第113話正義マン再び②

 ああ、会いたくねぇが攻撃されて素通りも出来ない文句言いに行くか。


「おい! いきなり攻撃するってどういう事だ! 正義マン振った覆面女!」

「っ!? あ、あんたは……ハーレム男!

 このぉ……よくも私の前に顔出せたわね。あんたの所為で大恥搔いたじゃない!」

「うるせぇ! いきなり攻撃して来やがって。

 何が殺しはダメだ。てめぇがやってんじゃねぇか!」

「はぁ? 私じゃないし!」


 最初っから喧嘩腰前回でいがみ合っていれば、もう一人の弓手の女の子が口を開いた。

 俺たちと代わらず十代半ばの見た目だが、おっとりしたおねーさんタイプだ。

 黒髪ロングで何故か縦ロールにセットされている。

 弓手よりも魔法使いとかプリーストの方が似合いそうな感じだ。


「えっと、もしかしてドラゴンに乗ってた?」

「ああ、そうだよ!

 俺の大事なリアが死にかけた。ごめんじゃ済まない事態なんだが?」

「え? でも、魔物だったし……」


 と挙動不審な様子を見せている時にリアが徐に寄ってきて、ドラゴンに変身して再び人型に戻った。

 それでどういう存在を攻撃したかを理解したようだ。


「ご、ごめんなさい。普通の魔物だと思ってたの。知らなくて……」

「こんな奴に謝る事無いわ。そっちのリアって子に謝れば十分よ。こいつは信じちゃダメ。絶対に後悔するわ」

「黙れ、この自意識過剰の委員長気取り女! こっちは攻撃されてんだぞ?

 お前も一緒にパーティー組んでるなら敵だからな!」

「はっ!! だからやってやるって言ってるのよ!

 怖くて逃げた奴が何言ってるの!?」


 小馬鹿にしたように鼻で笑いやがって……


「ケンケン、ちょっとどいて『瞬動』」


 アキホが横を通りぬけたと思ったら、移動スキルからの顔面パンチが舞った。

『あぐぁ』っと無様な声を上げて吹っ飛んでいく正義マン。


「おお! アキホナイッシュー!」

「「イェーイ!」」


 俺とアキホはハイタッチを交わして笑いあった。


「今回はこれで勘弁してやる。次は無いからな」

「えっ!? 許してくれるんですか?」

「リア、いいか?」

「うむ。素直に謝罪されては致し方ないのぅ。

 なにやら主と出会った時を思い出したわ」


 ふははとリアが笑う。そう言えば、俺も最初攻撃しちゃったんだった。


「ありがとうございます。

 あの、あなた方は魔戦武闘会に出ていたという方たちですよね?

 アカリちゃんから話しは聞いています」

「ああ、そうだけど……こいつの言う事は、話半分で聞いてね?

 色々捏造するし、自分の都合の良い事しか言わないから」


 殴られた鼻を押さえて涙目でこちらを睨むユウキ・アカリ。

 俺はフーちゃんに背を向けると、ゲス男宜しくといった面持ちでニヤつきながら見下した。


「フーちゃん、こいつの話を聞いちゃダメよ!

 うぅ、てかすっごい痛い。回復して?」


 その言葉を聞いて俺はさり気なく委員長とフーちゃんとの間に入ってしゃがみ込む。

 地面にべちゃっと座り込んだ委員長に視線を合わせると、彼女は訝しげにこちらを睨む。


「回復して欲しいなら。お願いしますって言ってみ?」

「お前には言ってない。って何でフーちゃん連れて行くのよ! ふざけないで!」


 アキホは俺が委員長を見下した辺りからフーちゃんって子の方に話しかけ、俺たちから遠ざけていた。グッジョブ!

 きっと、明らかにこちらへの攻撃意思が無いため、委員長と距離を置かせたかったのだろう。

 彼女は再び謝罪をしてリアは「よいよい」と柔らかく言葉を返していた。

 そして助けが無くなった委員長。


 今の所フーちゃんは気が付いて居ないようなのでさり気なく『音消し』を発動して向こうに音が届かないように膜を張った。

 よし。これで嫁に引かれずにこいつに嫌われまくって距離を置く作戦を実行できる。


「ほれ、癒してくださいお願いしますって言ってみ?」

「誰が言うか! お前のヒールなんて気持ち悪いっての!」

「あっそ。んじゃそのまま鼻血ブーしてればいいんじゃね?」

「って言うか殴ったのあんたよね?」

「俺じゃねぇよ。馬鹿なの? 脳みそつるつる?」

「~~~っ!! あんたの連れなんだから変わらないでしょ!?」

「あんたの連れが攻撃してきたんだから当然の報いでしょ!?」


 彼女の口調を真似して口撃してみれば、怒りを通り越して泣きそうになっている。

 よし。ここまでやれば一緒に行動したいとか思わんだろ。

 もう『音消し』はいいや。解除しよう。


「てか、お前正義マンの癖になんで戦争止めないの?

