第5話 これも恋
四葉が、僕のパソコンに来てから。一週間が経った。
完全になじんでしまった。
「四葉」
「何?雅昭くん」
「君は、歳はとるの・・・」
「この私は、プログラムだから取らないよ。永遠の美少女」
自分で言いますか・・・
「期間は無期限って本当?」
「うん」
「お金はいらないって、本当」
「うん本当だよ。」
「やっていけるの?」
「平気」
「ならもし、80年このままだったら・・・」
「君はおじいさんになるけど、このままだよ」
そうか・・・えっ・・・
「でも、パソコンを買い替えたら・・・」
「最初メアドだけは、入力したでしょ?」
「うん」
「パスワードがあるはずだから、それを入力してくれたら大丈夫」
「怪しくない?」
「大丈夫だよ。安心して」
最初のアンケートの時点で、僕は不安症だという事はわかっているようだ・・・
四葉も知っていて、優しくなだめてくれる・・・
「それから、パスワードと一緒に、ここのURLもあるから、
そこに相談してみてね」
「うん」
後で、調べておこう・・・
「雅昭くん」
「何?」
「一週間経ったけど、私のことはどう?」
「どうって?」
気にいってくれたかってことだろう・・・
「好き?」
「ああ」
「本当に?」
「好きだよ」
「じゃあ、まだいてもいいんだね」
「うん」
「ありがとう。私も大好き」
これも、恋なのか?
いや、まだわからんな・・・
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