第61話ポーカーフェイス。
「では、今日はゆっくりと聞きたい事もある。先に褒美の話を纏めるとしよう。
そなたは、何を望む」
「えーと、特にありませんので蓄えとしてお金だと都合が良いのですが」
「うむ、そうであったな。では金貨で、そうであるな……二百枚の褒美を出すとしよう。
それで問題はないか?」
「はい。当然ありません。ありがたく頂戴致します」
あれ? 何で皆そんなにホッとしてるの?
金貨二百枚って結構な金額だよね?
確かに、マクレーンで貰ったのよりは少ないけど、あれが多すぎだったんだよね?
町が滅びる所だったから、見たいな感じで……
「次に、もう一つの報酬に移ろう。これは金でと言う訳には行かぬ褒美となる」
「もう、頂いたと思うのですが。それは、一体……」
その言葉に応じたのは宰相であるクルードさん。
立派な白髭を蓄えているじーさんだ。そして目つきが悪い。
「ランスロットよ。先ほどのはオーガ討伐の褒美を賜ったのだ。
これからの話は陛下の治療の褒美となる」
ああ、なるほど。
それにしても、クルードとかいう宰相の爺さん目が怖い。
怒っている目じゃないけど、何か疑いを掛けられているような気分になる目だ。
「うむ。理解できたのであれば進めるぞ。
こちらは事が重過ぎる。わしやクルードの命を金でと言う訳にはいかぬ。
そなた、貴族位を得る気はないか? それが一番見合うのだが」
いや、別に命を救った訳じゃないよね?
まあ、あのままだと生きていても死んでるようなものかもしれないが。
「私は自由を尊ぶ冒険者でございます。どうしても縛られるのは性に合いませんので……」
大丈夫だよね? 怒られないよね?
候爵、何でそんな風に目を伏せたの?
「いや、そんなに心配する事は無い。
前も伝えたが、恩人に牙を向くような真似はせん。
じゃが、問題は褒美をどうするかじゃな。
希望は一つも無いのか?」
「私を嫁に出すのはどうでしょうか、父上」
「アイリスは黙っておれ。まったく、国王陛下と呼ばぬか愚か者」
ブレットの言葉に、アイリスは反抗的な視線を向ける。
待って、結構緊張してるんだから、対応難しい話しやめて。
「ふむ。アイリスがそう望むか。
であれば吝かではないが、そなたはどうじゃ?」
「えーと、私はもう既に嫁が八人もおりまして……それに姫様であれば、勇者の方が似つかわしいのではないかと……」
ハル、ごめんっ!
俺は今日、友達を売った。
「なるほど。確かに歴史でも物語っておるな。
どちらにせよ、その気が無いのであれば仕方あるまい。
確かに八人も居るのであれば、そこにアイリスを混ぜるというのも忍びない」
「構いません! 供に、供に帝国と戦ってくれるのなら!」
止めてよそう言うの。マジで。
なんて答えようかなぁ……
驚いてキョロキョロと候爵やライエルに視線を送っていると、それに気がついたライエルが口を開く。
「姉上、この方は国王陛下を元に戻してくれた恩人ですよ。
何故その様に利用しようとする発言が出来るのか。
陛下、これ以上仰るのであれば、退室願ったほうが良いのでは?」
「うむ。アイリス、ライエルの言うとおりこれは褒美なのじゃ。
わからぬのであればこの場を去り、部屋で反省していなさい」
良かった。これで無理やり貰わせようという事にはならないだろう。
ありがとう。ライエル君。
そして、行ってらっしゃいアイリス王女。
陛下に頭を下げて部屋を出るアイリス王女、安堵を見せるブレットやライエル。
はぁ、二人はとてもわかりやすくて良いね。
でもさ……
じっと見つめるクルード宰相や微笑みの様な素の表情の様などちらとも取れないポーカーフェイスの国王の対応が難しくて気が重いんだよね。
「うーむ。褒美が決まらぬな。いい案は無いものか……」
「では陛下、縛られぬ身分をお与えになっては如何でしょう」
え? ちょっとクルードさん、そういうのいらないってば。
「ほう。だが、どれほどのものを与えるのが妥当であろうか……
此度の案件、相当に重いぞ?」
「心得ております。国を救った、と言って然るべき事ですからな」
いやいやいや、救ってないでしょ。
王子達がちゃんと……は、やれてなかったか。けどそれは言い過ぎじゃない?
