客室の連なっている廊下は、ロビーとは打って変って明るく、私は安心した。窓々は殆どが割られているので風通しも良かった。私たちは客室を覗いて廻ったが、大したものはなかった。多くの部屋には畳が敷かれたままだったが、他には坐卓と坐椅子、鏡台ぐらいのものしか残されておらず、がらんとしていた。雨ざらしのカーテンはぼろぼろに破れ、硝子の割られた窓からの風に微かに揺れていた。

 しかし眺望の良さを売りにしていただけあって、窓から見える海の光景は素晴らしかった。目の前にはあおく深い色を湛えた海が、どこまでも遠く続いていた。浜辺には波が打ち寄せ、砂の上には松の枝葉の影が落ちていた。誰もいない忘れられた海岸は、静謐せいひつに満ちていた。自分の知らなかった場所に、こんな夏の景色があったのだと私は思った。真梨がいなければ、こんな風景を知ることも、一生なかったのかもしれなかった。

 しかし振り向くと、真梨は窓の外の明るい景色には目もくれずに、壁に凭れ、天井の不気味な染みを見上げていた。それでも「来てごらん、いい眺めだから」と私が呼び掛けると、彼女は素直に窓辺までってきた。

「ああ……綺麗な景色ね」

「ここまでやって来て良かったよ」

 私たちはそのまま、しばらく海を眺めていた。微睡まどろむような、穏やかな時間が流れた。私はしみじみと言った。

「ここには本当に、誰一人としていないんだね」

「ええ」真梨の声も微睡みの中にいるかのようだった。「まるで時が止まっているかのようね。……いえ、確かに止まっているのよ。ここは時の流れから取り残された場所なのよ。この海岸も、このホテルも……」

「こんなに荒れ果ててしまってはいるけれどね」私は笑った。「ここでも確かに、穏やかに時は流れているんだ。まるで時の流れが、東京とはまるで違うように思えるけれども」

「いいえ、私が言いたいのはそんなことじゃないの。そんなことじゃなくて、私は……」

 しかし言葉は続かず、真梨は考えにふけるかのように、中空に視線をさまよわせ、そのまま押し黙った。

 また静かな数分間が過ぎた。すぐ横にいる真梨の髪が、微かな彼女の身じろぎの度に、私の頰に触れた。優しく吹き抜ける潮風が、私たちの頰を撫でた。私は自分たちの今いる場所が廃墟であることすら、その時には忘れていた。

 ……私は言い表しがたい幸福感を感じていたのだった。ある瞬間、真梨の横顔を見た。視線を感じた真梨が、こちらを向いた。彼女の顔が眼前にあった。刹那、甘い衝動が私を貫き、痺れさせた。私は真梨の肩に手を置いた、そのまま彼女の体を引き寄せた……その唇に接吻した。

 真梨は大きく目を見開き、驚愕の表情を浮べたまま固まっていた。恐らく反射的に伸ばした手が、私の腕を軽く押さえつけていた。私はゆっくりとその唇を吸い、それから顔を離した。真梨は尚も茫然としていた。

 顔は熱く、胸は激しく動悸していた。期待に満ちて私は真梨の反応を待ったが、しばらく経っても彼女は表情を崩さず、ただ目を見開いて私を見つめていた。不安が一瞬、私の胸を通り過ぎた。

「真梨」と私が口を開いた瞬間、彼女は大きく顔の前で手を振り、私の言葉を遮った。遮りながら、早口で叫ぶように言った。

「駄目、駄目、駄目! ね、やめよう、こういうのは良くないよ。私、そういうのは苦手なんだ。ね、今のは忘れるから、なかったことにして」

 私は口を閉じ、黙り込んだ。体に満ちていた熱いものが忽ちのうちに蒸発していき、冷えていくのを感じた。それと共に淡い後悔が、私の体を包み込んだ。

「ごめんなさいね」それは明瞭な拒絶だった。

「いや……こちらこそごめん」

 気まずい雰囲気が漂った。私は自分の浅慮を悔やんでいたが、抑えきれない衝動に駆られたことは確かだった。それは私が見ないふりをしていた愛情の発現でもあった。何故彼女は自分を拒絶したのだろうか、と私は思った。様々な推測が脳裡を駆け巡った。しかし私はそれ以上、何も問いただすことはしなかった。彼女もそれ以上は何も言わなかった。沈黙が再び、私たちの間を支配した。

