第2話
「ん」
日差しを感じて目を開けた。最初に目に入った天井は見慣れたものではなかった。周りを見回せばどうやら和室に寝かされているようだった。普段は使われないのか家具らしい家具はなく、代わりにダンボール箱が並んでいる。基本的に物置として使われていたらしい。
なぜ自分がこんなところで寝ているのかと考え、ようやく寝る前の記憶がよみがえった。
「あ・・・・」
化物に会ったこと、自分が死にかけた事、そして女に助けられて、それで眠ってしまって、それからどうやらどこかに運び込まれたらしい。見たところ普通の民家のようだ。俺は部屋の窓に近づいて外を伺う。窓の向こうには眼下に道が走っていた。どうやら二階のようだ。見慣れた山々が家の屋根の向こうに見える。この建物の向こうには何回か見たことのある商店が並んでいた。どうもここは商店街の店の一つらしかった。
「目が覚めたみたいだな」
声に振り返ると部屋のふすまを開けて女が入ってきたところだった。手には水の入った盆がある。
「ああ、お陰様で。俺は助かったみたいだな」
「ああ、なんとかな。ただ、お前はもう人間ではなくなった」
「は?」
「まぁ、とりあえずこれを飲んどけ。下に昼飯もある。家主に挨拶もしろよ」
「あ、ああ」
俺はコップの水を飲み干すと女に続いて部屋を出て、階段を下りた。やはりここは商店のようだ。所々に商品らしき置物だの、古めかしい時計だの壺だのが置かれていた。1階まで降りるとここが骨董品屋であることが分かった。ずらりとアンティーク品らしきものが並んでいる。しかも尋常でなく整然と。ショッピングモールもかくやと思われるほどの整理整頓ぶりだ。およそ普通の骨董品屋のイメージからはかけ離れていた。
「おおい、涼子。起きてたから連れてきたぞ」
「あら、良かった。遅かったからちょっと心配してたのよ」
女は店の奥のどうやら床の間らしき部屋に進んだ。俺も続くと中に涼子と呼ばれた女が居た。大人の女だ。骨董品屋の店員らしい地味な服装だったがなんというか、大分美人だった。女優のように顔立ちが整っている。
「こんにちは、初めまして。笹川涼子です。笹川骨董店店主兼異界研究者よ。本当に大変だったわね」
女が笑いかけてきてどぎまぎしたがなんとか返す。なんだか聞きなれない言葉が聞こえた気がしたがとりあえず挨拶を返した。
「あ、えっと、野尾春太です。どうも助けてもらったみたいで本当にありがとうごいざいます」
「いいのよ、ほとんどはイオちゃんのおかげだもの。私がしたのは部屋を貸したくらいよ。とりあえずお腹空いてるでしょう。これあなたの分だから遠慮なく食べて」
涼子さんは目の前にある料理を指した。お粥に卵スープ、それから野菜ジュースといった病人食のようなメニューだった。それを見て、そういえば体が重く明らかに本調子でないこと、それから空腹感を感じた。俺は席に着き、あいさつをして昼飯を頂いた。かなり旨く、空腹も手伝って食べる手が止まらなかった。
「ふふ、ゆっくり食べないとお腹に悪いわよ」
「大丈夫だよ。腹ももう半分魔族だ。飯食ったくらいで壊れない」
「それにしたって優しくはないでしょう」
二人はやはり、なんだか気になる事を話していた。
「あの、俺はどうなったんですか」
「そうね、それをしっかり話さなくちゃね」
涼子さんは姿勢を正してまっすぐ俺を見た。美人が改まるというのはそれだけで何か圧があった。
「単刀直入に言うと、あなたは人間ではなくなったわ」
「はぁ、それはさっきも・・・・」
ちらりと俺様口調の女に目をやる。
「イオだ」
「イオさんにも言われたんですけど」
「『さん』は付けなくていい。気恥ずかしい」
「あ、ああ分かった」
イオは微妙に気難しそうだった。
「今のあなたの体はね。アザムヤゼムに取り込まれたことによって半分は人間の体組織、もう半分はアザムヤゼムの、魔族の体組織で構成されているわ。半分人間半分魔族ってところかしらね」
「すいません。その魔族だのなんだのってとこから良く分からないんです」
「あ、そうね。まずそこからね。なら、本当に大前提から話をしましょうか。春太君は私たちが住んでるこの世界の隣に、別の異世界があるって言ったらピンと来る?」
「はぁ、別宇宙とかそういうことでしょうか」
SF漫画とかで見る設定だ。自分たちの住んでいるところと別の宇宙。全く別の世界だ。
「まぁ、ニュアンスとしてはそんな感じね。そしてあなたを襲ったアザムヤゼムはそこからやってきたの。向こうとこっちをつなぐ扉を作ってね」
「あいつがいわゆる魔族ってやつですか。その異世界にはああいうやつがいっぱいいるんですか」
