序章 第2話 虚ろな邂逅
────さぁ、
×××
それは、押しては返す波のように───
世界そのものが、その
神様曰く、
そしてその
だが昨今…そんなルールを
ある者は
そんな
×××
「うっ……ここは……」
発見してから、1時間と4分26秒───
全くの
髪はブロンドのショートヘアで、全身にはマットブラックを基調とした、
「大丈夫ですか?どこかケガなどはされてませんか?」
初対面ではある程度、
「大丈夫です…あなたは?」
情報の共有は、できるだけ
現地人ならともかく、
「先程助けて頂いたおかげで、この通り無傷で済みました。」
最低限必要な装備や道具、ルールブックなどは
以前に何度かこういう事態が発生し、初対面でかけられた
今は用心を
「そうですか!よかった…実は、伝説のキノコを求めて日中から
道に迷ってしまって。よろしければ、街への道のりにご一緒させて頂けませんか?」
あー、あの食べたら大きくなるやつかな?
…って、んなことはどうでもいいが。
少女が装着している複数点に及ぶ武装は、俺の知り得る中でもかなり発展した時代の社会において開発されるような
それに加え、言語のコンバートシステムも
言語の
つまり、この世界以外の住人ということがほぼ明確になった。
「助けて頂いた恩もございます。
×××
虫の音もほどほどに、
神聖な領域を歩いているという感覚が、いつまでも続くことが望ましく、心地いいものに思えたが、しかしそれに共鳴するように心をざわつかせる
少し
だからこそ自身の存在意義があるのだと、ふと我に返った。
またしばらく
「さすがに距離がありましたねぇ。まさかあんな所に迷い込んでしまうとは…」
おそらくこれが正門だろうと思われる付近に腰を下ろした。
「歩き詰めで、疲れたでしょう。」
「いえ、旅は慣れてますから!」
そう二、三言交わす。
あの後に微かな気配に向かって移動し、少女を発見した頃にはあの
そのまま放置し犬に
こいつの真の目的を追及し、この世界の情報をある程度収集させ、必要のなくなった時に殺せばいい。
そう
「私は、テスラと言います。あなたの名前を教えて頂けませんか?」
しまった。
よりにもよって、一般的な人名を予習しておくことを忘れていた…
場合によっては、致命的とも言えるミステイクに繋がりかねない。
ここは、仕方がないのでヤツに頼るとしよう
心の中からパスを繋ぎ、あのクソガキもとい神様に助けを乞う事にする。
『なんだぁい?困り顔の
放たれたその久々の第一声に
どう見積っても、幼稚園児程度にしか見えない子どものニヤついた表情が、憎たらしいほどに思い浮かんだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます