「先程使った魔法よ、覚えてないの?」
「使った?でも確かに口にした事は覚えています。でも聞こえたんです、その魔法を歌う少女の声が!」
「えっ⁉そ、そんなはずは無いわ。絶対にないはずよ。」
「だってそれは、だって彼女は私の目の前で魔王に撃たれて死んだのよ。」
「その彼女が亡霊となって、まだ彷徨っていると言うの?」
「落ち着いてください。この魔法は使用しないです、女神様の許可が降りるまでは絶対に使用しない事を僕は…アル・フィーザに名において使わない事を誓います。」
「わかったわ、絶対よ。」
この事を女神様と約束した僕は村へ帰った。村の入り口には兄が心配していた。
「お前と言う奴は、どうして試験前日に迷惑かけるんだ!」
「ごめんなさい。練習の森で魔法を習得していて、時間に気が付かなくて其れで闇系統の魔法を何故か習得していました。」
「ん?闇魔法だと⁉」
「どうしました、ローグ兄?」
「何でもない。(俺が習得していない魔法をどうやったらそんなに習得出来るのか?)」
家に戻り、試験表が配られた。この森林の街「カミュールスの大樹」の受けるエルフや醜いと言われているハーフエルフなどが試験対象者だ。この試験は知識が大切だ。
①魔法詠唱[風と華]
②森林探求
③小瓶造り
④料理
⑶ミニクエストとして薬剤調合をして来い!
以上。
この四つが試験対象になるがもう残っているのが、あのハーフエルフしかいない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます