山の国のドーゴ
山の国に小麦を積んだ船が向かう
そして、山の国から船がつく
ドーゴが頼んでいた
新しい武器と、人が何人か乗っていた
武器は儲かる
鍋や鍬の比ではない
しかし、もっと武器を売らなくては
戦争なんていつか終わる
もう飢えるのはいやだ
頭を下げて鉄を売り歩くのはいやだ
船から降りてきた、山の国の人にドーゴはいった
「北と南の情報を常に知りたい」
「今も、モサカとウドには人をつけて、動向報告させている」
「新しくきた者には、カラとクラナの町へ、そして山の水源にむかって欲しい」
・・・
少し考えてドーゴはいった
「いや・・・」
「モサカが和平の使者を出したそうだ」
「捕まえて殺すのがさきだ」
いま、戦争をやめてもらっては困る
もっと、儲けなければ
山の国から飢えがなくなるほど、川の国が買えるほど儲けるんだ
「山の国は貧しかった」
「もう戻りたくない」
「北と南には戦争をしてもらわなければいけない」
「和平の使者を捕まえて殺そう」
「みなでやる」
「人殺しくらいなんだ、もう、ずっと戦争をやっているだ」
「ウドには武器をわたし、戦争を大きくしてもらわなければ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます