第二十七幕 史実を基にした絵本



 暖炉だんろの前で胡坐あぐらをかいて座り、悠真は炉室ろしつの部分をじっと眺めていた。

 焦げたあとのほか、まきの燃えかすが残っている。一見、普通の暖炉ではあった。

 悠真の視線を奪うのは、床の中央に埋め込まれた黒い物体――すすで手がよごれるためれられないが、薄い板にも見える黒い物体には紋章陣らしき刻印こくいんがある。

「さっきから何を見ているの、お前」

 エレアが悠真の隣でかがんだ。ふわりと風が流れ、はなやかな匂いが鼻腔びこうをくすぐる。

「ああ、いや。これって、暖炉だよな」

「暖炉以外の何に見えるのよ」

 苦笑するエレアに、悠真は炉床ろしょうにある黒い板を指差した。


「じゃあ、これはなんだ」

「何って……着火するための錬成具れんせいぐでしょう。こうやって」

 暖炉の端にある壁の部分にも、正方形の黒い板が埋め込まれてある。その部分に、エレアが指先でれるや、暖炉の中にある黒い物体から燃え盛る炎が発生した。

 勢いのある焚火たきびぐらいの火力になり、暖かな熱の流れを肌で感じ取る。

「うぉおおおっ?」

 悠真は目を大きく見開き、異世界の技術に驚嘆きょうたんする。

 エレアがまた壁にある黒い板に指先でれ、炎の発生を停止させた。

「お前、本当に記憶がないのね。こんなの、はるか昔から存在しているわよ」


 あきれ顔をしながら、エレアが半眼でにらんでくる。

 エレアの目許にある小さな黒子ほくろに、悠真は目を奪われながら問う。

「エレア、もうちょい聞いてもいいか? ここにある燃えかすって、まきとかのだよな。これだけでも充分じゅうぶん暖かいのに、どうして薪をくべる必要性があるんだ」

「そんなの、錬成具の消耗しょうもうを減らすために決まっているじゃない」

 納得した悠真は、腕を組んでうなった。

 暖炉と似た品々が、部屋にはまだたくさんある。日本にある文明品に負けずおとらず――一長いっちょう一短いったんはあると思うが、この世界のほうが進んでいる部分も多そうだった。

 悠真は立ち上がり、今度は天井をあおいだ。電灯と思われる物に指を向ける。


「あれは電灯だよな? あれが光る原理げんりってなんだ?」

 エレアも腰を上げ、腕を組んでから見上げた。

発光石はっこうせきって錬成具に、微量の電気を与えて光らせているのよ」

「一度発光したら、どうやって消すんだ? どれぐらいで使えなくなるんだ?」

 悠真の質問めに、エレアが戸惑とまどいがちに答える。

「冷却すれば、消灯するのよ。だから電気を発生させる錬成具と、冷気を発生させる錬成具を組み合わせて作られているわ。消耗は……錬成具の出来できによるわよ」

 日本と似た部分があれば、まったく独自どくじの発展をげているところもある。知れば知るほど、悠真はわくわくと心がおどる気分になった。


 あごを指ででてうなっていると、ふとした疑問がく。

「そもそもの話なんだが、錬成具って……いったいなんだ?」

 エレアのほおが、わずかに痙攣けいれんした。悠真は首をひねって回答を待つ。

「錬成具は錬金術師が作製した品々の総称ね。暖炉なら火、電灯なら雷と氷の属性があるわよね。例外を除けば、人は一つの属性しか持っていない。だけど、錬金術師は本来なら扱えない別の属性を、だれでも扱えるように道具として生み出しているの」

 悠真からすれば、それは至極しごく当然だと思えた。地球の人々は属性など何一つとして持たないが、科学の力で火も雷も氷も普通に使用している。

 ある意味、地球で物を生み出す人達は錬金術師なのかもしれない。


「もちろん、錬成具の出来は作製した錬金術師によるわ。凄腕すごうでの錬金術師であれば、至高しこうの品を作れるだろうけど、そうじゃなければ粗悪そあくひんも多くあるからね――ただ、錬金術の大陸と呼ばれる場所でなら、相当高水準な錬成具がおがめるらしいわよ」

「そんなのがあるんだな……つか、工場的なのはないのか?」

 エレアは少し困った顔をして、かすかにうめいた。

「私も、そこまでくわしくは……でも、その大陸には、大規模な工房があるって話よ。そこから他国に輸出して、資金を稼いでいるみたいね。あと、お前の指輪は――私の首飾りと同じで、その大陸で作製された錬成れんせい武具ぶぐだと思うわ」

「ああ、ピピンが結構いい代物つってたな。なるほど、なるほど……」


 不思議な力にあふれたこの世界には、不思議な力が込められた品物が多い。地球ではお目にかかれないような物が、きっとほかにもまだたくさんあるのだろう。

「エレア、いろいろ教えてくれて本当にありがとう。かなり勉強になった」

「え、ええ……」

 エレアにお礼を告げ、悠真は次に本棚の前まで歩み寄っていく。

 文字をまったく読めない悠真からすれば、これが残念ざんねんで仕方がなかった。

 この世界をより深く知るためには、やはり書物を読むのが近道だと思える。しかし一から勉強をするにしても、一朝いっちょう一夕いっせきでどうにかなるものでもない。

 適当に一冊を抜き取り、悠真は開いた。ミミズのような文字が散らばっている。


「これは、ずいぶんと古い書物ですね」

 今度はシャルがそばに立っていた。やや茫然ぼうぜんとした顔で、書物をのぞき込んでいる。

「あ、そういえば……方言ほうげんとか、国によって言葉が違うとかあるのか?」

 シャルが、どこか戸惑とまどった様子を見せた。わずかに銀色の瞳が泳いでいる。

「私には、わかりませんね。この大陸から出るためには許可証きょかしょうとかが必要ですので、私は取得ができないんです。それに、たとえ海を渡れたとしても……」

「あ、そ、そうか。そうだよな。うん。すまん」

 気まずい空気が広がる中で、悠真はシャルに謝罪した。

 あまり人と関わりを持たない――いや、持つのが許されない少女なのだ。


「方言のなまりならあるわよ。ただ、国によって言葉が違うのは場合によるかしらね。今話している言葉が世界共通言語だけれど、独自どくじの言語が発達した場所もあるわ」

 淡々たんたんとした口調で、紅茶をたしなんでいたアリシアが会話に参加してきた。

 今はさほど問題はない。だが、訛りがどういうものなのか、言語が変わった場合も翻訳ほんやくされるのか、これは実際に直面してみなければわからない点だった。

「悠真君は、アリシアのおっぱいが大好き。好き好き大好き」

「おい、やぶから棒になんだ? いやがらせか?」

 悠真は半眼でにらむと、アリシアが意表を突かれたように目を丸くした。

「今の言葉は、どこの国の言葉なんですか?」


 シャルが不思議そうに首をかしげていた。悠真も首を傾げ、眉間みけんに力を込める。

「驚いたわ。悠真君、私の育った大陸にある民族語が聞き取れるのね」

 アリシアが、強く感心を覚えたと言わんばかりの吐息をらした。

 これまでと違った、別の言語で喋ったらしい。いだいた疑問はすぐに解消できたが、まずい気もした。下手へたをすれば、自分が別の世界の人間だとばれるかもしれない。

 ゆっくりとエレアが歩み寄ってきて、悠真の手にしている書物のほうを見た。

「お前が持っている書物、闇の精霊王が活躍した法術戦争がつづられた書物ね」

 悠真は息を呑んだ。再び、書物に視線を落とす。

「少し聞きたいんだが、闇の精霊王の盟友めいゆう……そんな人の記述もあるのか?」


「闇の精霊王から寵愛ちょうあいさずかったとされる、名無しの男の話かな?」

 エレアが言った名無しの男――なぜ〝名無し〟なのかは疑問だが、おそらくそれが行方ゆくえ不明となっていた父親なのだろうと踏んだ。

 アリシアがカップを受け皿に置いたあと、座ったまま悠真のほうを向いた。

「名無しの男に関しては、闇の精霊王から寵愛を与えられた以外の情報が少なくて、学者達が数々かずかず提唱ていしょうかかげているわ。創作の人物ではないのか、あるいは――」

きり摩天楼まてんろう、その三代目の覇者はしゃではないのか、とね」

 アリシアの言葉を奪う形で、エレアが指を二本立てて割り込んだ。

「そういえば……初代の覇者がどうとか言ってたな。霧の摩天楼ってなんだ?」


「百年に一度、世界のどこかに巨塔が現われるの。選ばれた者は来訪者らいほうしゃと認められ、なんらかの試練しれんを与えられるのよ。そして試練を突破して最上を踏み締めた者には、その者の願いに呼応こおうした神々の品が一つ与えられるといったお話ね」