「お言葉ですが、それは言い過ぎかと。私は『ディスペル』を唱えただけですので」
「じゃが、それが無ければ目も当てられぬ事になっておったのも事実である。
とは言え、Sランク冒険者ランスロットがそう思うのも当然、なのはわかるが事実は事実として国は動かねばならない。
この国を支える者して、しっかりと恩に報いたという事実を残さねばならぬのだ。
わかってくれるな?」
「は、はぁ……確かに……」
言っている事は分かるけど……
あれ? 何かじいさんの目が光ったような……
「では、一番の名誉を与えましょう。これならば嫌と申す者はおりますまい。
陛下、名誉伯爵位でどうですかな?」
「おお、それであれば見合うな。勇者が過去に最初に得た位でもある」
ちょ、ちょっと勇者の話これから来るから! 待って!
「あのう……私が勇者になるであろうと思っている人物が居るのですが……
その人物よりも先に貰っては後々困るのでは……」
「問題は無い。もし仮にそれほどの実績を残し、勇者と言える者になるのであれば、アイリス王女殿下を娶らせ公爵位にでも添える事も出来るでな」
ああ、それならばいいか?
いやいや、よくねーよ!
はぁ、ゆっくりするのは諦めるしかないのかなぁ……
「因みに、名誉伯爵とはどの様な……」
「おお、受けてくれるか」
いや、言ってねぇよ?
クルードさん、あんたさっきからちょっと強引じゃない?
「なぁに、そう、身構える事は何一つとない。
職務など一切ないのだ。
ランスロット殿は貴族位を得るだけで後は好きにしたら良い。
伯爵位より一つ下となるが、子爵よりは上の身分となるだけの話だ。
一代限りではあるが、その者は生涯貴族位として上に立つ事を許される程の功績を残した、という証の様なものなのだ」
ぐぬ、この爺さんに嵌められた気がする。
でも、職務は無いのか。
「それって国の外へ冒険に出るのも自由に出来ますか?」
「当然じゃ。勇者が持っておったものであるぞ。そなたは色々な所で民を救っておる。それを支援すれど妨害する事などありえぬ」
おお、帝国行くなとか言わないんだな。
思ったよりまともだ。
けど、本当にいいのか?
いや、別に蹴散らせる相手なんだからいいか。
いやいや、最近は候爵も良くしてくれてるし、蹴散らすとかもう無理かも。
「では陛下、これで褒美の話は決まりましたな」
えっ!? まだ返事してない!?
「そうか。ならば先ほどの、勇者になりそうな者、の話を聞かねばならぬな」
いやいやいやいや、ちょっと待って。
どうしよ、これ……でもなぁ……
と、徐にブレットの方に視線を向けた。
そしてある事に気がついた。
こいつら、国王と宰相にすげぇ関心してやがる。流石父上! みたいな顔だ。
ライエル君も『なるほど。こうやるのですね?』と言った顔をしている。
絶対に俺、今、嵌められた!
考えろ、嵌められてなるのだけは嫌だ!
俺、こういう利用する企みに載せられるの、ホント嫌いなんだよ!
「申し訳有りませんが、先ほどのお話、まだ返事させて頂いておりません」
「なんと、まさか断るわけではあるまいな?」
「止すのだクルード。これは、恩を返す事だと言ったはずだ。
ただの褒美ではない。仇で返す事は許さぬ」
あれ? 国王様優しい。ちょっと言い辛くなっちゃった……
エミリーの実家の話しようと思ったのに。
「では、続きを聞かせてもらえるか?
わしはそなたに恩に報いたいと思って居るのだ」
もういいや、他の理由も思いつかないし言っちまうか。
「実はですね。グラン公爵家の娘が嫁の一人なんです。
公爵家を継げと言われたのですが、貴族位を貰う気なんてないと断ったんですよ。
王国に戻る身でもありましたし。
嫁の実家という事もありますし、どこの国でも爵位を貰えば嘘をついた事になってしまいます」
「な、なんだと!?」
そう言って立ち上がったのは王太子殿下ブレットだった。
だが、国王が手で制して彼は腰を掛けなおす。
「なるほどな。では、そなたはどちらの国に身を置くつもりなのだ?
勿論咎めるつもりは無いぞ」
「わかりません。アルール男爵家とルーフェン子爵家からも嫁を貰っております。
と言っても、家を出てから出会ったのでルーフェン子爵とはまだ会った事はありませんが。
ですので、どちらかに付くと言うつもりはありません。
今回も、困っていたので助けなければと依頼をお受けしただけですので。
正直な所、報酬など求めるつもりがないと言うのが実情です。
当然、国の事情も分かりますので、折り合いが着く場所を見つけられればとは思いますが」
おお、と小さく声を上げたのはライエル君だ。
ブレット王子も息を吐いて、安堵の笑み。
将軍の依頼さえなければ、もっと自信を持って一切関わりませんと宣言するのだけど。
「うむ。気持ちはわかった。
じゃが、その国の事情とやらが面倒でな。
仮に兵を挙げるのであれば、そなたの事を含め公表せねばならぬ。
よって報酬が無いと示しがつかぬ。
そしてわしを含め、宰相や他の者達を救ったとなれば、軽い報酬では済まぬのだ」
あ、挙兵しちゃうのね。
でも、お金はどこから出るんだろう。
「兵……やはり、戦争になるのですか?」
「すぐに、と言う訳ではない。
だが、これは避けられぬな。
父親としては、避けたい所なのだが……いや、忘れてくれ」
お? まだ望みはあるかな?
「では、報酬として、私と嫁達の兵役免除をお願いしたいと思います。
当然の話ですが、帝国で参戦する事も絶対に致しません」
「ほう、兵役の免除は構わぬが。
このまま戦争になれば、王国と帝国の戦争。即ち公爵家とも戦うのだが?」
「それでも、戦争に関わるつもりはないです。
グラン公爵家は廃嫡にすると決めたそうですし。
それに……戦争は恨みばかり生むものでしょうから」
「……であるな」
しばし、沈黙が続く。
すると、ライエル君が発言の許可を取り場を和ますような優しい口調で言葉を投げかけた
「ランスロットさんはこれからどの様に生きていくのですか?
将来の展望とでも言いますか、Sランクでも上位の貴方がどの様な夢を持っているのか興味がありまして」
「夢はもう叶った様なものですね。嫁を沢山持って、ゆっくりと幸せな家庭を作る事ですかね。後は子供を作って冒険者家業を続けていこうと思っております」
大丈夫だよな? このハーレムクソ野朗がとか思われてないよな?
「なるほど。それは素晴らしい。では、報酬はお屋敷と言うのは如何ですか?
王家の物ですので、快適に家庭を作れると思いますよ。
王家の屋敷を下賜し、兵役の免除ではなく、法を守る限り全ての命令を免除する、という免状でも出せば国としても釣り合うと思いますが陛下、如何でしょうか」
ライエルのその言葉に国王陛下は優しげに頷く。
宰相は少し不満げだ。いや、元々の顔がそうなのか?
ダメだ、この二人は表情から察するのが難しい。
「なるほど。悪くない考えだ。そなたはどうじゃ?」
勿論異論は無い。屋敷は元々欲しかったし。
「それならば、喜んでお受けしたいと思います」
「うむ。では、これで漸く、次の話に参れるな。
長くなっても良い。その者の事が良く分かる様に話を聞かせてくれるか?」
いいね。ライエル君が味方に見えてきた。
なんかお礼をしてもいいくらいだ。
とは言え、その前にもう一仕事残っているのだが……
「……彼とは学園のクラスメイトという縁で知り合う事になりました。
冒険者に憧れている。その思いを強く持っている事を友人となって知りまして、先達である私が鍛えてやろうかと話を持ちかけた事が始まりです」
声を出さずに一つ頷く国王。
早く続けろって事だろうな。だけど待って。続き考えてる。
「その時の彼はまだ何も知らないFランクの少年でした。
ですが何も教えずただ装備を与えてみれば、数日後に会ったときにはDランク。
これは才能があるのかと、魔法を見せれば一日で覚え、スキルを見せればそれもまた一日で覚えてしまいました。
少し悔しくなった私は暫く間をおいて準備を整えると、彼をドラゴンの生息地に連れて行きました。
それもただのドラゴンではありません。
聖光石の加護ですら抜けられるであろうワイバーンの上位種であるドラゴンです」
口をパク、パク、パクと。鯉かな? と言いたくな動きをしている国王陛下。
一足先に我に返った宰相が口を開いた。
「待て、何故加護を抜けられる魔物が居る事を知っておるのだ」
え? 常識の話じゃないの? もしかして機密?
「古い文献にて、見た事がございます」
「その文献は今どこにある……」
「申し訳ございません。戦闘の際消滅させてしまいました」
やばい、嘘がばれそう。いきなり咄嗟に吐くもんじゃないな。
「そうか。どこまで知って居るのかは分からぬが、それは他で口にしない事だ」
「はい。わかりました」
……おいっ! 続き喋り難くなったじゃんか!
「それで、連れて行ってどうなったのだ?」
「あ、はい。えっと、ハル……じゃなかったその彼はドラゴンをばったばったと打ち倒したのです。彼は自分がドラゴンと渡り合った事に強い興奮を示しました。
余りに軽く乗り越えた彼に、私は意地悪をしました。
『そんなにドラゴンが気に入ったなら、テイムしたらどうだ?』と。
どうやっても格上の魔物には掛からないであろう『戒めの鎖』と言う魔法を教えたのです」
ブレットが「ああ、隷属する魔法であるな」と言葉を返す。
その言葉に頷き続きを話す。
「はい。こればかりは無理であろう。最初はそう思っておりましたが、彼は事もなさげに一発でテイムを成功させたのです。
まるで、ドラゴンが自ら主と認めたかの様でした」
「な、なんと……それは確かに勇者かも知れないと考えて然るべき事だ」
「それで、その彼は今どこに?」
おっし、掴みはオッケー。クルードさんが疑っているのか、詳細を聞き始めた。
「はい。
流石に承諾も無しにドラゴンを町にでも入れたらパニックになるのは必定。
私も心を入れ替え、彼の為にとこうして許可を頂きに参りました」
「許可、とは?」
「民を必要以上に怯えさせないよう、彼がテイム出来ている事を知らしめたいのです。ですので、パレードでも出来ればと思いまして」
そこまで伝えると意図が分かってくれた様子。
「確かにそなたの言うとおり、それが事実であれば大混乱に陥るであろう。
だが、流石にそこまで凶悪な魔物を王都に入れるのも軽くは許可できぬな」
えぇ、読みが外れた。
国王は許してくれると思ったのに。
「それは、王都だからですか? それとも王国全土と考えた方が?」
「待つのだ。
軽くは許可できぬと申したが、まだ話し合う余地はあると思うている」
どういう事? 俺回りくどいの嫌いだよ?
「まずは、人を送るのでその人物に間接的に会わせて欲しい。
人となりくらいは知って置きたい、そう思うのは当然であろう?」
「それは当然構いませんが、相当に時間が掛かりそうですね」
「うむ。仮にそのパレードとやらをするにしても、お触れを出し暫くの時を待たねばならぬ。どちらにしても同じ事であるぞ」
あそっか。お祭り開くのだって告知してからじゃないと人集まらないもんな。
参った。ちょっとハルと相談したい。
「取り合えず、引き合わせるお話は了解しました。
ですが、私の悪戯が招いた事、出来るだけ早く人里には戻れる様に手配すると約束してしまったので、話し合わなければいけなくなりました。
ですので、その先は彼次第になると思われます」
「そうか……テイムした魔物とは長く離れる事が出来ぬのであったな。
確かにそれは忍びない話ではある。
陛下、ここは一刻も早く話し合いの場を持ち、事を解決する必要がありますが如何致しましょう」
クルード宰相が少し気をよくしたかの表情を見せて王に問いかける。
さて、俺が考えた遠回りメッセージは伝わったのだろうか?
国全体で拒否るのかい? と問いかけたあとに人里を用意すると約束すると告げた事。
そして俺は公爵家とつながりがあると言う事も告げている。
俺じゃわからないが、頭のいい人ならこれでわかるんじゃないだろうか?
帝国に連れて行かれる可能性が高く、逆に言えば、それを許せば勇者をこの国に居させる気がある。
それ即ち、俺たちは敵では無いよと言外に言った事を。
「そうであるな。では、一つだけ確認させよ。
テイムが間違いなくされているか否かをな。
流石に民を危険に晒すわけにはいかんのでな」
おー、何か上手くいったぽい。
「了解致しました。ご配慮感謝致します」
そうして、送る人員を誰にするかと彼らは話し合う。
「私が参りましょう。
出来ることなら、早いうちに王家の者が顔繋ぎをするべきでしょうし」
「なっ、それはいけませんぞ。ライエル様は第二王子、流石に許可出来ませぬ」
うん。もうちょっとペーぺーがいいな?
いや、アイリス王女が来るぐらいならライエル君がいいけど。
「陛下、私は賛成です。ライエルはこう見えて人を見る目に長けています。
行かせてみては如何でしょうか?」
「ブレットまでそう言うか。
いや、お前達は十余年もの間、この国を支えてきたのだったな。
もう子供扱いもできぬか……
ぐぬぅっ、奪われた時間が恨めしいわっ……」
「「ち、父上……」」
ポーカーフェイスが崩れた国王に驚き思わず声を漏らす二人。
「すまぬな。取り乱した。
では、ライエル、供を付けて見て参れ。
その者の心根を」
「はっ、拝命致しました。このライエル必ずや期待に応えて参ります」
うーむ。ハルを見てどう思うだろうか……
うわっ、こいつたよりなっ! とか思われそうで不安。
まあ、大筋では思惑通り運んだし、めでたしめでたしかな?
「うむ。ではこちらも下準備だけは済ませておく。期待しているぞ。
ではランスロットよ、ライエルの事くれぐれも頼むな?」
「ええ、任されました。無事を保証するという事であれば、間違いなく」
うん。ここら辺なら一回『シールド』掛けたら放置でいいしね。
人だろうが魔物だろうが。
こうして、俺はライエル王子を連れて、ホールディの町へと向かう事となった。
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