第11話チートが増えた!?

 凄いな、今日も7時に起きた。

 今日は畑は無視の方向で行こう。行動は明日からだし。

 即効で移動だ。

 市民門を出て橋を通る。物乞いの子供達が居なくなった事でちょっと安心。

 そのまま突っ走り外門も通過、そこから外壁を回るように移動していくと、小さな山の袂に口を開けた洞窟がある。

 数人の人が立ち話して、小屋の様な場所にも人が群がっている。

 一応近寄って何をしてる場所なのかをたずねる。


「ああ、ここはギルド支部だよ。パーティーの募集支援や少量なら魔石の買取もやってる。でもメインはライフセイバーかな。銀貨一枚で夜まで帰ってこなかった場合に捜索隊が出るんだ」


 なるほど。

 何階層まで来てくれるんだと尋ねて見ると、20階層までだそうでそこから下は自己責任になると言われた。


 俺には一切意味がないと知って即座に大迷宮へと進んで行く。

 中は神殿の様などう見ても人工物だよねといった作り。

 この迷宮は変わった作りのダンジョンだ。10階層まで階段の位置が同じになっている。10階層で中を移動して下り階段を探せば、また20階層までの階段の位置も一緒。

 何が言いたいかというと移動がめちゃくちゃ早い。無課金にも優しいつくりだ。

 そして一層ごとに4レベルアップしていく仕組みだ。だから移動が嫌いな無課金者はここにひたすら籠もる。それはそれで地味に自分のキャラの成長を実感できて楽しかったりするんだが。

 ゲーム時代の事はいいか。その前に装備新調しなきゃ。ならばまずは24階層だな。


 まずは10階層で一度フロアに出て階段のある場所まで移動。

 まだ、雑魚中の雑魚だがしっかりと『シールド』『マジックシールド』『フォートレス』『リフレクトシールド』と定番の防御バフを掛ける。

 この階層はコケの生えた様な色のグリーンインプ。これを数匹倒してみて死体が残らない事を確認した。ドロップと魔石が残るようだ。ドロップは魔物の持ち物なのか?

 20階層でももう一度移動。ここはグリーンオークの階層だ。まれにグリーンオークを従えたレッドオークが出る。レベルも一匹だけ高いのでソロだと初見殺しだったりする。ポーションをショートカットに入れてないとヤバイ感じだ。

 さくさくと地下24階層まで降りてフロアに入った。

 ガンッ、ゴンッと無造作に音が響く空間。

 『ソナー』を発動して位置把握を行う。


「おおう、居る居る。ゲームの時の倍は居るな。これも地下墓地と一緒か。まるでメンテ明け……」


 ああ、そう言う事か。沸く限界まで魔物が居る状態なのね。

 聖光石はある程度魔物が溜まるとそれ以上はリポップするまでの時間が急激に延びるというシステムだ。だから長時間放置されるメンテナンス時間後は範囲魔法でウマーが出来るのだ。と言っても適正フロアのしょっぱなだけだから狙っていくほどでもないけど。


 にしても、冒険者達は何やってんだ? ここはAランク狩場だからまだ手が出る場所だろうに。この先のゴーレムは38階層だから早々手が出ないだろうが。

 この階層はレッドアイアンゴーレムとブルーミスリルゴーレムが出現する。とりあえず、ミスリルが大量に欲しい。他にも素材はいるが、ミスリルの装備で全身を固められればある程度のところまでは前衛をやれる。因みに付与三つ込みの計算だから作り直しで結構な量が必要となるだろうが。失敗すると何故か分解時に結構減るからな。

 勿論、ミスリルじゃ勿体無いから強化はしない。てかこの世界でも聖光石のかけらドロップするのかな? それが落ちないと強化が出来ないんだが。

 大型ボスをやるならそこらへん死活問題なんだけど……


 っと、居た居た。しょっぱなミスリルも居るな。

 ゴーレムは基本的に属性弱点がない。強みもないが。前衛には物理防御が高くてHPの高い嫌な敵だ。だが、防御を捨て攻撃に特化した魔法使いにとっては違う。魔法抵抗は高くないし移動が元々遅いからいいかもだ。

 とりあえずアイアンゴーレムに単体魔法『エクスプロージョン』で先制攻撃。

 よし、一撃で爆散した。まあ、魔力が255レベルの魔法使いフル装備を余裕で超えているのだから、38階層でも一撃でいけると思うけど。

 そう。火力面はいいんだよ。最高なんだよ。防具さえがっちがちに出来れば安心して進んで行けるんだけどなぁ。安易に強い所行っても囲まれて一斉に攻撃とかされたら即死とかありえるし。まだレベル80程度なのだから安全第一でいこう。


