第34話「ハインツに捧げる、レーブンの勝利」

33-1 全米No.1、地球への凱旋

『おい、どうみてもよ……』

『あのディン様が……あの人が殺されたら一体どうなるんだよ!?』

『それよりも、皇帝陛下を裏切った為殺されたんじゃないのか!?』


 リキャストに率いられる反バグロイヤーの抵抗勢力を前にして、クラークの防衛隊は攻撃の手を弱めつつあった。これも先陣を切るリキャストが、ただ武を振るう代わりに両目からとある映像を晴天の空に向けて投射した――ディンが皇帝を人質に取って天羽院を脅迫するものの、背後からトランザルフに襲われる形で息絶えるまでの一部始終の映像を。


「――バグロイヤーの内紛でディンは殺されたのだよ。七大将軍が皇帝を亡き者にしようと動き、同僚に殺められているのだよ」


 映像の一部始終を流し、ゼルガは武装将軍ディンが内輪もめ同然の最期を遂げた事を触れる。ディンが七大将軍の一角だけでなく、バグロイドの技術者として地味ながらも重要な役回りを担っていた事も含め、彼の死が事実とすれば今後に暗雲が立ち込めると兵士たちの間にどよめきが走る。


『で、でたらめだ! ディン様は皇帝陛下と昔ながらの付き合いの筈で……!』

「動揺する気持ちはわからなくもないのだが……」


 ただ一人バグトライカーを駆る者が頑なにゼルガの話を否定し、デリトロス・クラッシュを突きつけながらリキャストへ迫るものの――デストロイ・ブライカーで振るわれた鉄球の鎖を焼き切る。さらに左手にした電次元ソニックの出力を調整すると共に、両足を粉砕するまではせず、機能不全へと追い込む。ゼルガが得意とする戦法でもあったものの、


『や、やるなら一思いに殺せ! 俺がどの軍団にも声がかからないからってなぁ!!』

「……出来る事なら、君を人質にとりたくはないのだよ。少しの間だけ手を止めてほしいのだよ」

「貴方は私とゼルガ様を相手にしています……こうも言いたくはありませんが」

『ちくしょう……』


 クラークに陣取るバグロイヤー軍を黙らせるため、ゼルガが人質にとった相手は己の非力さを交えつつ、忽然とした態度で死を選ぼうとしていた。気骨のある者を相手に、自分が卑劣劣な真似をしている事が後ろめたいとゼルガが謝りつつ、その上でユカは彼に念を押して無抵抗を強いらせる。


「ディンが君たちの皇帝陛下に反旗を翻したかは定かではない……ただ、皇帝ではなく天羽院という男に銃を向けているのではないのかな……?」

『確かに皇帝陛下を裏切るとしたら、この状況ですでに……』

「それもこの天羽院という男、アージェスで少し面識があるのだよ……」


 この映像から確信は持てないと釘を刺しつつ、ディンが死を遂げるに至った遠因をゼルガは推測しながら呼び掛けていた。彼は皇帝よりも天羽院への殺意が強かったのではないかと触れており、さらに彼がアージェスに所属していたとの事実を触れれば困惑の声が上がりつつあった。バグロイヤー側から込みあがる不穏へゼルガがさらに追い込むように、


『……やはり私の秘密を掴んでリークするつもりで接近していたとは……本当愚かな先輩ですね』

『な、何をシラきっとるねん! おんどれこそおしまいなのわかっとるんか!!』

『別に私はこれで終わりではないですから。バーチュアスグループの利益を追求するとかを目的としているとお考えでしたら、私を過小評価している事になりますよ』


 バグロイヤー側からは見慣れぬ場面へと映像が切り替わる――格納庫の中にバグレラのバリエーション機や、バグアッパー、バグリーズなどのバグロイドが配備されており、天羽院がバーチュアスグループに籍を置いていたような物言いにさらなる戸惑いを与えようとしており、


「この男が表向きはハードウェーザーのスポンサーとして、バグロイヤーとの戦争を煽る真似もしていたのだよ」

『……確かにあの男がいつの間に高い地位についてたけどよ』

『……だとしたら、あの男が皇帝に取り入ってるのかよ!?!』

「……もう考える少し時間を与えるのだよ」


 シンヤがバーチュアスの代表として活動していた天羽院を突き止めた時の映像は、思わぬ効果をもたらそうとしていた。バグロイヤーを内部から崩壊させようとするゼルガの目論見は一人の女性による所が大きかった。メイド服姿の彼女は二人の兵士に身柄を拘束されていたが、


「確かアオイだね? 君を辱める事も気が引けるが……」

「私の事などどうでもいい! バグロイヤーの機密を手土産に辱めを受けるような情けない女など!!」

「貴方は命乞いの為にここにいる筈ではありません……どうか落ち着いてください」


 アオイはレーブンのメイド長として彼女へ仕える、旧式のバグロイドを駆ろうともゼルガ達と隊を率いて一戦を交えた――そのような忠義と勇猛さを併せ持つ彼女が機密を手土産に自分たちの元へ降った事は、浅はかで利己的な目的があっての事ではないと見た上でユカは優しい声をかける。


「出来る事なら完全な状態で手に入れていれば……」

「いや、この映像だけでも十分だよ。少し芝居もしてしまう私もどうかと思うのだがね」


 アフィニアでの戦いの中、キースたち突入隊にバグロイヤーの機密が漏洩する事を避けるが為、アオイは単身で白兵戦に応じつつコンフィデンシャル・ルームと急いだ。その先にはディンが援軍として対電子戦用マイクロイドを回していたものの、白兵戦に巻き込まれた故か足を破損した状態で発見された――バックアップの為に送り込まれたマイクロイドはディンの最期まで記録していたとのことだった。


「ハインツ様やグナート様との親交もあったが、何よりも皇帝陛下と古くからの付き合い。そのような方がこう無惨に殺されたとなれば……」

「バグロイヤーに告発するより、敵である私に賭けたとなれば……随分思い切った選択だよ」


 ディンが内輪もめで殺められた真相を、バグロイヤーへ告発しようとも皇帝たちによってもみ消される恐れがある。よってアオイはこの機密を敵であるゼルガに渡した――バグロイヤーを動揺させるために使わせる方が良いとの選択にゼルガが少し苦笑を浮かべつつも、


「そろそろ決めてほしいのだよ――これ以上戦うつもりがないなら、速やかにバグロイドから降りて立ち去るのだよ」

「私たちから攻撃する真似は致しませんが、バグロイドは乗り捨ててください……万が一もありますから」

『逃げる事を選ぶならゼルガ様の方へ! 両手は頭の上で組んで!!』


 バグロイドの面々へとゼルガは降伏を推奨し、キースが指示すると共に人質として捉えたバグトライカー少し突き飛ばすように解放した。すると何人かが合図をとして見なしたようで、何体かのバグレラやバグロックは武器を放棄した上でリキャストへと歩み寄った後に、パイロットが次々と降りていった。少し離れた地点にキースたち何人かの兵が構えており、一人が指示された通りに真っ先に両手を頭の上へ置いた状態で歩み寄ればボディチェックを受けたものの


『な、なんでだよ……なんでさぁ!!』

「本当はもう少し時間を割きたいのだが、そう時間をかけるわけにはいかないの……戦う気がないとしても気持ちを踏みにじるつもりなら控えてほしいのだよ」


 降伏を呼びかけるとしても譲歩にも限界がある。実際一人が軍服にナイフを仕込ませていると気付いた瞬間、発砲を躊躇う事はなかった。この後すぐに、浅はかな考えで逃れる事は死を招くと悟ったのだろうか、途中で引き返す者も、別の方向へ逃げる者も現れた時にも撃たれる結果となり、これ以上の抵抗が無理だと悟り自決した者もいた。そして、それでも必死に3人がキース達の元へ逃げ込んだ後に、検査を経た後にやみくもに走り去った者もいた。


「ゼルガ様、この女はどうしましょう?」

「一応私たちに協力しているのですから、彼らと同じように……」

「私に情けはいらん! 敵の身に墜ちれば囚われの身でいる事が当然だろう!!」

「……」


 その一方自分を拘束する二人の兵士は、アオイへ若干同情的な目を向けられていた。けれども彼女は自分が命乞いの為にゼルガの元に降った訳ではなく、彼らの仲間になった覚えはないと必死に叫ぶ。ユカは彼女が忠義の為に自分のプライドを捨てて協力を選んだことに葛藤しつつも、


「仮にこれで戦争が終ろうとも、ハインツやレーブンが許されるかどうかわからないのだよ」

「そんなことを私は望んでない! ハインツ様とレーブン様が奴の元で戦い続ける事こそ惨めだ!!」


 ハインツやレーブンの戦いは既に天羽院の思惑通りに動かされている、いわばバグロイヤーとしての誇りもない戦いを強いられているとアオイは嘆きたい心境だった。彼らが既に地球へ乗り込んで攻撃を仕掛けている時点で、地球とバグロイヤーの関係を前に責任を取らなければならないとゼルガがやむを得ず突きつけようも、アオイは唇をかみしめながら首を縦に振っていた。