 エレアが満足げな顔をした。しかしアリシアは、困り顔をしている。

「千年も昔の――ご先祖様のお話ね。霧の摩天楼と呼ばれる不思議な塔をおとずれたわ。与えられた試練を突破し、今も展示される一つの指輪を授かったの」

 シャルが一歩進み、可憐かれんな声をつむいだ。

「私も書物での知識ですがぞんじております。本人以外には扱うことができない覇王の指輪ですよね。その指輪で、一から帝国を築き上げられたと書かれてありました」


「他の諸国しょこくにまではあまり伝わっていないのだけれど……厳密げんみつに言えば、ご先祖様が建国したのではないわ。元からあった国を、その力で奪い取ったのよ」

 シャルとエレアが同時に、驚きの声を重ね合わせた。

「もともとは魔人まびとぞくが住まう国だったわ。それをご先祖様の勝手な理由で奪い取り、人間族のものとしてて、帝国にまで発展させたのが真実ね」

 妙に重苦しい沈黙が、場に落ちた。

 一同の顔を順々に見つめたのち、悠真は何げない気持ちで質問する。

「魔人族って言うぐらいだから、悪い怪物とかそんなんだったんじゃないのか?」

 あわてた様子のエレアが目をき、悠真を振り返った。


馬鹿ばか! 獣人族じゅうじんぞく爬人はびとぞくと同様、魔人族はれっきとした人よ」

「エレアノールさんの言った通りね。彼らは、彼らの生活をいとなんでいただけ。決して戦争の状態にあったわけでも、世界を手中に収めようとしていたわけでもないわ」

 アリシアの声はえない。ひど沈痛ちんつうな雰囲気に満ちている。

 おそおそるといった様子で、シャルが問いを口にした。

「歴史書では、滅亡をくわだてた悪徒あくと討伐とうばつつづられた部分もありましたが……?」

 アリシアは首を横に振り、重みのある吐息をらす。

「いいえ……それが、書き換えられたにせの歴史なのよ。まあ、だから今もマルティス帝国と魔人族との間には、深すぎるみぞがあるの」


 シャルとエレアは、唖然あぜんとした面持ちで固まっていた。

 表情がこおりついた二人を眺めながら、悠真はカフェでの記憶を静かに振り返る。

 アリシアからすれば、悠真の存在が不可解に感じたからこそ近づいた――これは、本人が告白した通り嘘偽うそいつわりのない真実なのであろう。

 しかし話し相手が欲しいと願っていたのも、おそらく本音ほんねであったのだと思える。何事も上手うまくいかないと言っていたのは、魔人まびとぞくに関しての話だと推察した。

 もしかしたら、少し前に顔を暗くした正体しょうたいにもからんでいるのかもしれない。

 悠真は全員の顔を、ゆっくりと見回した。この場にいる誰もが、それぞれのなやみをかかえて生きている。住む世界が違ったとしても、そこに変わりはないのだ。


 気を取り直したように、アリシアの表情が柔らかいものに移り変わる。

不治ふじやまいわずらった大切な存在を救うため、三人目の覇者は秘薬を願ったの。世界を渡り歩いていたのに、彼に関しての情報は極わずかしかなくてね。ちょうどそのころに法術戦争が起こったものだから、名無しの男と同じ人物ではないかって話なの」

(親父が覇者、か……)