 その場の空気を打ち破るように、真梨が言った。

「ねえ、最上階まで行ってみない」

 勿論、私には異存はなかった。真梨の後について、私は再び廊下に出た。廊下の壁や客室のドアはあちこちが破壊され、壁にはペイントスプレーで、やはり多数の落書きがなされていた。殺伐とした若者たちの心が、ここぞとばかりに撒き散らされているのだった。ヤンキーや暴走族に出くわしたら堪ったものじゃないな、と私は考えたが、この時間帯はまず大丈夫とみていいようだった。館内には何の物音もなかった。

 私たちは階段を、最上階の五階まで上った。階段や手摺りは鳥の糞にまみれており、階を上るごとにその量は多くなった。鳩などの鳥が館内の随所、特に上層階に営巣しているらしい。鳥の糞が発するものなのか他の何かなのか、黴のそれと混ざり合った臭いがひどかった。壁紙は湿気を帯びて剝がれ、あちこちで垂れ下がっていた。真梨は時々立ち止まっては、その光景をカメラに収めた。

 それでもようやく五階へと辿り着くと、私と真梨は大きく息をついた。周りの構造は他の階とは異なっていて、客室が並んでいるのではなく、フロアは「展望レストラン」と書かれた看板の掲げられた部屋と、廚房、バーなどの幾つかに分れていた。光の通り抜ける廊下がないので、客室階よりも薄暗かった。

「ねえ、さっきから私がどうして廃墟に惹かれるのだろうかということを、真面目に考えていたんだけど」真梨は言った。「それはやはりこの場所が、もう人間の世界からは切り離された、つまり普段の私たちの生活からは全然別の空間であるからだと思うわ。でもそれだけなら、人の手の加わっていない山や森やらと何ら変りないでしょう。廃墟が特殊なのは、そこに嘗ては人間がいて生活をしていたのに、今ではもう打ち棄てられて、これほどに静かに、段々と自然に還っていこうとしている、という所よね……以前は人間がいた場所だからこそ、その静けさが強調され、そこに一層私は魅力を感じるのかもしれないわ」

「静かな場所が好きなんだね。人混みなんて嫌いだろうね」

「人混み? ええ、勿論。あんな場所にずっといるのは耐え難いわ。渋谷の駅前なんて、初めて見た時には逃げ出したくなったぐらい。見ているだけでも怖かった。あれほどの人間が一ヶ所に集まっているというのは、恐ろしいことよ」

 真梨はふとカメラを構えて、レストラン入口の脇に、打ち砕かれたステンドグラスが残り少ない光彩に日光を透かしている様子を撮影した。

「人間というものは集団になると、恐ろしいものに感じられるね」

「集団……。そうね、集団になると一層恐ろしいわね。でも私は、一人きりでいる人間でも怖いことがある」

「一人きりでも? 人間がそんなに怖いのかい」

 私がそう言うと、彼女は少しの間押し黙っていたが、やがて「そうね」と答えた。

「だって人間は、結局は自分のことしか考えていない生き物じゃない。結局は自分さえ良ければそれでいいのよ。そんなことを考えもせず、安直に人を信じていたお蔭で、私も随分とひどい目に遭ってきた。だから今でも人間を信用しないようにしているの。友達は多ければ多いほどいい、と皆は言うけれど、人付き合いなんて無理に広げなくていい。信用できる人だけに制限した中で、付き合っていけばいいと私は思っているわ」