 調子に乗って言ってたじゃん、力あるものの義務だとか。

 俺に突っかかってきたのは気に入らなかっただけ? ポーズ?」

「……っ!? ポーズじゃないっ!! 止めるために出てきたのよ!!

 私達だけじゃ、力が足りないから……」


 うっわぁ。きっとダイチ君勧誘しに行くんだわ。


「シュウは誘ったの? こっち来てたろ?」

「はぁ? あいつもこっち来てるの?」


 あー、関わらない方がいいって言ったからキッチリ避けてるんだなきっと。


「知らないならいいや。戦争は俺が止めるからお前はもうどっか行けよ」

「はっ!? ……いいわ。そういう事なら贅沢は言わない。手伝ってあげる」

「いらねぇっつの! どっかいけよ! 主に俺が居ない方へ!」

「何でそんな酷い事言うのよ!」

「酷くねぇよ! お前は失礼な上に攻撃までしてきた赤の他人だっての!」


 地べたに座り込みながら泣きそうな女に追い討ちを掛けているが、結構精神的に削られ始めてきた。そろそろ終わりにしたいのだが……


 何この美少女相手にガチギレしてイキっちゃったDQNみたいな構図……

 まさか他の勇者が勇者っぽく登場したりしないよね?

 そんな風に思いつつ、目を泳がせていたら後ろから声が聞こえる。


「あんなに厳しいものいいするご主人様初めて見ました。普段は何をしたって怒らないほどに優しい人なのに……」

「そうですか? 私にはあんな感じの時ありますよ。たまーにですけど」

「うん。お兄ちゃん人を見下す奴が嫌いだって言ってたからミィ多分それだと思う。

 でもそれでも町の人たちより優しい」

「そぉです、そぉです。あんなのかなり優しい部類の対応ですよ。獣人国内なら好感を持たれるくらいです」


 傍観していたララまで話しに入り始めれば、姦しい女の雑談が始まる。

 何時のまにかフーちゃんも話に混ざっていた。何故かララに超優しげな視線を送っている。


 まさか、そんな趣味が? けど、ララは俺の嫁だからな?

 いやいや、まだわからんし、様子を伺おう。


「うーん、アカリちゃん自分から地雷踏みに行くの好きだからなぁ……」


 と、フーちゃんのその評価を聞いて人安心した。彼女は正常の様子。

 いざとなれば、彼女に押し付ければいい。元々の連れなのだし。


「『ヒーリング』ほれ、そろそろ立てよ」


 脅威では無いなら無理して嫌われたり遠ざける必要もないかと回復しつつ手を差し伸べた。


「な、なによっ!! あんたがやったんでしょっ!!」

「悪かったよ。ほら、女の子なんだから地べたに座ったままで居るなよ」


 キッとこちらを睨みつけ、拳を握り締める彼女に早くしろと差し伸べた手を更に前に出した。

 涙目で睨みつけながらも、しぶしぶの体で手を取って立ち上がる委員長。


「ちょちょちょちょ、ケンケン? 何口説き始めてるんですか?」

「――――っ!? そ、そういうのお断りって言ったでしょ!」


 ちげぇっての……めんどくせぇな。


「言っておくが、俺はもうこれ以上嫁はいらないから口説く理由がねえよ」

「セフレとかの可能性だってあるじゃないですか!」

「うわぁ、最低。ホント最低。クズね」


 アキホちゃーん、お前はそろそろお仕置きが必要だな。


「お前たちの体でおつりがくるくらい満足してるっての」

「~~っ!? そ、そういう話乙女の前でするんじゃないわよ!」

「はぁ。もう面倒だ。こいつ無視してもう行こうぜ。

 ここからなら歩いて行けるしこのまま行こうか」


 一応フーちゃんには一声掛けてそのまま町の方へと歩きだしたが、何故か委員長が付いて来ている。その後を追うフーちゃんも苦笑いだ。


「何で付いて来るんだよ! お前とは付き合いたくないってハッキリ断っただろう? お前とは始まる前に終わったんだよ!」


「付き合ってなんて言ってないっ!!」とガチギレする委員長。


 そのやり取りを見て「うわっ、ひどっ!」とフーちゃんがいい笑顔で呟いた。

 違うんだよ。これくらい言わないと効かないんだよ。ダメージが通らないんだよ。

 と、必死に弁明をした。


「確かに。こいつ、バッシブスキルで『ダメージ忘却』とか持ってそうですよね」


 とアキホが言うと皆がクスクスと笑った。

 その中にはフーちゃんも入っていた事で委員長はダメージを忘却しきれていない様子。


「な、何で皆してそうやって苛めるのよ!