 さて、装備の為にも残ったミスリルゴーレムで実験するか。

『アースバインド』『スロウ』『スワンプ』『ウォーターウォール』

 アースバインドは拘束魔法、スロウは行動速度の低下、スワンプは足元のみが沼になる移動阻害、ウォーターウォールは触れると押し出される水の壁、こいつはゴーレムなので気にせず強引に抜けようとするので、これも行動速度の低下狙い。


 準備は整った。そして、ミスリルゴーレムに直接ふれて『クリエイトミスリル』で体を奪えないかチャレンジ。


「あー、流石に無理か。仕方がない。『エクスプロージョン』あいたっ」


 ぐぬ、近すぎた。爆散させると石が飛んでくるのね。

 反射的に声出しちゃったよ。『シールド』でダメージは無いんだけど、精神的に嫌だな。

 もうちょっと離れた所からやるか、戦い方を変えるかだが。こいつ『ハデスの抱擁』が効かないんだよな。

 てか、飛んできたミスリルの破片消えたし。うぜぇ。

 ドロップ無しですか。そうですか。

 『ディスペル』とかも効かないし。前衛系のスキルは防御高いからダメだしな。てかチートなのは魔力だから魔法使うしかないだろ。

 って、石が飛んでこなければいいんだから即死に拘らなくてもいいか。


 結局他の攻撃魔法なら何でも大丈夫だった。爆発させるから痛いほどに飛んでくるのだ。エフェクトがカッコいい『ライトニングボルト』に落ち着いた。

 鉄鉱石を無視し、魔石とミスリル鉱石を拾ったが、やはり足りない。というかドロップ率がゲーム時と一緒。リポップは無い。買い集めるしかなさそうだな。

 これじゃ鎧一個作ったらもうそれで終了だわ。

 フィールドでゴーレム出るところあったっけ?

 あー、魔人界方面にあるけど、レベルも足りてないし距離も厳しいな。

 もうあれだ。指輪をあほみたいにつけて数で補うか? ゲーム時は一個だったけど今は装備できるみたいだし。って、重複作用されてるんだろうか?

 もし、付与まで重複されるんだとしたら……かなりやべぇな。

 手の指、足の指、腕もミサンガみたいに、首もジャラジャラ……

 外見もやべぇ事になる。


 命かかってるんだから試すだけ試すけど。それが出来るなら超が付くほどのチートになれるし。

 おお、超チートいいね。それだ! アクセ作り捲くって試す。使えるならそれで装備関係は解決。ダメなら売りに出して原石購入して装備作成。うん。手間が少なくていい。

 あの宝石商の爺さんも付与無しでミスリルアクセが金貨5枚とか言ってたし。

 そう考えると無理して魔石拾う必要ないなぁ。

 んじゃ、とりあえず帰るか。鉱石邪魔だし。



 ◆◇◆◇◆



 町に帰って来た俺は、宝石各種を大量に買い込んだ。

 これで持ち金が金貨3枚しかなくなってしまった。昨日まで金貨12枚あったのに。宝石に金貨2枚も使っちまった。

 加工前だし、価値が違うのか割と結構な量が手に入ったけど。

 さて、日本の装飾を真似て色々作ってみるか。レベルがかなり上がったし、前回の作成や城の時の経験もある。

 どういった風に宝石で飾ろうか。ふふふ、楽しみだぜ。


 指輪を十種類くらいサクサク作成できた。そのブレスレットやネックレスも作成していく。宝石のカットも色々やってみた。三日月をイメージしたり、星型なんてのも作った。

 一番のお気に入りは中二病仕様の指輪だ。和龍の胴体を丸めて指輪にして正面に顔が出ている。ガーネットの宝石をダイヤモンドで定番と思われる形にカットして龍が少しニヒルな感じで口に銜えている。

 そして、それが付与三つ付く状態で出来上がってしまったのだ。


 ブレスレットも付与三つが一個出来た。こっちは普通のと言っていいか分からないが、小さなサファイアを散りばめるようにつけたチェーン仕様。

 緑の光と角を作らない全体的な丸みが、優しい感じを出している。


 ここまできたらネックレスも付与三つが欲しいと重複したら必要が無いのに追加追加で作っていく。


「あ、わかったぁ。中二具合がたりないんだぁ。えへへ」


 頭がラリってきた。ここをこうして、あーして、こうだから……

 で、出来た……なんだこれ。

 何とも言えない物が出来てしまった。

 ネックレスにブラ下げられるオブジェクトはカギにした。

 そこは良い。

 だが、荘厳に古めかしくなんてイメージをして作ったのにトパーズのかけらを散りばめたせいで黄色い光がキラキラして光り輝いている。

 荘厳さを出そうと無骨に角ばらせて作ったのだが、キラキラがまた違う方向に持っていっている。そして中央に付いた大きなダイヤモンド。これもトパーズの輝きに侵食されて居るかのように筋が入る様に金色の輝きを放っている。

 チェーンは付け心地が良くなるように簡素な作りにしたが、なんだろう。ゴージャス過ぎる。ちょっと恥ずかしいな。中二病とは言えこの方向は厳しい。

 どう見ても女の子仕様だ。魔法少女的な?

