第2話 非日常
雛本(ひなもと)まみ
みかけは、20歳の女性
天真爛漫で癒し系、そして積極的。
さそり座のA型
趣味はスポーツというアウトドア派。
特技は料理・・・
・・・という設定・・・
言っておくが、プログラムでも2次元でもない。
幽霊でも、イマジナリーフレンドでも、アンドロイドでもない。
目の前に存在する・・・
でも、彼女は人間ではない・・・
そう、まみは・・・
リャナン・シー
アイルランドの妖精・・・
その姿は、美しい女性の姿をしており、愛する男性の前にしか、
その姿を現さない・・・
僕は、彼女に出会ってしまった・・・
彼女仁愛された男性は、後世に残る詩を残すことができる。
但し、命と引き換えに・・・
だが僕は、それを受け入れた・・・
ただ、だらだら長く生きるくらいなら、短くても太いほうがいい・・・
そう願った・・・
「塁さん」
「えっ」
「塁さんが、つけてくれた、雛本まみ、私好きです」
「いいえ」
夢を見た・・・
それが、はっきりと夢と自覚が出来た・・・
その夢の中で、道を歩いていた・・・
別れ道に、差しかかった・・・
ひとつは、細くて長く、先が見えない・・・
もうひとつは、太く短く、もうゴールが見えている。
迷いはない、太く短い道を歩く・・・
その向こうには、彼女がいる・・・
それだけでいい・・・
チュッ
「えっ」
「さすがにキスだとすぐ起きますね」
「ああ」
「嬉しいですか?」
「とても」
「感激です」
リャナン・シーは、吸血鬼・・・
まみのキスは、僕から血を吸うひとつの儀式・・・
それでもいい・・・
まみさえいれば、何も要らない・・・
「さてと、今日も書くか・・・
後世に残るであろう、詩を・・・」
まみ 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます