第2話 学園へと転入しよう!!

「えっと…ここ?」

「え?そうですけど」

私と、レイは余りにも大きい学園の入門前に立っていた。

「それでは行きましょう」

私は、レイの後についていく他なかった。

校舎の中は物凄くきれいでやはり未来感があった。

そして、職員室だと思われる部屋に入る。

「失礼します。今日から転入する泉田優衣です」

何だか、ここに入るとこう言わなきゃならないと思ってしまう。

「あ、こっちですよ」

と手を上げてそう言ったのは、教師と思われる者。

私とレイは、その教師がいるところまで行った。

「今日からよろしくお願いしますね。私の名前は杉田京子と言います」

「こちらこそお願いします」

すると、杉田先生は立ち上がり「こっちです」と私を教室まで案内してくれるらしい。


しばらく歩き、教室の前で止まった。

「ここです。私と一緒に入ってください」

「わ、わかりました」

同意し、先生が入るのを見計らい私も教室へと入った。

そこは、少し広くその中に40人ほどが座っていた。

「こちらの方は、今日から転入する泉田優衣さんです」

「よ、よろしくお願いします」

少し緊張したが言えた。

「泉田さんに質問がある方いませんか?」

転校生に対しての質問タイムが来た。はっきり言ってほとんど質問に答えられないだろう。なんせ、今から数時間前にこの世界に来たのだから。

すると、1人が手を上げ先生に指され立ち上がった。

「そこに居るのは、使い魔ですか?」

「はい。そうです」

答えられた。すると何だか教室全体がざわついてきた。不審に思いレイに聞いてみる。

「ねえ、私変なこと言ったかな?」

「いえ、行ってません。ですが、この世界では知ってると思いますが使い魔を持っているのは珍しいと言えます」

「あ、確かにそうだったね」

すると、次々に手を上げてきた。

「ランキングは何位ですか?」

「術式は同時に何重編めますか?」

などと言った。今の私に答えることは不可能な事ばかり聞かれた。

「それでは、ホームルームを終わります」

そして、ホームルームが終わり私は自由になった。しばらくして、1時間目が始まった。

1時間目では、来たばかりの私のために、0から教えてくれた。

「この世界では、魔法を使います。魔法を使うには、術式を編纂する必要があります。そして、術式で魔法陣を形成して詠唱します。

ランキング上位の人だと、魔法陣をインビジブルしたり偽造したり逆編纂で術式を把握し、破壊または書き換えられないようにする人もいます。それと、無詠唱で使う人もいますね。それでは質問がある人はいますか?」

私は、質問をしまくった。

「簡単に言うと魔法バトルは自分の術式をいかに隠せるかにかかっています」

それからも、私は質問をして魔法の事についてほぼ学んだ。

そして、学校が終わって学校から近い宿に入った。

「ねえ、思ったんだけどさ。私ってチート能力とかあったりする?」

するとレイは

「当たり前じゃあないですか!主人公はみんなチート能力持ちです!」

「まさかとは思うんだけど…術式が問答無用でわかり、書き換えようと思うと一瞬で術式を自由に書き換えられるみたいな?」

「そのとうりです!まさか、もう試したんですか?」

「えっと…そのとうりです」

肯定するしかなかった。

「この魔法学園都市は全ての物が魔法でできています。なので主の能力ははっきり言って…何でもできますね(?)」

「えっと…じゃあちょと魔法バトルしてみたいなんて思っているんだけど…駄目かな?」

「それでは、バトルフィールドに行きましょうか」

そう言うとレイは、私の手を引いてバトルフィールドへと案内した。

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