最後の一個
関東の一つ残しは止めなさい。
おかずやお菓子を、一つ残して食べようとしない私達に、母はそう言う。
それは早く誰かが食べなさいという催促なんだろうけど、どうしても私は手を伸ばせなかった。
最後に残っているそれには、何か理由があって誰も食べないんじゃないか。
美味しくないとかならまだいい。
しかし、良くない何かが中に入っているんじゃないか。
そう思ったら、絶対に食べる事は出来なかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます