第8話 登校初日
担任の先生が、真美ちゃんを紹介した・・・
「今日から、新しい友達となる、佐竹真美さんだ。
みんな、仲良くするように」
「ハーイ」
生徒から、声があがる・・・
真美ちゃんがご挨拶することになった。
余計な事を言わないかと危惧していたが・・・
「初めまして、佐竹真美です。
このクラスの、佐竹ふみやくんの従妹です。
両親の都合で、今日からこちらに通う事になりました。
よろしくお願いします。」
誤解のないように説明してくれて、助かった。
女子は最初は思わしく思っていたようだが、後藤さんがとりもってくれて、
すぐに、打ち解けたようだ・・・
これで、学校生活は安心していいだろう・・・
しかし、男どもが僕のところにやってきった。
「紹介してくれ」
予想通りだった・・・
「すぐに仲良くなれるよ」
それだけ言っておいた・・・
案の定、すぐに仲良くなれた・・・
真美ちゃんは、男女問わず誰とでも仲良くなれる。
基本的には、嫌いな人はいないようだ
しかし、警戒心は強いようで、危ないと作動した人は、避けている。
そのおかげで、ナンパに会っても無視をしている・・・
(ボディーガードの必要はないな・・・)
それは、確かだろう・・・
真美ちゃんんは、何でもこなす・・・
文武両道だ・・・
「ふみやくん」
真美ちゃんが、声をかけてきた・・・
「校舎の中、案内して」
「後藤さんたちに頼めば・・・」
「ふみやくんが、いいんだもん」
「どうして?」
「従妹でしょ・・・それに・・・」
「それに・・・」
「私を自慢できるじゃない・・・」
よく言えばポジティブな子だ・・・
「わかったよ」
仕方なく案内することにした・・・
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