断りの理由を聞いてくる人に良い人はいない。
ちょっと過激なタイトルですが、言いきってしまいましょう。
婚活サイトやパーティーで出会い、その時は意気投合したものの、実際二人で会って話をすると合わなかったなんて事は星の数ほどあります。いや、たった一人を選ぶのですから合わない事が当たり前、それは婚活男女お互い様にあります。それでお断りをするのですが、その時、たまに「理由を教えてください」と言う人がいます。
こういう人に良い方はいません。二度言いましょう。いません。
これは今までたくさんの人と会って来たので自信をもって言えます。良いなと思った人はもちろん、一般的な良識を備えた人で理由を聞いてきた人はいませんでした。実際に理由を聞いてきた人は2、3人くらいしかいません。そう言うお前はどうなんじゃいと言われそうですが、お断りされても理由を聞いた事はありませんし、そもそも聞こうと考えた事がありません。
なぜかって、断る側の気持ちになってみましょう。理由を正直に言うなんて言いづらいに決まってるじゃありませんか。まず生理的理由は言えるわけがありません。
口臭が気になるとか、太めの人は苦手で、とか、歯並びが悪い人はどうも、と言うずばりダイレクトなものだったり、もっとうっすらした理由で、そもそも好みの顔ではない、なんとなく好きになれない容姿である、なんて「言えるわけがない」でしょう。
また、自分の希望で公に言えない事もあるでしょう。絶対子供が欲しいから若くて健康な人がいいとか、自分の稼ぎが頼りないから高収入の人がいいとか、田舎は嫌だから都会の人がいいなんて言うのもあるでしょう。
他に、結婚はお互いの家族の事がありますから、「家族の問題で」という事もあり得ます。親の面倒を見てほしいから長女は避けているとか逆に長男はだめとか、婿養子は嫌などなど。
要は、「相手を嫌な気持ちにさせる」から言いたくないんです。
言えない理由があるから言わないけど、そんな事子供じゃないんだからわかってるよね。この一文でわかるよね、空気読んで!という意味で「ご縁がありませんでした」で男も女も済ませるんです。
確かに、恋愛で何年も付き合って別れるとなれば、「何で」と聞きたくなるのは当然でしょう。しかし婚活は別です。1回、2回会ってナシとなるのは当たり前の事ですし、それで理由を求めると言うのも乱暴な話です。相手が自分と結婚するのに合っている相手かどうかを、きわめて短期間で見極めるのが婚活であり、短期間だからこそお互い一人でも多くの異性と会うため、別れの時は時間をかけていられないんです。お互いに、ご縁がありませんでしたね、で理由にはそれ以上深入りせず、気持ちよく分かれて次に切り替える。それが婚活のマナーの一つです。
それが分からず、理由を聞いてくる人はプライドが高い人が多いです。実際に見た目は普通の人が多かったので、本人は何故!?と思うのかもしれません。そういう人は話すと性格に難がある人が多かったのですが、あなたの性格に難があるなんて口が裂けても言えるわけないじゃないですか。
ここで一つ、そうなってしまった場合の具体的なアドバイスをしましょう。
「理由を教えてください」という人はプライドが高い人が多いので、正直に理由を言うと怒られると思います。実際にした事はありませんが、ネットでそういう体験談はよく見かけますので、絶対に本当の理由は言わない事がポイントです。また、プライドが高いので、こちらがへりくだって相手を立てた文章にすると円満に別れられます。腹が立つ相手でも、決して怒りのメールで何往復も互いにやり取りしてこじらせてはいけません。相手がストーカーになっては厄介です。こちらは大人の対応で1回で終わらせましょう。
・「申し訳ございませんが」または「申し訳ございません」を使い、
・相手の欠点を絶対に指摘せず、文章は簡潔に(〇さんは良い方なのですが私とは合わないと感じました、など、ぼんやりと拒否する)
・これで終わりと分かってもらうため文章はしっかり締める
(この度はありがとうございました、など完結系でばっさり終わる)
・それでもしつこくメールが来る場合は、即着信拒否するか、気になるなら1度だけ「この度はすみませんがご縁がございませんでした」など1文章のみでメールし、直後に着信拒否(電話番号を知っていたら念のためそれも着信拒否)設定をしましょう。
実際には婚活と言う場で、且つ長いお付き合いや大変親密なお付き合いをしていたわけでもない場合、常識的、良識がある大人は断り理由は聞きません。お互い様ですから。理由を聞いてくる人も数は少ないので、前述した大人の対応をしたら次に気持ちを切り替えていきましょう。
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