ミドルフェイズ:PC① RHO「忘れ去られた過去」
GM:あなたがUGNへ入る前、事故によって自分が誰であるかも忘れてしまったあなたにも、一つだけ覚えていることがあった。それはどこかの研究施設のような場所で誰かと交わした約束の記憶でした。
月陽:はい
GM:今となってはその相手の顔さえ覚えていない。しかしあの日こんなやり取りをした。
???:「にいさん、わたしもうこんなの、やだよ。毎日毎日、よくわからないお薬を飲むのも、たくさん血を流して訓練するのも、もうやだ。にいさん、私と一緒にここから出よう。ここじゃないどこか、平和に暮らせるどこかに」
月陽:「うん、そうだね……一緒に外に出よう。今すぐは無理かもしれないけど、必ず」
GM:「にいさんならそう言ってくれると思った! じゃあ今度の金曜日、その日はこの施設の人がたくさん出かけていくみたいなの。その日ならもしかしたら……逃げられるかも」
月陽:「……わかった、ならその日に迎えに来るから。それまでまってて」
GM:「うん! そうだね、じゃあ待ち合わせしよう。この施設の近くにある教会にわたし早めに行って、そこで待ってる。このことは二人だけの秘密だよ、にいさん! ずっと待ってるね!」
月陽:「わかった、必ず迎えに行くからな。約束だ」
GM:そう、あなたは彼女と約束をした。しかし、その約束は果たされることはなかった。その夜、あなたが辛い訓練をしている時のこと。施設内に突如爆音が響き渡る。
FH:「な、なんだ!? 何が起こっている!」「UGNだ! UGNのやつらが奇襲に……うわあああ!!!」
GM:慌てふためく人々を横目に武装したあなたの知らない集団が現れ、次々に施設を破壊し、人々を制圧していく。
あなたは必死に約束を果たそうとその中を出口へと駆けて行った。しかし、その騒ぎの中頭に強いショックを感じたのち、あなたは気を失った。
次に目を覚ましたあなたがいた場所は病院でした。大きな病院、それは表向きの姿でそこはUGNの支部の一つでした。その後あなたは明星雪奈に出会い、引き取られ養子となりました。
10年が経ち、この日常の慣れてしまったあなたも、時々ふとこのことを思い出す。あの日、果たせなかった約束を。「待ってる」と言った、彼女の言葉を。
そして、一人で約束の場所に行った理由はなんでしょう。
月陽:チルドレンとしてUGNの敵と戦うための教育で作戦中は感情を殺すように教育された。故にUGNとしてではなく、明星月陽個人として約束を果たしに行きますと そういうわけです
GM:あなたは、自分の意志で約束の場所へと向かった。10年前の果たせなかった約束を果たすために。
ということでRHOシーン終了でいいでしょうか?
月陽:おkです ありがとうございます
GM:はーい! ありがとうございました~! 今までにない展開ですね……どうなるかな~
GM:シーンは戻って支部の雪奈さんと凍花さんでしょうか。手紙は二人とも読みましたか?
凍花:母さん見せてくれてるかな……(
雪奈:投げ捨てた……というか百千に叩きつけたので そのまま電話をしながら去って行きました
百千雪:ワオーン!
凍花:おうふ……w じゃあ雪さんと手紙を読むのかな……
「私……何も……知らなかった……でも、だからって、こんなの……!」手紙を、くしゃっとして、
「…………ばか」ひとこと言って、母さんを追いかけましょう
GM:じゃあ、追いかけていく凍花ちゃんを鈴雲が引き留めますね。
凍花:お
鈴雲銀音:「……………私も、いく」
凍花:「銀音、さん」
GM:小さい声ですがしっかりした声色であなたに言葉を伝えます。
凍花:「……行きましょう、一緒に」こくんと、頷きます
鈴雲銀音:凍花ちゃんに向けて同じくうなずきます。
GM:ということでクライマックスフェイズに入っていくのですが、その前にマスターシーンが入ります。
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