『節目』読了しました。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054883339357/episodes/1177354054883339369

著作:目様


 節目となった男の話。

 キャッチコピーから強い引力を感じます。節目となる、とはどういう事なのか。

 読了すると、キャッチコピー通りの物語ですが、壮大な真理に辿りつき、感動を覚える作品だと思いました。

 前半は改行や空白が少ないのですが、硬派な文章で読みやすく、ここぞという時に改行を効果的に使用していると感じました。『余』の尊大な一人称が御作を引き立てています。

 読んだ人はすべからく何らかの心の動きを感じると思います。


 一方で、私の読解力不足によるものですが、一読目で理解するのは難しいと思いました。もともと巨大な節目はあったはずなのに、ある晩に急にその節目と目があった気がするのはどうしてなんだろう、何がきっかけなんだろう、などと変な事を考えてしまっていました。たぶんきっかけは無く、突然気になったものなのかなと思いますが。その後の、生涯節目が気になる心理描写は力が入っていて、感銘を受けました。


 的はずれな事を申し上げたかもしれません。参考になれば幸いです。

 これからも執筆を頑張ってください!

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