第19話

閻魔大王「あーなんだ、お前ら。あとは小鬼たちに説明任せるから。暮で忙しいんだよ。こっちは。ったく。人間界はなんでこの季節忙しくなるんだよ。寒波がきてるんだから、家でじっと掃除でもしてるよ。ったく。ブツブツ・・・。」

青年「なんか閻魔様怒ってますね。」

悪魔「あぁ、そうだな。全くこの時期は忙しいんだよ。」


小鬼「さ、こちらです。楽器とか、木工品や鉄鋼品の工場の中身を案内しますから。あれ、ポプラ様。また、閻魔様と喧嘩でもしたんですか?」

ポプラ「あぁ。そうだ。今度は人間界にヘンテコな太鼓でも送ろうかと思ってな。」

小鬼「なかなか面白い言い訳ですね。さすがです。」


宇宙人「人間ってこんな多種多様な形があるんだな・・・。これじゃ宇宙人より種類がいそう・・・。」


溺死霊「私、こう見えてピアノ好きなんですよ。小さい頃習ってたんですが。あ、今手も腕もなくて弾けないか・・・。グス・・・。」

青年「大丈夫。僕が代わりに君の手になるよ。」


悪魔&宇宙人「うわああああ!イケメンだああああ!」

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