「本当私も酷いことをやっているのだよ……相互理解と言いながら、バグロイヤーも地球も敵に回した節操なしだよ」


 忽然とした態度を貫き通すアオイに対し、ゼルガはどこか羨むように本心を吐露する。アージェスの民を守るとの名目で、バグロイヤーの前線部隊の司令官へと着任した。地球との被害を最小限に食い止めようと戦いの最中指揮を執り、双方が早期に和解するように奔走した。だがそれでも戦争による被害は少なからず生じた事を自虐するように。


「……それで死んだ扱いにされようとも、こうも生かされているのなら簡単に死ねないのだよ」

「……ゼルガ様、既に投降される者はいないようです」


 その為の責任を玲也との決闘に敗れて死ぬ形で、相互理解の足掛かりを掴んだ。今の彼は今度こそ死に場所を探しているかのように戦い続けていた。彼の手をそっと取りながらユカが目の前のバグロイドが抗戦の構えを取っているのだと知らせたとき。左手のクラッシュを振りかざしながらリキャストへ一矢報いる者がいた――先ほど人質から解放したバグトライカーであり、だ。


『俺は手柄を立てて、豊かになりてぇんだよ! そうでもしないと……!!』


 まるで戦わざるを得ない自分の心境を吐き出しながら、バグトライカーはコクピットへ弾丸の直撃を見舞われると共に倒れ果てた。既にスクランブル・シーカーのデストロイ・レールガンからは煙が上がっており、一瞬ゼルガは目を閉じたながら


「ここから逃げる事もなく、姑息な手を取らなかった事は褒めるのだよ」

「ですが……私たちとしても、このクラークを攻略しなければなりません」

「そういうことだよ……君たちの覚悟へ受けて立つのだよ」


 アフィニアから北へと向かった先に位置するクラークこそ、反バグロイヤー側からすれば攻略対象となった。それも転送装置だけでなく、エネルギーフィールドの発振器が設置されていた為であり、地球を太陽系から孤立させていたエネルギーフィールドの出元ともいえた。この重要拠点を死守する面々は例え旧式のバグロイドだろうとも、ゼルガを前にして屈する者達の方が遥かに少ない。よって、やむを得ずゼルガは取り残された相手達へ攻勢を畳みかけていった。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


「……エネルギーフィールドの減衰を確認! ゼルガ様がクラークを占領したようです!」

「相変わらずお見事ですね~」


 オール・フォートレスのレーダーは地球を覆う桃色のエネルギーフィールドが急速に弱まりつつあることを捉えた。ゼルガ達がクラークの占領を確認した事へミカとメローナが思わず手を叩いて喜びあっていた所、


『メガージ艦長、聞こえるか、メガージ艦長!!』

「ビル・ファルコ……ゼルガ様がクラークを占領されたと」

『左様! 直ぐ我々はサーバーンへ殴り込みをかけるつもりで!!』

「サーバーン……本当に七大将軍を孤立させるつもりか!」


 すかさずメガージの元へ電次元から太陽系を突破して、艦隊の指揮を執るビル・ファルコという人物からの連絡が入った。エネルギーフィールドを消滅させる一つの役割を果たした後、彼らは円盤型の移動拠点サーバーンの占領へと踏み切る。電次元からの転移を可能とする七大将軍にとって、出入り口を封鎖するようなものであり、


「すぐにこちらも護衛を送り込む……ゼルガ様はまだゲノムに?」

『ゼルガ君は第三の計画。解放軍への増援を送る為バグロイドの駆除に当たるつもりだ!!』

「わかった。ゼルガ様に心配はないと、出来れば伝えてほしい」


 ビル艦隊がクラークを占領するにあたって抑えたゲートを利用して、次元を超えたサーバーンへと向かう。ディン亡き後に太陽系のバグロイド部隊の管轄に綻びが生じているかもしれないが、万が一サーバーンごと撃墜されることを想定して、メガージはサーバーンの確保を目的とした援軍を送ると約束をかわす。


「メガージさーん、援軍にベリーを送るって事は」

「流石にそれはない。パインなら辛うじてだが」

「おいおい、何のために俺たちがここにいるんだよ?」

「もうそろそろ、地上が恋しかったりするんだよなー」


 メガージから援軍の指名を待たずして、二人が早速名乗りを上げた。本来ならば電装マシン戦隊の一員であり地上へ戻る理由があり、最古参のプレイヤーとして戦いに飽き足らないとなれば――アンドリューとリタ他ならない。


「まぁ、そのビルって奴が誰かしらねぇけどよ、俺がちょちょいと片付けてやっからよ」

「それ終わったらあたいらも、地球に向かわせてくれって話だなー」

「待ってください。流石にゼルガ様だけでなく貴方までいなくなりますと流石に心細くて」

「パインはまだしも、ベリーとなればねー」


 アンドリュー達としては、サーバーンの護衛を務めつつ大気圏内への帰還を狙って血路を開こうとしていた。けれどもミカがオールにハードウェーザーが不在の場合、戦力が心もとないとの意見もまた一理あった。メローナが補足する通り、パッション隊の面々だけで留守を任せられるかと言いたげだが、


「ちょっとー、せっかくあたし達が頑張ってるのにそんな言い方はないんじゃないのー?」

「おーおー、噂をすればお前ら本当にどっからでも出てくるなー」

「……いや、僕は二人を止めようとしたんですけどね」


 自分たちが頼りないとは軽視しすぎだとベリーがブリッジで胸を張る。パインが相方へ呆れるように突っ込むのはいつも通りか、それともリタに二人と一緒とみられている事を快く思っていないのはともかく、


「……お前達がいつもこうだから、指揮を執る私の立場も」

「まぁ、俺からも将軍に掛け合っときますから。ロディやラグレーとかまだ宇宙での戦い方も知らねえからな」

「それに、シンヤの親父さんもなー、アイラの為にもなー」


 アンドリューとして、自分の代わりにオールにもハードウェーザーを交代させながらスタンバイさせる体制を取ることで補おうと捉えていた。そして自分たちがどうして帰る必要がある背景は、シンヤの存在もあった事を付け加えており、


「まぁ、我儘言ってるからにゃ俺一人で上手くやらねぇとぁ」

「……一人との事は、パッション隊の助けは要らないと?」


 自分が無理なり我儘なりを通すとともに、オールの消耗を最小限で抑える必要がある――その背景もあり、アンドリューは単身でサーバーン近辺のバグロイドを駆逐すると約束する。メガージとして彼の実力を見くびっている訳ではないが、念のため加勢の必要はあるかと尋ねると、


「ついでにおめぇらも見とけよ。アンドリュー・ヴァンス一世一代の大勝負って奴をな」

「……もう! アンドリューったらまた子供扱いする!!」

「ただ、何だかんだ僕達を案じている様子はゼルガ様と少し似ているような……」

「えー、急にどうしちゃったの? ゼルガ様と違ってアンドリューはデリカシーがない、野蛮じゃん!」


 アンドリューは単身で戦場に乗り込むにあたって、パッション隊を相手にしない―プーアルから子ども扱いされる事に突っ込まれるのはまだしも、ベリーから女の扱いに対する彼の評価はパイロットとしての腕以上にキレがあり容赦ない。流石のアンドリューも少しずっこけて壁へ思わずもたれると、


「まーまー、どうしてもってなら後からついてこいってあたいら言おうとしたんだろー?」

「……そうだったな、なぁメガージさんにその辺りは任せらぁ」

「万が一でパインは送るかもしれないが……」


 一応メガージの許可が降りるならば、自分の後を追って出ても良いとアンドリューは付け足す。ただ彼からすれば兵力の温存が必要とみたか、それともパッション隊の面々の腕を考慮してか、パイン以外は見合わせようとする姿勢を今の所取っていた。彼女と違い前線へ出すことを不安視されている件についてベリーが抗議するも、メガージの端的な評価を殆どのクルーは首を盾に振っていた。


「何でそこであたしじゃないのよ!」

「……お前は口以外にも弁えたほうがいい」

「まぁ、とりあえず出す時はあたいらに伝えてくれよー」

「それまで、オール・フォートレスに指一本触れさせねぇからよ!」


 パッション隊へ程ほどの期待を寄せつつ、アンドリューは地球への帰還を目的とした大勝負へと打って出る。地球の大地を踏むことがなかろうとも二人の闘争心は萎える事を知らない訳で、


「ゼルガがいねぇと張り合いがねぇからよ……暴れたりねぇ分はあいつらでな」

「えらく強気だなー、がきっちょ達もあたいらのいない間に腕を上げてるとおもうけどよー」

「バーロー、あいつらが成長してねぇとは思う訳ねぇ……それを言うなら」

「あいつらだけじゃなく、あたいらも成長してるって言う訳だなー!」


“ゼルガによるゲノムでの戦いは、バグロイヤー側は混迷の兆しを見せるまでに至っていた、この綻びは、地球を覆うエネルギーフィールドを消滅させるか否かの状況にまで差し掛かっている。大気圏内で続く電装マシン戦隊と七大将軍との戦いへと加勢する為、宙域でくすぶり続けていたアンドリュー達が今行動を移す。この物語は若き獅子・羽鳥玲也が父へ追いつき追い越すとの誓いを果たさんと、抗いつつも一途に突き進む闘いの記録である“

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