「ああいう魔族だけじゃないわ。いわゆるドラゴンとか妖怪とか、ファンタジーに出てくるような怪物は実は全部、異世界『ストレンジ・グラウンド』からやってきてるの。そしてそういう怪物たちは私たちの業界では一括りにして『ホラー』と呼んでいるわ」
「そんなファンタジーワールドなんですか」
「そういうこと」
なんかとんでもない重要な情報であると思う。世の中のオカルト好きたちが聞いたら泣いて喜びそうだ。ファンタジーの世界は実在したのである。ただ涼子さんから話を聞いただけならこの人は頭がおかしいのだ、で終わっていただろうが、俺はもう実際に現実で目の当たりにしてるのだ。なんらかの大掛かりな詐欺でない限り涼子さんの話は信用に足ると思う。
「まぁ、それでも一番幅を効かせていて、あっちとこっちを頻繁に行き来してるのはやはり魔族でしょうね」
「魔族ってあの化物ですか」
「そう、ホラーの中で数少ない社会らしい社会を持ってる種族。彼らはホラーの中でも強大な方で、人間の魔術は実に効きにくいの。そして彼らには目的があって積極的にこっちに干渉してくる」
「ああ、なんか母親を呼び出すとか」
「そう言うとすごく庶民的な感じね。でも彼らが呼び出すのは『古き母』。正真正銘の怪物よ」
「呼び出すと世界が滅ぶとか言ってました」
「ええ、まさしくその通りね。『古き母』は周りの世界の法則を塗りつぶし、自分の思うとおりに作り替えてしまうわ。それで具体的に何が起こるのかは諸説あるけど、とにかく一つ間違いないのは世界が滅ぶということ。そして連中の住む『ストレンジ・グラウンド』と同化する。そして魔族は躍起で『古き母』を呼び出す門をこちらに開こうとしているの」
「はぁ、なるほど」
まぁ、今聴いてもにわかには信じだたかったがとりあえず頭に入れておく。つまり、連中はその『古き母』とやらを呼び出して自分たちの支配域を拡大したいとかそういうことだろうか。あいつはつまり世界を滅ぼす算段を整えていたということだ。こんな平和そうな街でそんな恐ろしいことをやっていたのだ。この街を起点に何十億という人間が死ぬということか。
「でも、イオの攻撃を受けてもびくともしてませんでしたよあいつ。あんな連中が侵略しててなんで今まで世界は滅ばずに済んでるんですか」
「人間を甘く見てはダメよ春太君。こっちにも魔族と対抗できる勢力があって、やっとかっとだけれどなんとか侵略を退けてきたのよ。それからそう、連中がまだ本気を出していないということもあるかしらね。それはともかくとして。異界のことと、魔族のことは分かったかしら」
「はい、まぁ」
この世界の隣には『ストレンジ・グラウンド』という異世界があって、そこは怪物や妖怪なんかがいるファンタジー空間。そして魔族はそこに住む『古き母』という恐ろしい化物を呼び出して世界を滅ぼそうとしている。いや、自分でまとめていてなんて荒唐無稽な話だろうかとは思う。正直まだ、少なくとも世界が滅ぶということに関しては半信半疑ではあった。
「OK。じゃあ、話を進めるわね。次はあなたを襲ったはアザムヤゼムという魔族の話。魔族にはごっこ遊びみたいなものだけど階級があって、彼は貴族と呼ばれる階級の男爵という地位にある。異界ではそこそこ名の知れた有名人だそうよ。ね、イオちゃん」
「現界への侵攻を推し進めてる勢力の幹部だ。興味のある魔族なら大体知ってる」
「彼は門を開くための準備段階として、あっちとこっちを繋ぐ扉を作っているようね。私がそれを知ったのはイオちゃんに話を聞いてからだから1週間前になるわ。実際はどれくらい前から行動してことになるんだったかしら」
「多分、開かれてる扉の数からして1月ってとこだろう。昼間はどっかにある拠点で待機してるから目撃情報はないんだろうな」
「そういうことね。人目を避けられる辺境を選んで扉を作っていたけど、偶然あなたが見つけてしまったというわけ。それで口封じに捕食して殺そうとした」
「なんか食うっていう感じではなかったです」
「そう、ここでようやくあなたの現状の話ができる」
涼子さんはおしゃれな柄の入ったカップに口を付ける。中身はコーヒーだった。
「アザムヤゼムがあなたに行った捕食行為は『侵食』という形。それは彼の特殊能力『カラー』によるものなの」
「魔族には個体ごとに『カラー』っていう特殊能力が備わってる。あいつのは相手と同化して、その特性を自分のものにできるってものだった」
「その能力によって、彼はあなたと同化していた、でも途中で切り離された。イオちゃんの活躍のおかげでね。でも同化は元には戻らなかった。だから今のあなたは半分が魔族で、半分が人間という状態なのよ」
「そ、そんな」
今までの内容から残念ながら無理のない話であることが理解できた。実感は全然ないが。
「でも見たところこれといった変化はないですよ」
「それは、イオちゃんの『契約』のおかげね。覚えてない? 意識を失う寸前にあなたはまさしく死にかけて、イオちゃんと契約したこと」
「あ。あの刺を思い切り腕に突き刺されたやつですか」
ものすごく痛かった記憶が蘇る。
「し、仕方ないだろ。あれが手順なんだから」
イオは俺の言い方が不服そうだった。そういえばそうだった。俺はイオに助けられて、でもアザムヤゼムと同じように体は溶けかけて、それを止めるためにイオと契約とやらを結んだんだった。というかそれはつまり。
「それってイオも魔族ってことなのか」
「そのとおり。私も見てくれはこうだが正真正銘魔族だ。これ証拠」
そう言ってイオはひょいっと、腰から尻尾を生やした。
「お、おおう」
「魔族は自分以外の種族と『契約』を結ぶことができるの。内容は様々だけど何かを見返りに魔族が何かを与えるのが一般的ね。『契約』を結んだ魔族と相手は主従関係になって、魔族側は相手の自由をある程度拘束できるわ」
「『契約』で私がお前の姿を人間にしてるんだ。それから壊れた器官の修復とか、とにかく色々やってやったんだぞ。主従関係もあんまり気にしなくていい。お前を好きに操る理由は特にないからな。こんな高待遇なかなかないんだ。感謝しろよ」
「そ、そうか。本当に世話になったんだな。改めて礼を言う」
「どういたしまして」
なんかどうやらイオは本当に命の恩人のようだった。本当に感謝しなくてはならない。実際色々思い出してみるとイオが居なかったらとっくに死んでいただろう。死体さえ見つからない死に方だ。俺の無念が晴らされることもなかったに違いない。絶望して死を覚悟した中、イオが現れた時、どんなに救われたかを思い出した。
「本当に、イオちゃんにはちゃんと感謝しなくちゃダメよ。とにかく、イオちゃんがいる限りあなたは人の姿を保てる」
「あの、元の人間に戻る手段はあるんでしょうか」
一番重要なことだ。助かったはいいが、結局人間ではないのだ。元には戻りたい。
「あるぜ」
「本当か」
「あいつに奪われたもう半分のお前の体組織を取り戻すんだ」
「え? でもあいつはもう死んだんじゃないのか」
昨日、確かにアザムヤゼムは溶けて消滅した。だが、思い出してみると妙なことも口走っていた。「次の体」とかなんとか。
「魔族は上位になると小さな『扉』を抜けることはできないの。だから、通れるように自分の体を分けて端末となる分身を作る。『デコイ』って呼ばれてるわ。イオちゃんが昨日倒したのはそれなの。だから本体はまだ異界に居て、また新たなデコイを作って送り込んでくるわ」
「だからそいつを倒して奪われたもう半分を返すように約束させるのさ。そうすればお前は元通りだ。あいつの『カラー』なら不可能じゃないはずだ。出来なくても代わりになるような魔術ならあるだろうしな」
「でも、本体は向こうあるんだろ。じゃあ倒すに倒せないんじゃ」
「やり方はあるから心配すんな」
イオは言い切った。随分頼もしい女だ。だが、それならなんだか気が楽だった。一生このままだと言われたらどうしようかと思っていた。
「良かったです。なら、俺はこれからどうすればいいんでしょうか」
「そうね。実生活を送るのはアザムヤゼムの脅威を退けてからの方がいいでしょうね」
「ああ、だからお前には待機してもらいたい、と言いたいところなんだけどさ。さっきの契約の話覚えてるか」
「ああ、お前と俺は主人と執事みたいな感じなんだろ」
「なんか違うけどまあいい。それとは別に契約には等価交換が原則ってあっただろ」
「ああ」
「世の中こんなうまい話がただでまかり通るってのはいけないことだと思うんだよな。だからお前には私があいつを探す手伝いをしてもらう」
「ちょっとイオちゃん」
涼子さんは表情を険しくする。
「大丈夫だ。私がきっちりこいつの安全は確保するさ」
「だけど」
「俺はいいですよ。命を助けてもらって何もしないっていうのはこっちも収まりが悪いですし」
これだけのことをしてもらったのだ。なんらかの形で恩は返したいのが人情というものだ。出来る協力があるのならいくらでも行動しようと思っていたところだ。
「戦闘は行わないさ。協力してもらうのはあいつの痕跡の捜索とすでに設置された扉の破壊だけにするよ。夜は絶対出歩かせない。これならどうだ」