 フーちゃんまで……酷いっ、酷いわっ!」

「ごめんごめん。アカリちゃんが可愛いからついね?」


 酷い常套句である。

 さすがの俺もちょっと優しくしてやろうかなと思ってしまいそうだ。


「それで、お前は付いて来て如何するつもりなんだ?」

「なによっ! 邪魔だって言いたいわけ!?」


 いやそれは何度も言っているんだが、そうじゃなくてだな。

 何か思惑があって付いて来てるんだろ?


「そんなの決まってるわ! 戦争を止める為に活動するのよ!」


 ダメだこいつ。具体的な言葉が一つも出てこねぇ。何も考えてねぇな……


「うん。すれば? 邪魔はしないから勝手にどうぞ」

「っ!? 何で貴方はそう協調性がないの!?

 目的が一緒なら協力するべきでしょ?」

「目的が一緒でも、考え方が幼稚園児とは組めないかな。邪魔にしかならないし」

「~~っ!! もういいわよっ! 私一人でやるわよ。それで良いんでしょ!?」


 そう言ってガシガシと大地を踏みしめて去って行く委員長。


 いやいや、力を求めて町出てきたんでしょ……

 俺との協力体制がダメになったんだから他国に行くべきじゃないの?

 そっちは町の方角だよ?


 まあ、フーちゃんにストッパーになって貰えばいいか。

 そう思って彼女を目で追えばすぐ近くに居て目が合う。

 ビックリして思わず口をパッカリ空けると苦笑いで返された。


 なんでキミは此処にいるの?

 俺たちの輪に残っていたフーちゃんに驚いて声を掛けた。


「え? だって一人でやるって息巻いてたから。

 戦争も止められるなら止めたいけど、体張るほどじゃないって言うか……」


 わかる。その気持ちわかるよ。


「よし。じゃあ、あいつは放置して一緒に行こっか。

 そうだ! 町の様子聞かせて貰っていいかな?」

「はい、いいですよ。と言っても大した事は知りませんけど――――」


 フーちゃんの話が始まり、町に入る前から欲しいと思っていた情報を得られる事になった。


 彼女に国の状態を聞いてみれば、やはり召還勇者達に乗っ取られており、国王は発言権すら無い状態になっているらしい。

 とはいえ、監禁されたりしている訳ではないそうだ。

 彼らは国王をそのままに、その上の存在として国の中枢にいるらしい。


 そもそも、どんな風にいちゃもん付けて攻め入ったのかと問い掛けてみたが『最初の衝突に関しては獣人国の方に非があったと思います』とフーちゃんは話す。

 行軍中の兵士達が突っかかって行って返り討ちにあい、後に続いた兵士達も全員やられたそうだ。

 そいつはそのまま王宮まで乗り込み、単身で制圧したらしい。


「って事は、召還された奴は一人だけ?」

「あー、今はえっと……四人ですね。トップも最初の彼じゃなくなってます。

 少し前に壮絶な戦いがあったんですよ。正直関わりたくなくなるくらいの……」


 数日前に最初にバルドラドの中枢を制圧した男は、自分以外にも召還されたものが居る事を知って招集を掛けた。


 名目は情報の刷り合わせと今後の活動について。


 それならばとハンターギルドから招集の通知を貰ったフーちゃんも参加したそうだ。

 情報のすり合わせについては概ね友好的な話し合いになったが、今後の事に移ってから意見が別れて言い争いになった。

 大半の者の主張が合わず、国を治めるのは自分じゃないとダメだと立ち上がったのが三人。

 彼らは決闘を始め、そして二人が死にました。とポツリと言うと彼女はそこで言葉を止めた。


「それでトップに立ったのが世界征服とか考えちゃう奴だったと……」

「じゃあケンケン、そいつ不意打ちでぬっころしてさっさと帰りましょ。

 思ったより楽そうで良かったですね」


 いや、多くても五人程度だろうと思っていたから、想定通りだよ?

