出陣と戦闘


屋敷へ戻るとそこには、ガリム率いる魔物の軍勢が各々の準備を整え、整列していた。


「主様。出陣の用意が整いました」


「おう、終わったようだな。今回は救出作戦が主だが、できれば潰してきて欲しいという任務だから、風龍達に輸送を任せお前達が潰してくれればなんとかなりそうだ。」


「そうおっしゃると思いまして、火力の高く、なおかつ結界を張れる軍勢を用意致しました」


そう言い、ガリムが連れてきたのは

地上部隊はシャドーホース、シャドーナイト、シャドーアサシン、ミノタウロス、サンダーフェンリルで

連絡要員として、念話を使えるトカゲのハテが俺の肩に乗っている。

今回は他の砦から牧場を攻められるという可能性も高い為、ほとんどの主力を置いてきたらしい。まぁこっちは魔法ぶっぱなせばどうにかなるし、あっちの方が大事だからこれでいいだろう


「よし、そうと決まれば突撃したいのだが、風龍はどうするかな?」


「後から合流するそうです」


「ならもう行くかー!皆の者ー!出陣だァァァァァァ!!!」


そう言い放ち、シャドーホースに跨りアルグルドを目指す。


2時間ほど走り続けるとそこには、鋼鉄の魔城の如くそびえ立つ砦が見えてくる。そしてその下には、臨戦態勢をとるアンドロイド約1000体の姿がある。ちなみにこちらの軍勢は5000

それも、まぁまぁ火力のある軍勢の為

押し負けることはないだろう。万が一負傷した際には、強制転移させ治療できるように魔法を施しているし死ぬことはないだろう。


「さぁ。お前ら!狩りの時間だ!思いっきりやってやろうじゃねぇか!」


ウォォォォォォォォォォォォォ!!


雄叫びをあげ、両者がぶつかり合う。


「ギギギ。ココハ、トオサン」


キィーン。ギュガガガガガガガ!!


そんな奇妙な機械音を放ち、弾丸が発射される。だが


「うるせぇ!邪魔だコルァ!」


次々と発射される弾丸をできる範囲でヤマタノオロチを使い撃ち落としていく。そして


ギィン!バチバチバチバチ


首から下をデッドストライクで刈り取る。この殺し方と黒ローブのせいで死神の御子なんて2つ名が付けられている。まぁ悪い気はしないが


[主様!お待たせ致しました!風龍です!]


[同じく木龍でござる!助太刀が遅れて済まなかったでござる]


おっ?ようやく到着したようである。


「んじゃあ!そろそろ突撃しますか!」


「主様!今です!突撃してください!あとは頼みました!」


「おう!行くぞ風龍よ!」


[了解致しました!行きましょう!]


そんなこんなで砦の最上階へと突撃する。

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