「大丈夫です。無理はしません。せっかく助かった命を無駄にするのは俺も嫌ですから」
「・・・・そう。まぁ二人がお互いに納得してるならいいわ。でも、本当に危険は避けるのよ。絶対だからね」
「ああ、約束するよ」
イオはの言葉に濁りはなかった。本気で言っているのだろう。まぁ、でも実際。危険にまったく合わないなどということがあるとは思えないというのが正直な思いだ。何かしらあの化物との遭遇はあるだろうと思う。それでも出来る協力はしたいところなのだ。危険がそんなに恐ろしくないのは場の空気のせいと、まだその恐ろしさを良く理解していないからだろうか。
「それでも、今日はゆっくり休みなさい。行動するのは早くても明日からにするのよ」
「そうだな。まぁ、その体なら夕方には万全になってるだろうが。向こうが代わりの体を送るのも早くて今晩だろうしな。焦る必要はないだろ」
「そうか」
確かになにか頭も重いし、体にも違和感があるのだ。体が本調子とは言い難い。このいつもどおりに感じる体がもう人間でないなんてまだ実感がないが。
と、考えるのは自分のことばかりだったがふと思ったことがあり口にしてみた。
「イオはなんでアザムヤゼムを追ってるんだ。同じ魔族なんだろ」
「魔族にも色々あるんだよ。現界への侵攻の賛成派と反対派があって、私は反対派なのさ。だからあいつの邪魔をしてるんだ」
「そういうの聞くと人間と同じっぽいな」
「それよりお前、妙だとは思わないのか。あいつがこっちに来てることに関して」
「というとどういうことだ」
「魔族がこっちに来るには扉が必要だ。扉は元々あるものもいくつかあるが日本には2つしかなくてここからは遥か彼方の場所にある。つまり、そこから来たわけじゃない可能性が高い」
「どういうことだ」
「誰かがあいつを呼び出したってことさ。おそらくアザムヤゼムには現界の協力者が居る」
「人間が協力してるってことか」
「そういうことだ。そして扉を設置してるのは主にそいつだ。あの魔法陣は明らかに人間が作ったものだからな」
「じゃあ、そいつも見つけなくちゃならないってことか」
「ああ、私が追ってるのはそっちだ。アザムヤゼムを問い詰めてそいつの情報を吐かせるって寸法だ」
人間界にあんな狂った化物の協力者が居るなんていうのはひどい話だ。あいつの目的は世界の滅亡だ。つまり、その人間は世界を滅ぼそうとしているということだ。滅茶苦茶な話だ。そいつは明らかにまともじゃない。確かに一刻も早く見つけなくてはならない。
俺たちが追うのはアザムヤゼム、そしてやつと繋がってる人間。この二つを叩いて世界の滅亡を止める。いや、なんだかすごい話である。
「あんまり気負うな。今のペースで『門』を開くのに十分な数の『扉』を設置するにはあと半年はかかる。それまでに連中を見つければいい話だ」
「そういうこと。だから春田君が今日すべきなのはゆっくり休むこと。ところで春太君ご両親は? どうやって言ったものかはまだ考えてるんだけど」
「ああ、両親は死んでるんです。じいちゃんとばあちゃんに育てられて、高校に入ってからはこっちで一人暮らしです」
俺の両親は俺がまだ赤ん坊だったころ二人共事故で死んだ。だから顔もよく覚えていない。俺にとって親が居るとすれば母方のじいちゃんだった。
「それは・・・ごめんなさい。知らずにデリカシーのない質問したわね」
「いいんですよ。こんな境遇の人間そうそう居ないんだから気を使う方が難しいです。それに俺も親の顔は写真でしか知らないし。そんなに自分の境遇は気にしてないですよ」
「そう・・・・」
「いえいえ、そんな暗い顔しないでください。そうだ、ご飯の続きいただきます」
そうだった。まだ、ご飯を食べている途中なんだった。すっかりスープが冷めてしまっているが、俺は再びレンゲを動かす。冷えてもお粥もスープも美味かった。
「うん、美味しいです」
「うれしいこと言ってくれるわね」
涼子さんは笑った。眩しい笑顔である。
これからどうなるのかは正直さっぱり分からないが。なんともならないどん詰まりでないことは確からしい。楽観できる状況ではないが、悲観に囚われるほどひどい状況でもないようだ。美人のお姉さんがご飯を作ってくれる家でもう一晩ゆっくりできるというだけでもなかなか高校生が体験できないことだと思う。うん、とりあえず前向きに考えておこうと自分を奮い立たせ、俺はお粥と卵スープを完食した。俺の両親の話をしてからイオはなんだか目線を落としていた。
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