第20話
小鬼「あーそうだ。先に掃除してよ。ここ。ひどいからさ。」
悪魔「あーそうかそうか。そうだったな。」
青年「すげえきたないっすね。」
小鬼「現実界の人って掃除なんかしませんからね。それがこっちまで流れ込んでくるんですよ。」
溺死霊「すごいですね。これ、生きてたころは全然気がつきませんでした。」
宇宙人「人間はこんな低俗な機械しか生み出せなかったのか・・・。かわいそう。」
青年「僕は死ぬのわかってたんで、物欲ってのなかったんですね。病室から空と木しか見えなくて。だから、まぁ幸運だったんですかね。わからないもんですねぇ。」
悪魔「あーそれで、お前なんか綺麗なのか。」
青年「あーなるほど。悪魔さん掃除してたんですか?結構そう言う人って律儀に掃除してますよね。」
悪魔「ん?まぁそうだな。俺らが最初に習うのは掃除だからよ。人を片付けたりな。基本だ。基本。ただ、俺は物欲が強くてな。他人の物もとったからなぁ。いやぁ。ものがあると落ち着くんだよなぁ。」
青年「なんかフォークが出てきましたよ。でっかい。」
悪魔「うお!?おぉ・・・。なんかしっくりくるな。これがあると。」
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