 そこまで言うと、真梨は小さく溜息をついた。

「自分自身のことさえも、私は信じられずにいる。普段親しい人、自分にとってとても大事な存在だと思っている人から助けを求められた時、勿論助けてあげたいとは思うけれど、その時に自分の身さえも危うかったら、どうかしら。その時に自分の身を挺してでも、相手を助けられるかしら。そんなことを考えていると、所詮は自分も自分勝手な人間のうちの一人に過ぎないんだ、と思えてくるのよ」

 私は驚きに打たれてしばらく沈黙していたが、やがて言った。

「そうか、写真部の部員とも余り話をしないのは、そういう理由からだったんだね。でもあいつらは悪い奴じゃない、寧ろ気のいい連中だよ。……そうだ、君が最近、姿を見せないので寂しいと言っていた」

 真梨は一瞬、大きく目を見開いた。強い光がその目に輝き、そして忽ち消えた。私はその表情の変化を、期待を込めて見守ったが、すぐに表情は元に返り、自分に何かを言い聞かせるように、彼女は小さく首を振った。

「いい人たちだとは思うわ」と真梨は言った。「そう、いい人たちだと知ってはいるけれど……」

 私はやや辟易へきえきしていた。真梨の撮る写真にしろその言説にしろ、余りにもそれは、彼女の内部に潜む、暗い厭世的な想念を発露させ過ぎていた。彼女と自分は理解し合うことができない、と初めて私は実感した。それは恋を叶えられなかった者の、自分を納得させるための理由付けであったかもしれなかったが、この考えには私を安堵させるものがあった。

「人間って、何を考えているのか全く分らないものよね」

 真梨の言葉に、私は顔を上げた。

「さっきのこと、やはり怒っている?」

「さっきの……? いいえ」真梨は驚いた表情で言った。「別に、村井くんのことを言っている訳じゃないのよ。いいわ、もう、あのことは忘れましょう……」

 真梨は私から視線を逸らせた。彼女がその脳裡から、接吻の記憶を去らせたがっているのは明らかだった。私は改めて罪悪感を覚えたが、それと同時に、何か理不尽な仕打ちを受けたような腹立ちも感じていた。それは恐らく、こちらが一方的に抱いていた期待を裏切られたことに起因するのだった。しかし私はそれを抑え込んだ。

「……ここはどうなっているのかしら」

 真梨は「展望レストラン」と書かれた、半ば開いている硝子戸に近づいて、中を覗き込み、私に目配せをしてから部屋へと入っていった。

 私が後について入ってみると、レストラン内部の正面と右側の壁は全面が窓硝子になっており、日光が燦々と射し込んで明るかった。言うまでもなくその殆どが割られていたが、そのお蔭でここも、風通しは良かった。

 私たちは埃の厚く積もったテーブルや椅子の間を通り抜けて、窓のそばへと向った。テーブルはあちこちで引っくり返され、床に叩き付けられた皿やグラスの破片が、夥しく散乱していた。

 ……海は下の階の客室で見たよりも一層広く、一層遠くまでが見渡された。しかしそれは今、微かな哀傷と共に私の心を打つのだった。沖に、貨物船の白い姿が遠く見えた。空はより近くなり、夏雲は刻々と、その巨大な姿を変えながら流れつつあった。

 もう、彼女を廃墟へ連れていくことはないかもしれない、と私は思った。大きく息を吸って吐いた。ここを出たら、そろそろ帰らなくてはと真梨に言おう、と思った。そろそろ私たちは、元の人間たちの世界へと帰るべきだった。ここは余りに、物理的な意味でなくても危険な場所だった。私は真梨の写真をまだ撮っていないことに気付いたが、もうその気も失せていた。