 なのにこれに三つ付いちゃうんだ?

 ……これは使うけど服の中。封印しよう。


 ふう。とりあえずこれで完成だ。

 ええと、重複チェックをやるか。


 まずは所持重量上限増加でやろう。所持重量上限はストレングスでも上がるが、それよりも効率的に重量物が持てるようになる商人系のスキルである。

 簡素なただのリングを作って付与上限一個の指輪五つにつけて試したが三つ目までは効果があった。数種類試したが、ゲームと同じで三つまでは重複しそうだ。

 結果、ゲーム以上の重複はしなかった。

 ゲームでは、アクセは三点までしか付けられない。その枷だけが外れた。


 問題は指輪の場合邪魔だった事だ。


 なので極細ブレスレットを大量に作り、その中で付与が二つ以上のものを厳選して付けていった。

 そして、少なく見積もってもステータス全てが18%以上、上昇するという凄い結果になった。


「これやべぇ。チートだチート」


 体で体感できてしまった事で思わず声が出た。18%というのは18レベルと言う事じゃない。ステータスだけでもカンスト時ステなら45Lv分程度。

 ステータスが上がったと言う事は攻撃も防御もその分上がる。そこから更に物理魔法共に防御や攻撃力が18%上がる。

 ああ、資質系でも能力上がってるんだったな。合計でほんの3%程度、1%ずつ色々上がる系だから付与する人は居ない。

 だが、今の俺の場合、一個の資質で9%上がる。

 やばいね。宝くじにでも当たった感覚だろうか? 

 これ大丈夫? ねぇ? って感じにハラハラする。

 これならマジで大型ボスとやりあえるよ?

 元々ガッチガチに固めたカンスト前衛職なら『シールド』込みだけど誰でも一撃耐えれるんだし。

 MP使い放題でしょ? 『シールド』性能も上がってるでしょ?

 あーでも、がっちがちな前衛は元々付与で防御上がるのを二種類三つつけてるんだよな。他一種は好み次第で分かれるが魔防、物防アップは常識だった。

 ステ18%プラス資質で上がった分とシールド性能がアップしてる事くらいか?

 ソロでやるとなるとカンストしてても死ぬ危険は高いな……

 まあ、今からびびっても仕方ない。とりあえずカンストしてから考えよう。


 と、我に返り時計を眺めるともう既に23時を回っていた。


「やっぱり、製造系ははまると時間忘れるなぁ。もう今日は寝るか」



 ◆◇◆◇◆



 次の日、失った金を取り戻す為に装飾を売る事にした。

 取ってきた原石も全て使ったから防具用に購入したいのだ。

 ただ、額が額な為に普通の宝石商に行っても少量を買い叩かれるだけだろう。

 なので、商人ギルドに寄り、再び買い取ってくれそうな商会を教えてもらう。


 そうしてやってきたのが、レーベン商会。

 ギルドのキャリアっぽい受付穣の話だと、王都最大の商会であり、魔道具から装備まで一手に担う大商会だそうだ。

 流石に会長は出てこないだろうけど、ここならある程度適正価格で買い取ってくれるはず。


「すいませーん」

「いらっしゃいませ、本日はどういった御用向きでしょうか?」


 ぴちっと綺麗にされた店内。ショーケースの中には装飾が拘られた武器や防具が飾られている。ケースに入ってない武器もお値段が高い。どう見てもただのアイアン武器なのだが。


「アクセサリーの買取をお願いしたいんですよね。とりあえず、所持重量増加付きのミスリルリングを五点と、後はこっちのマジックアップと魔法ダメージ増加が付いた宝石各種の指輪が三点、後は……」

「しょ、少々お待ち下さい。上司に伺ってまいります」


 流石に高額品だもんな。

 と、暫く待っていると表情をゆがめた、丸めがねのおっさんが登場。きっとこのくらい自分で対処しなさい。とか思っているのだろう。


「こちらが、お売りしたい品で宜しゅう御座いますか?」


 笑みを浮かべながらも冷たい視線が少し癪に障るが、まあ、一度売るだけの付き合いだ我慢しとこう。

 彼の問いに笑みを浮かべお願いできますか? とたずねた。


「失礼します。『鑑定』……しょ、少々お待ち下さい」


 お、おーい! またかよ! 自分で対応しなさい!

