オープニングフェイズ:シーン2「再開」

GM:では次のシーンに移ります! 次はPC③、明星雪奈さんのOPです。

アンナカハルナ→雪奈:私か

GM:凍花さんのオープニングから少し経って、ここは西彩市支部長室。近年UGNの活躍によりオーヴァードによる事件件数も少ない平和な街である西彩市の支部長であるあなたは今日も平和に過ごしています。

 ということで、いつも通りの平和な日常ですが…雪奈さんは何をしていますか?

雪奈:私はあくまで研究医だからな。レネゲイド関係の急患でもなければ、支部長室にいるときは事務作業だろう。


  雪奈:ところで、机の上にFHエージェントのマスコット人形(アイコン)が置いてあるように見えるのだが、凍花のいたずらか?

  明星凍花:www

  雪奈:そしてゴミ箱へ

  凍花:シューッ

  月陽:そういえばUGNの最新式のゴミ箱は焼却処分してくれるそうな

  FHエージェント:あ゛ー!


GM:事務作業をしているあなたに、隣にいるUGNエージェントでありあなたの秘書である鈴雲 銀音(すずも しろね)はお茶を入れます。

鈴雲銀音:…

雪奈:「……」無言でうなずいて、確認した意思を示す。焼却確認ではないぞ。お茶をだ。

GM:鈴雲は話すことができないのですが、仕事はしっかりとこなす優秀なUGNエージェントです。

雪奈:何に由来する問題だね?

GM:身体的な問題ですね。しかし、仕事に支障は出ないくらい気配りができます。この支部に赴任したときからなので、もう慣れたことでしょう。

雪奈:それならば問題はないな。非常時は必要に応じて《声無き声》持ちでもつけるかもしれないが。

GM:そのようにお茶を飲みつつ、書類を次々に処理していくあなたの耳に何かがガリガリとひっかく音がしますね。


SE:ガリガリ…


雪奈:「……何か音を立てたか?」

鈴雲銀音:ふるふる(首を横に振ります)

GM:そして目線を支部長室の扉の方へ向けますね。

???:「開けてください~! 鈴雲さん~!」

GM:その声?を聞いて鈴雲が扉へとかけていき開けますと…

百千雪:「失礼します、支部長!」

GM:しゃべる犬が入ってきます。入ってきたのは西彩支部所属のエージェントである百千 雪(おおち ゆき)です。

雪奈:「……何を慌てているのかしらんが、消毒はしたか? 院内だぞ、ここは」

百千雪:「あ、もちろんです! しっかり消毒はしました! いや~犬の体は不便で困りますよ…」

GM:彼は普通の人間でしたがレネゲイド事件に巻き込まれた際に体内のレネゲイドがめちゃくちゃに暴走し、結果犬になりました。今は非戦闘員のエージェントとして働いています。ということを知っています!

雪奈:「加納も忙しい身だからな。無駄な依頼をせずに済んでなによりだ……で?」"浄化する緑"加納美鳥はUGN関係の清掃業者だ。

GM:「はい! さきほど西彩公園で起こったFHエージェントによる暴動事件の報告に来ました」

雪奈:「重篤患者でも出たのか?」

百千雪:「いえ! その事件は連絡を受けた凍花さんがFHエージェントを鎮圧しました。…暴動犯は取り逃がしましたが、ここらで弱者を中心に窃盗などを行っているFHエージェント、"ベイビーメイクライ"を筆頭にする弱小FHセルのようでしたので…」

雪奈:「そうか……犯人は"取り逃した"か。それで?」

百千雪:「かなりFHエージェントはこてんぱんにやられたようなので半年くらいは出ないかと思われます。逃げ足が速いことで有名なのでまあ、凍花さんをあまり責めないで上げてください…」

GM:犬はちょっとフォローします。

雪奈:「病巣を半年も放置しておけるか。手が空いた頃合いを見て、適当に駆除しておけ」

百千雪:「は、はい! 了解です! あ、それとなんですが凍花さんがその現場でFHエージェントが落としていったという手紙を拾ったようなんですよ」

GM:そういい雪は首元のマフラーに挟んだ手紙を鈴雲に取ってもらい、あなたにそれを渡します。

雪奈:「それが本題か? ……結論から述べろと教育はしたはずだが。まあいい。寄越せ」受け取る

GM:ではその手紙を読みますか?

雪奈:仕事をためるつもりはない。速やかに開く。

GM:内容は簡潔なものでした。

 「西彩市周辺のFHエージェントに告ぐ。今こそ力を合わせ、憎きUGNたちに復讐するときだ!! 集え! 同胞! 伝説のFHセル『マレブランケ』、セルリーダー『マラコーダ』より」という…

雪奈:「鈴雲。解析に回せ」ほぼノータイムで秘書に手紙を渡し、電話に手をかける。日本支部長・霧谷雄吾に対するホットラインだ。

GM:鈴雲は黙って受け取り解析に向かいます。では(電話は)霧谷雄吾にかかります。

雪奈:「霧谷か? 明星だ」簡潔に挨拶する。

霧谷雄吾:「ああ、明星さん。お久しぶりです。あなたから連絡が来るとは、何かあったのですか?」

雪奈:「貴様が多忙でなければ挨拶程度の時間は惜しまん。さておき、正体は分からんが"マレブランケのマラコーダ"を名乗って戦力の集結を図っていると思しき文書を入手した。詳細はおって送付するが、状況次第ではことが大きくなる。備えだけはしておいてくれ。それと、いい加減に時間を作って検査に来い」

霧谷雄吾:「“マレブランケのマラコーダ”…。なるほど、了解しました。ご連絡ありがとうございます。そうですね…。すべての仕事が片付いたら、そちらに向かうとします。ご心配ありがとうございます。では…」

雪奈:「すべてが片付く日など来るものか。貴様といいブルムの娘といい、トップが無闇に出張るな。……まあいい。説教は検査時にでもたっぷりくれてやる。こちらの用件は以上だ」簡単に挨拶して電話を切ることになるはずだ。

GM:はい! ほか何かしたいことなどありますか?

雪奈:解析結果が出るまでは、中断された仕事をする程度だろうな。

GM:"マラコーダ"というコードネームから何か事件の香りを感じたあなたは解析結果を待ちつつ、書類をまとめはじめた。もし奴が生きていてこの街に再び現れたとするのなら、また何か事件を起こすに違いないだろう。だとすればそれは何としても阻止しなければならない。あなたは支部長としてこの街を守る義務があるのだから。

雪奈:ああ、百千は手空きなら伝令でも命じておこう。

百千雪:「了解です!」とわんわんかけていきます。

GM:ここでシーンを終了しようと思いますが大丈夫でしょうか?

雪奈:では自分の仕事をする。事件が起きることは想定内なので、それを理由に通常の業務をおろそかにすることはない——─シーン終了で問題ない。

GM:はい!ありがとうございます! ということで雪奈さんのキャラ紹介をお願いします!

雪奈:言動からひととなりは十全に伝わったと思うが、私はアブソリュート・ゼロは持っていない。単なるノイマンだ。嗜みとして護身程度はするが基本的に後方の人間だ。

 中身はアンナカハルナと称されている。専らテキセを行っている生き物らしい。初心者ではないが上級者でもない。分類が面倒な存在だな。

 以上だ。詳細を知りたければ各自ぐぐれ──ぐぐったところで何も出てこないとは思うがな。

GM:ありがとうございます! 私からしたら大先輩という感じなのでこうしたほうがいいとかあればガンガン言ってください~よろしくお願いします!

凍花:(拍手)よろしくでーす!

雪奈:(よろしくお願いしますー)

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