第7話 青い肌

 私の肌は青い。

 

 他のみんなは青くない。


 みんなずっと眉間にシワを寄せて、腰を落としガニ股で猫背だ。


 みんな目をギョロギョロさせている。


 私は彼らを反面教師とし、背筋を伸ばしガニ股にならないようにしている。


 目もできる限りギョロギョロさせないように気を付けている。そうしないと見た目が悪い。


 ただ、どうしても眉間のシワはやめられない。


 彼らはみんな筋肉質でゴツゴツしている。


 そして、ボロボロの布を着ている。


 1人だけネクタイをしているが、彼は私の側近だ。


 他のみんなと見分けがつくようにさせたままにしている。


 「おっす」側近の彼が言った。


 彼は続けて「行きましょう」と言った。


 「分かった」と私は言う。


 続けて大きな声で、「いくぞぉぉぉぉぉぉ」と言った。

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