船上の相談

『だいぶ儲けたのか?』

『両方に武器を売り殺し合いをさせて、金をもうける

 ここで殺されても文句はないだろう』


そう話すモサカにドーゴは答えた

『まってほしい』

『家族をたべさせるためだったんだ』



ウドが話す

『ちょっとまて』

『あやまる事はない』

『ちょうどみんな集まっている』

『こぶしで話をつけてやる』

ウドは落ちていた棒切れを拾い、両手で構えた



ミナミの兵士たちが身構えた


オオカミ族の大きな女戦士ナミが立ちふさがった

『この船の上では、私が一番強い

 船の上では戦ってはいけない

 私の名のもとに船上不戦の誓いを守ってもらう』


ウドは答える

『それは、どうだろうか

 私のルールで決着をつけさせてもらう』

ウドはナミに棒を突き出したが、軽やかなにナミは避け

素早く槍でウドをたたいた


ウドは地面に倒れ

明かな力の差を感じた



船上の皆が、目の前でみたその強さに驚いた

ナミが話す

『モサカさん、

 なにも、足りていれば

 最初から争いを求める人はいません』

『みな、食べ物がたりず

 家族を助けたくて武器を作り、武器をもったのです』



モウカンは話す

『南の地方は豊かになりすぎたのではないですか?』

『私は、残された食料で皆が冬を越えるための話し合いがしたい』



それからモサカには、ウドやドーゴを責める事は出来なかった

ドーゴは泣きながら感謝した

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リアルけものフレンズ2 おむすびロコロコ @nobson50000

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