 情報が少ないのなら、あれこれ考えたところで答えが出るわけでもない。少しずつ調べていけば、いつか辿たどりつけるときがくると考え、元の場所に書物を戻した。

 不意に、真っ白な背表紙に目が奪われる。ほかと比べ、厚みがなくとても薄い。

 手に取って適当に開くと、児童向けの絵本だとすぐにわかった。


 児童向けらしくかれた男と女の絵は別として――悪役と思われるほうはなぜか、目を疑うほどにリアルさが追及されている。謎の仕様しように、悠真は戸惑とまどうほかない。

 そばに立っているシャルが、もじもじとした仕種しぐさをしているのに気づいた。

 気まずそうな表情をしており、悠真はどう対応したらいいのか少し困る。

「ど、どうしたんだ、シャル?」

「そ、それは、光の聖女の童話ですね」

「これはどういう話なんだ? 絵はわかっても、文字が俺にはわからない」

 エレアの不敵な笑い声が耳に届く。

「光の聖女の話なら、子供のころに穴があくほど読んだ私が説明してあげるわ!」


 意気いき揚々ようようと近づいてきたエレアが、悠真から白い絵本をさっと奪い取った。

「こほん……ある日、悪神あくじんと呼ばれるわざわいが世界におとずれました」

 エレアが絵本を開き、まるで紙芝居みたいな形式で語っていった。そこはかとないなつかしさにつつまれながら、悠真は黙って彼女の話に耳を傾け続ける。

 人類の滅亡をたくらんだ悪神の前に、一人の心優こころやさしい勇敢ゆうかんな者――勇者が現れた。

 まだ十代と若い勇者はたゆまぬ努力を重ね、ついに悪神と対峙たいじするまでに至る。

『なぜお前は、世界の滅亡を企む。なぜお前は、人々から幸せを奪うんだ!』

『お前達人類は、世界のためにはならない。だから一掃いっそうしてやるのだ』

 悪神の思想しそうに納得できるわけもない。勇者は、人類をまもるためのやいばかかげた。


 幾日いくにちにも渡る激しい戦いのすえ、力がおよばず勇者は敗北して地にしてしまう。

「そんな勇者に、悪神は『お前に一つのろいを与える。その目で見ているがよい』と、何も変化の起こらない謎の呪いを与えました」

 敗北に絶望した勇者は、おのれの無力さを知る。心が折れ、立ち上がれない。

 諦めかけた勇者の前に、一人の可憐かれんな少女が天より舞い降りる。

 黒い髪と瞳を持つ彼女は、神のつかいとされる光の聖女であった。

「自らを光の聖女だと名乗った少女は『共に、世界を救いましょう』と告げました。勇者は己をふるい立たせ、悪神との戦いに再び身を投じる決意を固めたのです」

 戦乱の世界へ戻った勇者は知る。悪神にもまた、一人の少女がそばに立っていた。


 銀色の髪と瞳を持つ、光の聖女とついをなす存在の禁忌きんきの悪魔だ。

 そこまで話を聞き、悠真はシャルを盗み見る。整った顔に影が差していた。

(光の聖女と禁忌の悪魔、か……)

「身も心も傷つきながら……勇者と光の聖女は人類の幸せを願って戦い続けました。その想いが、悪神と禁忌の悪魔を討ち果たすまでに導いたのです。地にした悪神は絶命ぜつめいする寸前にわらい、ただ一言『見ているがよい』とだけ言い残して沈黙しました」

 こうして世界は救われたかに見えたが――それはつかの間の安息あんそくでしかなかった。

 悪神討伐とうばつで一丸となっていた人類が、今度は人類同士で争いを起こし始めたのだ。大人の事情を引き金にして、どこも凄惨せいさんな事態へとおちいっていく。


 世界を救った勇者は、人類同士のみにくい戦争を止めようと叫んだ。

 しかし戦火は収まるどころか、さらに勢いを増して燃え盛った。悪神の『人類は、世界のためにはならない』といった言葉を、勇者は思いださずにはいられない。

「勇者の中にひそんでいた、何も変化の起こらなかった呪いが、ついに発動しました。それは……人類に対して絶望した瞬間に発動する、悪神と呪法じゅほうだったのです」

 破壊はかいしんとまでちた勇者の前に、苦楽くらくを共にした光の聖女が再び姿を現した。

 われを忘れ、心を失ってしまった勇者の姿に、光の聖女は静かに涙を流す。

 心優こころやさしかった勇者に戻ってもらおうと、光の聖女は一つの秘法をもちいる。


「自らの命を対価としたその秘法は、見事に勇者を優しかった青年へ戻したのです。けれど、地に伏した光の聖女の亡骸をかかえ、勇者は声がかれれるほど泣き叫びました。はたから眺めていた人類はやっと醜い争いをやめ、あやまちを心よりじたのでした」

 エレアは満足そうに、汗でれたわけでもないひたいを手の甲でぬぐい捨てた。

 場に――静寂せいじゃくが広がっていく。

 自然と、悠真は重みのある沈黙を破る。

「いや、待て待て待て。その後、勇者はどうなったんだ」

「聖女によって救われた命を、今度は自らの手で奪い取ったわ」

 ぎょっとした悠真は、事もなげに告げたアリシアを見る。


「童話となっているのだけれど、これは紀元前の歴史をもとにして作られた童話なの。二人の行くすえを見守っていた人々の前で、彼は一つの言葉を残して自決したわ」

 アリシアの言葉を補うように、次いでエレアが声をひそめて続けた。

「光の聖女と平和になった世界を、共に歩みたかった……ってね」

 なんとも救えない話に、せつなさが悠真の胸につかえる。

 地球も異世界の歴史も、やはり戦争はこころよくないものだと痛感させられた。

 心持ち重苦しくなった雰囲気につつまれ、悠真は本棚を振り返る。

「さて、次はどれを読んでもらおうかな」

「お前、自分で読めるよう、ちょっとは勉強しなさいよ」


 声を意識的に明るくした悠真に、エレアが声を低くして正論をぶつけてきた。

 悠真は苦笑で誤魔化ごまかしておく。

「あの、私でよければ、多少は教えられると思いますけど……」

「マジか。ありがたい! 頼むぞ、シャル」

 にっこりと笑ったシャルが、女神のような顔をして首をかしげた。

「しっかり体を休めてからにしなさいよ。部屋は全員分用意できているから」

「おお、それもありがたいな」

 アリシアに、悠真はうなずきで応じた。つかの間の休息になるのかもしれない。

 この時間を大切たいせつに満喫しようと、悠真は心から思った。



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