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退屈な学校生活が終わると同時に、駆逐の時間が始まる。学校からそのまま次元転移を経て、三・五次元世界に行く。僕達が本来戦う場所については、今まで触れてこなかったので、この際説明するとしよう。敵、つまり【侵略者】という名称は、こちら側、つまり【ナレッジ】が名づけたものだ。そいつらは僕らがいる世界と違う世界にいる。いわゆるパラレルワールドだ。そしてその世界は四次元世界と定義付けられた。彼らは四次元世界から僕らがいるこの三次元世界へと侵攻しつつある。それを食い止めるのが能力者の役目なのだが、そのための場所が先に紹介した三・五次元世界だ。文字通り、三次元と四次元の狭間の世界。風景を始め、何から何まで三次元世界のもので、しかし人間はいない。だから僕を含め、様々な能力者達がこの世界への侵入を果たした時は困惑した。ゴーストタウンならぬゴーストワールド。能力者しかいないその世界を、その異形達は闊歩していた。

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