「ねえ」不意に、傍らに立っていた真梨が言った。「見て、あれを」

 彼女の声は微かに震えていた。何か面白いものでも見つけたのかと私は思ったが、その声にはどこか異様なものが感じられた。顔を上げ、真梨の指差している方向を見た。

 真梨が指しているのは、眼下の景色ではなかった。私たちが立っている階の片隅、廚房の入口附近に、彼女の指先は向けられていた。そこは柱に遮られて、窓に近づくまでは死角になっていた場所だった。一体何があるのかと、私は真梨の背後から首を伸ばした。そして、薄暗い空間の片隅で揺れている、それの姿を見た。

 それは、石膏ボードが崩落して剝き出しになったコンクリートの梁から突き出た鉄筋に掛けられた、一本のロープから吊り下がっていた。ロープの先に作られた輪が、それのくびを強く絞め付けていた。両手はだらりと垂れたままでいた。足元にはレストランの備品であった一脚の椅子が倒れており、その前にはスニーカーが揃えて置かれていた。それが履いているのは灰色の靴下だった。上は黒いジャンパー、下はジーパンという服装で、その男は首を吊って死んでいた。顔は幸いなことに隠れて見えず、腐敗臭もまだしなかった。私はふと、自分が自動車を停めた空き地に置かれていた、一台のオートバイを思い出した。

 男の死体は何も語らず、ただそこにあった。まだそれほどの歳ではない、恐らく三十代辺りの年齢の男に見えた。それは悲哀に満ち、誰にも気付かれぬようなこんな場所で、寂しげに静かに、吊り下がっていた。よく見ると傍らの壁に、その新しさから辺りの景色から不自然に浮いて見えるリュックサックが、凭せ掛けるように置かれていた。中には遺書か何かが遺されているのかもしれなかったが、調べる気には最早なれなかった。

 私が最初に思ったのは、警察に通報しなくてはならないということだった。死体を発見した以上は、通報する義務があることは明らかだった。しかし私たちは不法侵入をしている身であり、そういった罪を問われることも覚悟しなくてはならない。実に厄介な事態になったと、私はポケットから取り出した携帯電話を握り締めながら思った。

 その時に真梨が、二三歩踏み出して、死体のすぐ側まで近寄った。ここからは陰になっていて見えない、その男の顔をじっと見上げた。私は止めようとしたが、無駄だと思い留まった。それよりも警察にどう説明するのか、考えることの方を優先すべきだった。

 特に物を盗んだ訳でもないのだから、説教程度で済ませて貰えるかもしれない、という期待はあった。しかし警察で穏便に済ませようとしてくれたとしても、所有者の意向次第で状況はまた変るのではあるまいか。この廃ホテルの所有者は誰なのだろうか。いい加減に面倒になってきた私は、見て見ぬふりをしてこのまま帰ろうかとも思い始めた。

「ねえ」真梨が突然言った。「どうしてこの人は、ここで首を吊ろうと思ったのかしら」

「誰にも迷惑を掛けずに死のうと思ったんだろう」何を言い出すかと思えばと、苛立ちを覚えながら私は答えた。「或いは誰にも死ぬ所を見られたくなかったのかもしれない。ここならば誰にも邪魔されずに、たった一人で命を絶ち、廃墟と共に朽ちていくことができるからね」

「そうかもしれないわね」真梨はこちらに背を向けたまま答えた。私は苛々と携帯電話をいじり廻した。名案は浮ばなかった。

 私は顔を上げ、そこにある男の死体を見た。それは陰惨だった。そして紛れもない悲劇の産物であり、私が人生において見ることを忌んできたものの全てを、結晶させたものであるかのように思われた。しかしそれは誰かが私たちに見せるために用意した見世物なぞでは決してなく、ごく最近までは確かに生きていた、一人の男の死の結果としてそこにあるのだった。

