第7話 初めての学校

翌日、真美ちゃんと学校に行くことになる。

真美ちゃんは、まだ場所がわからないから、これは当然だろう。


「ふみやくん、どう?」

真美ちゃんが、制服姿を見せる。


男女共に、青いブレザー。

とてもすがすがしい・・・


もちろん、背広は男子は左前、女子は右前。

そして、男子はズボンで、女子はスカートの違いはある。


ネクタイは、共に赤。


「ここの制服のスカート、短いね」

「前は長かったの?」

「うん、ひざ下だったよ」

長いスカートは、珍しいかもな・・・


まあ、短いといっても、ひざ上5センチくらいだ・・・


ちなみにうちの高校は、比較的自由だが、

「女子の下着は、白であること」という、ふざけたのがある。

当然、靴下もだ・・・


でもわからないので、守っていない生徒も多い(と思う)


ちなみに男子は、靴下以外は自由。


「ふたりとも、朝ごはん食べなさい」

母さんの声がして、ふたりで食べる・・・」


「おばさん、私も料理したいんですけど」

「真美ちゃんには、家の手伝いは、してもらうよ」

真美ちゃんの、気をつかせないための、配慮だろう・・・


「じゃあ、真美ちゃん、そろそろ行く」

「うん、ふみやくん」

ふたりして出かける事となった。


覚悟はしていたが、周りの視線が痛い・・・

そんなに、珍しいか?


「ふみやくんと、同じクラスになれるといいな」

「後藤さんも、いるしね」

「ふみやくんは、優子の事好きなの?」

「うん。但しLIKEだけどね・・・」

「そうなんだ・・・」

気のせいか・・・ホッとした表情を浮かべていた・・・


学校に着くと、真美ちゃんを職員室に案内する。

先生に事情を話し、詳しい事はまかせることにした。


そして、自分の教室へと入った・・・

クラスメイトの視線がこっちに向く・・・


後藤さんが話したことは、すぐにわかった・・・

ただ、最小限にとどめておいてくれた事を願った・・・


そして、真美ちゃんが、このクラスでないことを・・・


でもそこは、お決まりなのか・・・

担任の先生が、転校生を連れてきた・・・


従妹の、佐竹真美ちゃんを・・・

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