ファイナルファンタジータクティクス

・製品情報

ハード:SFC

発売元:スクウェア

ジャンル:シミュレーションRPG

発売日:1997/6/20



・概要

 

 名作「タクティクスオウガ」のシステムと、FFのジョブチェンジが組み合わされた、FF初のシミュレーションRPG。

 ストーリーの骨子はタクティクスオウガに準じており、中世ヨーロッパ風国家の内乱に、身分と富の差に加え、民族や宗教などをからめている。


 シミュレーションRPGとしては簡単な部類に入る。

 ゲームに慣れていない人は序盤でつまずくかもしれないが、そこを越えれば難しくない。

 とくに雷神シドが加入した後は楽である。

 簡単すぎるので、彼は使わないことをお勧めする。



・思い出

 何はともかく、このゲームはラストシーン。

 冷静に考えてみると唐突かつおかしな点はあるのだが、そんな整合性はどうでもいい。

 実に私好み。


 主人公の属する名家ベオルブ家の没落と、親友ディリータの栄達の対比。

 黄道十宮と聖石の使い方。

 主人公の兄ダイスダーグの悪役ぶりをはじめとした、敵方の抱えているドラマ。

 などなど、世界観とストーリーが私に合っている。

 CDを持っているが、音楽もいい。

 あとはやはり、女騎士アグリアス・オークス。

 トレーディングカードとフィギュアを持っている。


 FFタクティクスでは、各キャラクターにシーフや黒魔導士のジョブが設定されており、戦闘で得られるポイントで、新しいジョブやアビリティ(能力・特技)を身に付けられる。

 終盤に主人公が「さけぶ」というアビリティを覚えるのだけれど、苛酷な運命に翻弄されつつも乗り越えようとする、彼の心情をよく表現している。


 だいたい私は、新作におもしろいゲームがないと、このFFタクティクスか、信長の野望・烈風伝もしくはチンギス・ハーンⅣに手を伸ばす傾向にある。


 FFタクティクスがシステムを利用した「タクティクスオウガ」もよく遊んだ。

 タクティクスよりゲーム性は高く、世上の評価はこちらのほうが高い。

 オウガは、ストーリーやキャラクターも重厚で隙がない。

 スーパーファミコンから始まって、各種のハードに移植されており、各ハードでやり込んだが、私の押しである主人公を溺愛する姉のカチュアのPSP版キャラデザが気にいらず、PSP版は長らく放置していた。



<次回予告>

 私は残りの人生をどのようなゲームに捧げるのか。

 2019年の上期はドラクエ・ビルダーズ2に、ありったけの時間をぶちこむのだろう。

 それでは、それまでの間はどのゲームで遊ぶのか。

 おそらく、今、遊んでいる、このやり潰した歴史シュミレーションゲームにちがいない。

 「ゲームに溶かした時間を求めて」最終回は、「チンギス・ハーン・蒼き狼と白き牝鹿IV」。

 君は、時の涙を見るかもしれない。

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