一章ー3

僕はヒナガと言う少女の話を聞き終わり先程のことについて考える。謎の黒い光る雪にそれを浴びると苦しみそして倒れる。それから気になるのが倒れた人が目を覚ますと突如とつじょ人が変わったように人を襲い出す、極め付きは襲われた者まで襲うようになると言う。成る程確かにゾンビと言っても過言かごんではないな。


「ん?···待てよ、ならこの僕は一体何なんなんだ?僕は人だ····違うゾンビ、そんなはずない、僕は教室で目を覚まして気づくとこんな格好で·····そもそもあそこに居たなら襲われてゾンビになっていたはず、もう一つは外に居た場合謎の黒い雪を浴びて倒れた時僕はその後他の連中見たいにゾンビになったとか。いやいや、でも僕はこうしてぶつぶつぶつぶつぶつぶつ·············································」


先程からぶつぶつと呟いてる少年にヒナガは声を掛ける。


「あの!」


「ん?何」


ヒナガは少年に向けて攻撃してしまったことについて謝るが少年は「こんな不気味な格好で出くわしたら誰でも驚くに決まってるよ、でもまあ攻撃された時はキレたりしたけどこうして無事なんだし」気にしないでと怒った様子もなく平然としている。


ヒナガは「でも!」とそれを少年は「そうだ、君の名前は聞いたけど僕まだ名乗って居なかったね」話題を変える。


「え···そう言えばまだでしたね、宜しければお名前を聞かせてくれますか」


「ああ、僕の名前は········あれ」


僕の名前はなんだろう?おかしい一つも名前が分からない。今思えば教室で目を覚ました意外の事意外何も知らない。家族は居たのか?家はどこだ?


「········」


「急に黙ってしまいましたけどどうかしました?」


少年はヒナガに何故か自分の名前が思い出せない、家族や家の事も伝えるとヒナガは少し驚いた後「もしかしたら記憶喪失かも知れません」と言って「もしかしなくてもそうかも知れない」と少年は今の状況を受け入れる。


「まあ、記憶は後々のちのち思い出すかも知れないけど今はこれからどうするかだな」


「そうですね、外は今どうなっているかそれとゾンビになってしまった人たちは何処どこに居るのか気になります。もし外に出る場合気付けなければ行けません」


こうしている内に外は暗くなり今日は学校で泊まる事にした。明日に備えて出来る限りの準備は用意しとく。念のため此方こちらにゾンビが来たら危ないので寝る前に出口を塞ぐ。


「まあ大体こんな所かな、今日はこれでゆっくりと眠れる。それに此処ここ3階なら窓から外の状況も大体わかるしな」


「はい、明日が大変になるかも知れませんけど私頑張ります。あ、はいこれをどうぞ調理室に有った素材を使ったスープです、簡単なものですが良ければ召し上がってください」


僕はヒナガにありがとうとお礼を言って水筒のコップに注がれたスープを一口飲む。すると口に入れたスープが舌全体に味が広がると同時に体もポカポカと暖まって行く。


「どうでしょうか?」


「うん、凄く美味しいよ。良かったらお代わりしてもいかな」


ヒナガは好きなだけどうぞとコップにスープを注ぐがこれではヒナガの分が無くなってしまうと思い止めようとするが「申し訳無いと思ったのですがクラスの荷物に何個か取りそれを使っているので遠慮卯しなくても言いです」どうやらそこは大丈夫のようだ。


「ふう、ご馳走さま。ヒナガ有り難う」


「お粗末です」


体も暖まった事だしそろそろ寝るかと僕は椅子に座り体を机にうつ伏せをして眠る。まあスープをご馳走し終わったばかりだから起きた後に胃が持たれる感じになるかも知れないが気にしない。


「ヒナガ僕は先に寝るよ、お休み」


「ええ、お休みなさい」


こうして最初の1日目が終わる。


  ◈◈◈


今日は本当に大変な1日でした。謎の黒い雪にゾンビになった人たち、一体何が起きているか正直私には分かりません。でもれだけは分かります、ゾンビになった人たちは何としても殲滅せんめつしなければなりません彼らと同じになってしまったかもしれないサヤちゃんも私がやるしかないんです。じゃないと今もこうしている内に他の町まで被害を受けてるかも知れないから。


だから私は死ねない死にたくもない生きたい絶対に生き抜いてやる明日から戦いになるかも知れないけど大丈夫私は一人じゃない今横で眠っている名前の知らない少年も一緒だし何故かこの人は私の攻撃をけるし金属バットを片手で握り潰すから正直怖いと同時に心強いと思っている。


「さて、私もそろそろ眠りますか」


もし朝になって起きたられは全部夢だったらいのにと思いながらヒナガは眠りについた。


「グオオオオオオオオオオオオ」


何処どこかで異常とも思える叫びが木霊こだまする。

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