 私は彼がオートバイで疾走してきた距離を思った。彼もまた、あの海岸線の道路を走ってきたに違いなかった。それ以外に、この岬の先端のホテル跡に辿り着ける道筋はないのだから。それは昼だったのだろうか、夜だったのだろうか。私たちと同じように、あの碧い海の姿を視界の端に感じながら、ハンドルを握りアクセルを踏んで疾駆してきたのか。彼の背後には何があったのだろう。何が彼を死へと駆り立てたのだろう。彼が死を思うまでに至ったその光景を、私たちは知らない。

 ふと、こんな事態を招く一番の原因となった彼女のその背に、皮肉を浴びせてやりたい衝動に私は襲われた。叫ぶように私は言った。

「真梨さんは、廃墟は人間の世界から切り離された空間だと言っていたけれど、あれは誤りだったね。悩み苦しんだ人間がふらふらと迷い込み、首を吊ってしまうことだって有り得るんだ。毎日のように人が飛び込む、あの都心の電車と、ひいてはあの都市と、何ら変りないじゃないか。ここでも時は、決して止まってなどいない。僕たちの世界の延長線上に過ぎないんだ」

 そう言い切った私は、我知らず荒い息をついていた。束の間、荒々しい充足感が私の体を満たした。しかし相手は動じなかった。

「でも、この人のこの肉体からは、もう完全に悩みも苦しみも拭い去られているわ」真梨は死体の顔を見上げて言った。

「もうこの人はここにはいないのよ。ここに在るのは、ただの肉体だけ。そしてこの人を死に追い込むまでに苦しめていた様々なものも、最早ここには一つとしてないわ。今やもう、彼は何ものにも囚われていない。このホテルと同じよ……既にここでは、苦悩は全て過去のものになったのだわ」

 私は答えるべき言葉を見つけられずにいた。私の脳裡に、二重の廃墟の姿がぼんやりと浮んだ。そこに生きた人間の誰一人としていない廃墟、その内部の首吊り死体。そこからは確かに、私たちが普段生きている世界のあらゆるものは拭い去られていた。

しかしそれは、本来そこにあるべきだったものの全てが既に滅び去り、厖大ぼうだいな虚無がただその場所を領していることをも意味していた。それは恐ろしいほどに空虚だった。人生から遙かに隔たった場所、岬の果てよりも更に遠く冷たい所に、ただ一人取り残されたような孤独感に私は襲われた。

 彼女は廃墟と死体とに一つの人生の答えを見つけたのだろうか、と私は思った。しかしそれは本当に正しい答えなのだろうか。それによって彼女は、自身の幸福を見出すことができたのだろうか……。

 雲に覆われたのか日がかげり、海景は俄かに暗くなった。灰色の翼を広げて、窓のすぐ近くを一羽の海鳥が横切った。

 私は携帯電話を持った手をゆっくりと下ろし、静かに口を開いた。

「そうか……、君にとっての楽園は、全てが滅び去った廃墟だったのだね。君が求めている友人は、物言わず何も考えることのない死体だったのだね」

 真梨は答えなかった。こちらに向けられたままの無言の背は、同意を示しているようにも思えたし、否定を示しているようにも解釈できた。しかし私は最早、彼女の返事を期待してなどいなかった。何故なら彼女は、私の目の前にいながら、今や私から遙かに遠ざかっていたのだから。だから私はそれ以上何も言わず、警察に通報しようとしていたこともしばし忘れて、そこに立ち尽していた。

 しかしその時、真梨は死体から視線を逸らせて、私をゆっくりと振り返ったのだった。彼女の顔を見た私は思わず戦慄した。その表情は、彼女の背後に吊り下がっている死体と見事な対照を成して、瞬間、凄まじい気魄きはくをそこに現したのである。

 私を振り返った彼女は、すがすがしいまでの笑みを満面に浮べていた。それは不思議に神秘的で、まるで全てから逃れ去る道筋を見つけたかのような、そしてこの上もなく晴れやかな、明るい笑顔であった。


  ――二〇一七、五、二〇――

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終焉の地 富田敬彦 @FloralRaft

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