 などと話している所で町に着いた。

 ここはルルたち皆と出会った町、バルドラド。

 首都はこっちじゃないんだが、勇者達が居座っているのもこの町のようだ。


 この門は何度も通り抜けている。勝手知ったるとハンター証を見せて、通過する。

 エリーゼたちは初めてで身分証明書が無いが『カルマの光』に触れさせて、通行料を払えば通れる事は知っていたのでマスタークラスの特権を使い、大至急で手続きを終わらせさせた。


 マスタークラスが三人も居るという事で騒がれてしまったのでそそくさと通りぬけて一息ついた。

 こう騒がれるところを見ると今はララたちのカードを更新させるべきじゃないな。

 

「では、ある程度情報も頂けたことですし、これからどう動くかを一度しっかり話し合いませんか?」


 エリーゼの提案に頷き、全員でこれからの事を話し合う。

 まあ結局の所、王に事情聴取するか否か、不意打ちするか否か、と話が流れてどちらも否となったため、早々に話す事が無くなったのだが。


 うん。貰った情報でもう既に王様と話しても仕方ない状態なのはわかってるしね。

 王をスルーして不意打ちをしないとなると真っ直ぐ正面から行くだけになる。


 全世界に宣戦布告するくらいだしおかしいやつらなのは確定してるが、まだ一応人族側としては開戦前であり、ここで俺たちが不意打ちアタックするのは如何なもののなのだろうかという話が出た。

 ララやリア、モンテなどは宣戦布告されてるんだから不意打ちで良いと訴えていたが、エリーゼやルル、ラキなどは一応一度は文だろうと言葉を交わすべきだと主張した。


 最初に不意打ちと言い出したアキホは早く終わればどうでも良いらしく中立で、俺もどちらかと言えば、どういう奴なのかを確認してからの方がいいのでエリーゼたちの方に賛成した。


「じゃあ、このまま戦争を止めて欲しいと伝えに行って、戦闘になればそのまま。

 ならなければ出直してから侵入して不意打ちアタックかな」

「「「賛成!」」」

「し、仕方ないわね。それでいいわ」


 ――っ!?


 この声はと立ち止まり振り向けば、何故か委員長が顔を赤くして立っていた。

 その場に居る全員が絶句して視線を送っていると……


「な、なによ? 目的は一緒なんだからいいでしょ!?

 ホントは私の力借りたいんでしょ? 意地張らないでよっ!」

「だから、連携が取れないお前が一緒に来ても邪魔なだけなんだよ。

 考え方が違うんだから、一緒に行動してもぶつかり合うだけだろ?」

「じゃ、じゃあフーちゃん返してよ!

 フーちゃんとだって連携取れないでしょ!?」

「え? 良いけどそこは二人で話し合ってくれる?

 ……彼女、自分からこっち側に来てたんだからね?

 何一つ無理強いしてないよ?」


 彼女が付いて来ているのに驚いたくらいだし。


「ふんっ! 嘘ばっかり。ねーフーちゃん!」

「えーと、嘘ではないかな……

 その前にアカリちゃんが私の事を置いて行ったんだよね?

 一人やるって言って勝手に行っちゃったから彼に同行させて貰ったんだけど……」

「あうっ……ち、違うの! こいつの手は借りないって言いたかっただけで……」

「ちょっと待て、俺の手は借りないなら何しに来たんだ?」 

「だから私の手を貸してあげてもいいって言ってるの!」


 屁理屈好きだなぁ……

 お前、そんなだとフーちゃんにすら見限られるよ? 


「そもそも、これガチの戦争だよ?

 殺しダメだって言ってるお前は邪魔なだけじゃん。

 それとも、自分の命が関わっている時だけ殺しは有りになっちゃう訳?」


 なんでこいつは付いてきたがるんだろうか……

 異性的なものは本当に求めてない気がするし、ここで俺の下で何かしても金も名誉も手に入らないしなぁ。

 一緒に来たい理由がわからん。


「ち、ちがっ……だって、ほら、人数集めて話し合いに行けばあいつらだって強くは出られなくなるじゃない!

 そう、抑止力よ! そうすれば、殺さずに済むかもしれないじゃない?」

「だから、そこからしてそもそも考え方が違うんだって。

 さすがの日本だって国を乗っ取って勝手に他国に宣戦布告なんてしようものなら実権を取り返し次第、即死刑確定だよ?

 国を取り返すのに乗っ取った側の人間を殺さないなんて発想は出ないと思うよ?」

「た、確かにそう、ね……わ、わかったわ。今回は文句言わないから」


 へぇ、意見を変えるんだ?

 うーむ、やっぱりわからん。


「……本当に文句言わないのなら付いてくるくらい構わないけど。

 そもそもなんで俺たちと一緒に行動したいの?

 俺たちだけでも戦争は止めるよ?」

「私は、今度こそ国を……頼ってくれた皆を守りたいのよ……

 もう、あんな地獄は見たくないの……」


 あー、そうか。こいつにも前回があったんだっけ。

 面倒だな。

 はぁ、本当に面倒。これじゃ置いてけぼりとかできないじゃないか。


 俺は溜息を吐きながらも、彼女が同行する事に同意した。

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