 たくっ、ああいう目をした奴ほど度胸がねぇ。俺もねぇけど。

 って、持ってっちゃったよ。まだお金もらってないんだけど!?

 と、暫く待っていると、二階の部屋に案内された。


「お客様大変お待たせしてしまい、申し訳御座いません。私当商会の会長を務めるルドベントと申します」

「私は、商人登録したばかりの新人でランスと申します。ルドベント様……ですか」


 あん? 名前が違うんじゃないかね? え? もう11代も続いているから? 家族以外が継ぐ事もありまして? ああ、そうですか。失礼しました。


「いやぁ、ここまで素晴らしい品が売りに出されたのは久しぶりです。同種が三点もと言うのは市場初でしょう。とても優秀な錬金魔術師をお抱えのようだ」


 ある程度やりたい様にやろうと決めたけど、ここでばらす必要は無いな。


「ええ、抱えている訳ではありませんが、伝手がございまして。ただ、当人は秘密主義なようで、彼についての話は控えさせて頂きたい」

「なるほど、なるほど。それはそうでしょう。貴族の皆様も喉から手が出るほどに欲しくなるでしょうからな。私も商人です。聞きませんし、言いません。ただ……うちを懇意にして頂ければと、切に願う所です」


 なるほど。自分が抱えても貴族に持っていかれる。扱いきれない案件であれば、売り買いだけをメインに交渉しようと言った所だろうか?


「いつまた頼めるかも分かりませんが、そう言う機会があり、王都で売る場合は貴方を尋ねると約束しましょう。ただ……身分の及ばないところで何かあった場合はご容赦を」


 他に買取できるのって言ったら貴族くらいだろうしね。利害の一致って奴だね。

 余りせっつかれない様に適当に匂わせた。勘ぐれば『こいつ既に紐付きなのか?』くらいには思ってくれるかも。


「ええ、通常の取引でうちを懇意にして頂けるのであれば十分です。それで、こちらのお品物ですが、装飾無しのリングが一つ金貨10枚、こちらの付与二つの物が金貨150枚で如何でしょう?」


 たっか! やべぇ、やりすぎた!

 そうか、そこまで行くのか。


「はい……十分です。お願いします」

「……宜しいのですか? お加減がすぐれませんが?」

「あ、はい。高額だなぁと……」

「ははは、このくらいは普通にいきますよ。オークションに時期をずらして出せば恐らくですが、金貨200はいけると踏んでいます。それでもよろしいですか?」

「ええ、十分です。お願いします」


 ありがとうございます。と良い笑みを浮かべたルドベントさんが秘書の様な人に目配せをした。すぐさまカートに乗せられた金貨の山が目の前に運ばれる。


「こちら一山が金貨100枚となっております。それを5山、となります」


 ご、五億! いや、銅貨一枚が100円なのかと言われると値段が色々違うから何とも言えないんだけど。それでも億越えは間違いないです。ヤバイ。

 少しでも減らしたい。持ってたくない。


「すみません。ここから更に売って頂きたい物があるのですが」

「はい。魔道具、装備に関する事でしたらたいていの物はご提供出来るでしょう。何をご入用で?」

「値段次第ではオリハルコン鉱石を、足りなそうであればミスリル鉱石。合計総量を20キロ程度欲しいのです」

「ほう、オリハルコンですか。値段的には十分間に合いますが……20キロとなると……あれは鉱石と言っても観賞用ですからなぁ。世界一堅く希少性のある鉱石、と言うのだけが売りな加工も出来ない鉱石ですから」


 ちらりちらりとこちらを伺うように視線を送る。

 用向きが気になって仕方がないのだろう。また適当な事を言っておくか。


「あー、オフレコでお願いします。彼のご機嫌取りの一環です。クリエイトの修行というか、オリハルコンを加工できたら更に上に上がれると考えている様で。ミスリルでも良いから欲しいと言っていました」

「と言う事は、それ次第で次の取引の有無に関わるわけですな。分かりました。協力致しましょう。ただ、四日は欲しい所です。間に合いますか?」


 四日か。間に合うよ。ミスリルで装備卒業まで四日以上は掛かるからね。

 なので俺はコクリと頷く。念の為、先にミスリルも欲しいとお願いしておいた。


「では、オリハルコン鉱石計20キロを金貨20枚で、ミスリル鉱石も同量を金貨10枚、計30枚となりますが、宜しいですか?」

「はい、それでお願いします」


 残り金貨470枚。

 全然減ってねぇ。


 俺は、ついでにと貰った頑丈な皮の袋に金貨をしまい、ミスリル鉱石を抱えて走って宿に帰った。

 そして、予定通り、ミスリル装備一式が手に入った。




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